ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

3大皮膚病の1つ「白斑」 突然皮膚に白いまだらが出来た時の対処

  • ガジェット通信を≫


老若男女に関係なく、ある日突然、身体のあちこちで皮膚に白い斑が現れるのが
尋常性白斑、通称白斑と呼ばれるものです。 この白斑について、症状、原因、治療法、そして予防法などについて解説していきます。

要チェック項目

□3大皮膚病の1つで、老若男女誰でも起こりうる皮膚病である □原因・予防法・治療法がいまだ確定されていない □感染することはないが、家系内で遺伝する可能性はある

え、ここだけ白い? 白斑が起こるメカニズム

人の皮膚の色は、皮膚に含まれる色素の量や種類のバランスで決まります。よく耳にするメラニン色素というものが主な色素で黒褐色をしています。そのメラニン色素が多い人ほど肌は濃い褐色になります。 美容の面では、メラニン色素はシミやくすみを誘発するのですっかり嫌われていますが、健康面では紫外線から皮膚を守ったり、皮膚癌や老化を防いでくれる、ありがたい存在なのです。 健康な人の肌の色は全体的に均一な色をしています。これは皮膚の表皮と呼ばれるところにある「メラノサイト」の働きで、肌の色が均一に保たれているためです。 ところが、皮膚の一部のメラノサイトに異常が起きると、そこだけメラニン色素が作られなくなります。その結果、その周辺の肌色より色の薄い白い斑点ができてしまい。これが白斑が起きるメカニズムです。

白斑の原因はまだはっきりわかっていない?

白斑には先天的なものと後天的なものがありますが、圧倒的に後天的に発症するケースが多いので、ここからは後天的な白斑についての説明を行っていきます。 まだ明確な治療法が確立していない白斑。現在も原因がはっきりわかっていないのです。 白斑の原因として言われているものに、自己免疫説と神経説の2つの説があります。

自己免疫説

自己免疫とは、本来は外部から身体に入ってきた病原菌をやっつけるための免疫機能が何らかの原因で自分自身の身体を攻撃するようになり、様々な病気を引き起こしています。 この自己免疫の原因もはっきりとしていないのですが、自己免疫がメラノサイトを攻撃メラノサイトがなくなってしまい、白斑が発症するのではないかと言われています。

神経説

ストレスや疲れが原因で自律神経のバランスが崩れ、自己免疫に異常が起こりやすくなります。自己免疫に異常が起こることで、白斑を発症してしまうという説です。

遺伝説

家系内に白斑を発症した人がいた場合に発症するケースがあります。

白斑の病型は3種類に分類できます

未分類型

1個~数個の白斑が狭い範囲に集中して現れます。発症原因は白斑部位への機械的な刺激や皮膚の炎症の場合が多いです。又、精神的ストレスや肉体的ストレスがきっかけとなって発症する事も多いです。

非分節型

身体のあらゆる場所に白斑が現れます。狭い範囲に集中して白斑が発症している最中に、メラノサイトを自己免疫が攻撃し、全身のメラノサイトが破壊されることで、全身の皮膚に白斑が生じるタイプです。

神経分節型

皮膚の神経に沿って白斑が発症するので、身体の片側に白斑が現れた場合には、白斑部に白毛を伴うことが一般的に多いです。 汎発型に比べて治りにくい傾向にあると言われています。原因は不明ですが、自律神経の異常に関連があるという説があります。

進行が早い白斑、早期治療で進行を抑制せよ!

白斑の多くは進行性のものです。発症してしまったら、身体のあらゆる場所に白斑は増え続け、広範囲に広がっていきます。 数が多く増え、広範囲に広がっていくようになるとしだいに左右対称に分布していくケースが多いようです。 万が一白斑を発症してしまったら、躊躇せずに、早めに専門医に相談・受診しましょう。早期の治療が重要です。なるべく早いタイミングで専門的な治療を受けましょう。

現在行われている効果がある白斑治療とは

白斑のはっきりとした原因が特定できないため、治療法にも確立しているものはありません。その中で現在行われている治療の中の、症状に効果があるものをいくつかあげていきます。

ステロイド外用療法

白斑が発症してしまった場所にステロイド外用薬を塗って治療する方法です。治療の推奨度も高いとされています。

ナローバンドUVB照射療法(狭い域への中波長紫外線照射療法)

保険適用の治療法で、効果が期待でき、治療後の遮光も必要が無いとされているので、紫外線療法の中では推奨されている治療法です。 また、10歳以上の子どもや妊婦でもこの治療は可能といわれていて、ビタミンD外用薬との併用でより一層の効果が期待できます。 但し、欠点として、手足の患部へは効果の期待が薄いと言われています。

白斑は誰でも発症する可能性がある

白斑は誰でも罹る可能性があります。 万が一罹ってしまっても、他人に感染させたり、痛みが伴ったり、命を脅かすことはありません。 しかし、完治することがないので、一生この病気と付き合っていかなくてはなりません。 皮膚の色が濃い人ほど、発症した場合は目立ちますが、皮膚移植やカモフラージュメイク療法といった生活の質を上げることを目的とした対処療法もありますので、悲観的にならないよう心がけましょう。 (監修:Doctors Me 医師)

関連記事リンク(外部サイト)

注目の「まだら肌」モデルの「尋常性白斑」とは?
メラノーマはほくろによく似た皮膚がん!3つのタイプを知っておこう
放置するとニキビ跡に…。美容皮膚科での背中ニキビ治療

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
Doctors Me(ドクターズミー)の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP