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栗原 類さん・発達障がいと向き合ってきた母との道のり

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「ネガティブすぎるイケメンモデル」というキャッチフレーズで人気沸騰、モデル・タレント・俳優として活躍する栗原 類さん。昨年、テレビの情報番組で「発達障がい」であることを告白し、話題になりました。
そんな栗原さんが、10月に自伝本『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』を出版。ご自身のことや、お母様とのかかわりについて語ってくれました。

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「人と少し違う」気づき始めた幼少期

「発達障がいの特徴は人によってさまざまですが、僕の場合はすぐに忘れてしまう、こだわりが強い、感覚が敏感…などがあります。僕は発達障がいであることを小さいころから知っていて、SNSなどでは言っていたんです。情報番組出演後『カミングアウトした』と言われましたが、僕自身は出演に抵抗はなかったし、むしろみんな知っていると思っていました。だから、その反響の大きさに驚きました。とくに発達障がいのお子さんを持つ親御さんから、『勇気をもらった』などとたくさんの声をいただきました」

「ドリー」に共感した8才の僕

「僕自身が発達障がいと知ったきっかけは、8才のときに見た映画の『ファインディング・ニモ』。その中ですぐに物事を忘れてしまうドリーというキャラクターがいるんですが、鑑賞したあと母に『ドリーって面白いね』と言ったところ、母から『あんたもそうなんだよ』と返されて。実は母はすでに、小学校の担任から指摘があり、僕が発達障がいだという専門家からの診断を受けていました(このとき母自身も発達障がいと診断されたそうです)。だから、いつそのことを僕に伝えるか、機を見ていたそうです」

人と違う面が見られた保育園時代

「母に聞くと、僕は小さなころから“人と違う”面があったようです。たとえば、1才すぎて入ったアメリカの保育園で、泥や粘土遊びの感触に衝撃を受け、まったくやらなかったり、園児たちが“大きな声で元気に歌う”声に耐えられなくて教室を飛び出したり。母は保育園の先生から『情緒がない子』『類くんだけ○○ができません』などと言われてつらい思いをしたそうです。でも、僕が母から『どうしてできないの?』と言われたことは一度もありません。母は海外での暮らしが長かったためか、『人は十人十色』という考えで僕に向き合ってくれたんです」

早く診断されたから、早く弱点も克服できた

「それ以来、母は僕の弱点やその対処法について、僕に何度も何度も繰り返し伝えてくれました。また、脳が疲れやすい僕のために生活リズムを整えてくれたり。感情を表情に出しづらい僕に、うれしいと思ったとき、感謝の気持ちなども『言葉で伝えるんだよ』と教えてくれました。僕が今、モデルや俳優などの仕事を続けられるのは、母や主治医、友人たちの理解のおかげだと思っています。何より母が、何か人から言われても『それも類の個性』と戦ってくれたことがとても大きかったです」

発達障がいと診断されるのは、怖いことではない

「この本を出版するにあたって、僕は昔のことを忘れていることが多いので、母からいろいろなエピソードを聞きました。これまでのことをつづり、母には『本当に苦労をかけた』と思うと同時に、『ありがとう』という思いが尽きません。もしお子さんが『発達障がいかも』と思ったら、早めに診断されるほうがいい。不得意なことは早めに気づいたほうがいいし、将来やりたいことを早く見つける手がかりともなります。長い目で見て、『発達障がい』と診断されることは、怖いことではありません。

お母さまに「迷惑をかけてごめんね」「ありがとう」と毎日伝えているという栗原さん。栗原さんが輝く背景に、お母さまとの強い絆を感じました。(撮影/矢作常明 取材・文/ひよこクラブ編集部)
(R25編集部)

栗原 類さん・発達障がいと向き合ってきた母との道のりはコチラ

※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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