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「あなたは私を超えたのよ」尊敬する母が出産直後の私にくれた言葉は、育児生活の支え

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私は一人っ子で、両親から何不自由なく育ててもらいました。

反抗期もなく、両親との仲も産まれてから28年間良好。母とは特に仲良しで、時に先輩後輩のように、時に姉妹のように過ごしてきました。

手先が器用で、私のお洋服を作ってしまうほどにお裁縫も上手、私の友人たちとも仲良くしてくれ、私の趣味も一緒に楽しんでくれ、そして怒るとものすごく厄介、でも基本的にはとてもチャーミング、そんな母がずっと自慢でした。

私は母にずっとべったりで、28歳にもなるというのに、そのスタイルは未だに変わっていません。そして、私の人生の目標であり道標は、いつの時も母でした。

そんな私も、親元を離れなんとか他県で生活し、人生の伴侶と出会い、お腹に子供を授かりました。

母との話題も、自然と子供にまつわることが増え、私の産まれたときのことを聞く機会も多くなりました。そこで私は、今まで知らなかった母の苦労を改めて知ることになります。

帝王切開で私を産んだので、お腹に砂袋を乗せられて何日も動けなかったこと。

産後2ヶ月にもならないうちから職場復帰をし、仕事と育児を両立させていたこと。

身体の弱かった私の看病を夜通ししてくれていたこと。

とにかく毎日が必死だったこと。

文字では表せないほどに、当時の母がどれだけ全力で私を育ててくれ、そして家庭と仕事を完璧にこなそうとしていたかが伝わってきました。

私はそんな母の苦労を知りもせずに、わがままをたくさん言い、たくさん困らせたであろうことを反省し、そして、呑気に大学まで出させてもらっていたことに改めて感謝しました。

そしてまた私は思ったのです。

「母には到底かなわないなぁ、私も母みたいな母になれるのだろうか」と。 関連記事:私は母から愛されていないと思ってた…。自分の出産によって初めて知った実母の本当の思い

そうこうしているうちに、私にもついに出産の時がきました。

里帰りをしていてのんびりと過ごしていた予定日5日前のお昼。

トイレに行った際に下着がほんの少し汚れているのに気付き、「これが噂のおしるしか!」と妙にテンションが上がり、病院より先に母に連絡を入れました。

仕事中だった母に電話をしている最中に、尿漏れのような感覚があり確かめてみると、なんと破水!

おしるしと破水が同時にくるパターンは予想だにしていなかったので、仕事を早退してくれた母と慌てて病院へ向かい、そのまま入院。

その日の夜中に陣痛が始まりました。

間隔が短くなってきたので、夫と母を呼び、長い陣痛との戦いをサポートしてもらいました。

2人で交互に、ひたすら唸り暴言を吐く私の背中や腰を撫でてくれ、休むことなく付き合ってくれました。

夜が明けて、いよいよ分娩室に移動。

当初は、夫も立ち会う予定ではなく、ましてや母も立ち会う予定ではなかったはずなのに、助産師さんが立会いを勧めているのが聞こえます。

痛くて早く産んでしまいたい私は、どっちでもいいから早くしてくれと、懇願。

気づけば枕元に夫、少し離れていつの間にかしっかりとビデオカメラを握った母を確認しました。

母は立ち会う気満々だったのではないかと、それどころではないはずなのに笑ってしまいそうになりました。

それから数十分後、ついに我が子との対面。

正直なところ、産んですぐはとても冷静で

やっと出てきた!君がお腹に入っていたのか!

が、初めて我が子を見た感想でした。

そして初めて触れた時に、やっと感動が追いついてきて、涙が出たのを覚えています。

そんな中、横で

「頑張ったねー!ちゃんと勇姿を収めたからねー!」

とはしゃぐ母と、夫を見て、立会ってもらって本当によかったと思いました。

その後、産後2日目から母子同室になり、慣れない赤ちゃんとの生活と、赤ちゃんが息をしているかと心配で眠れない疲れとでへとへとに。

そんな中、母は毎日仕事帰りに病院へ来てくれ、話し相手になってくれていました。

今ですらこんなにきつくて大変なのに、この先まともにやっていけるのか、

初期段階でこんなに余裕がなくなっている私が、きちんと母親になれるのか、

そして母みたいにかっこよくて素敵な母親になれるのか。

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