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大切なのに意外と知らない心臓のこと 恐ろしい心疾患ってどんな病気?

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365日休まずに働き続けている「心臓」。しかし実際、どの程度の人が心臓のことを知っているでしょうか。 また近年「
心臓病」患者数は増えつづけ、がん、脳卒中と並んで日本人の三大死因の1つと言われれています。 いつなんどき痛みに襲われるかわかりません。そこで心臓のこと、知っておきましょう。

要チェック項目

□心臓は生命維持活動に最も重要な器官 心臓疾患はその生命維持に直結する □心臓病は狭心症や、急性心筋梗塞など様々で、それらは生活習慣病が起因していることが多い □治療法も薬物療法から開胸手術などさまざまだが、カテーテル治療が主流

心臓とは

心臓は全身に血液を送り、生命活動を維持するための最も大事な臓器です。

心臓の4つの部屋

・右心房、右心室、左心房、左心室と4つの部屋からなり、それぞれが規則正しいリズムで収縮と弛緩を繰り返し、血液を送り出しています。

心臓の血液量・心拍数

・1日に送りだされる血液量は約7,2t、ドラム缶40本分とも言われます。 ・心臓から全身に血液が送り出されるときの拍動を心拍といい、一生のうち、健康な成人の心拍数は、1分につき約60回~100回、一生だと20億回を数えると言われます。

心臓は筋肉質

・心臓のほとんどは筋肉でできており、食べ物からの栄養をエネルギーに変えて、我々が寝ている間も動き続けています。

心臓の位置・大きさ・形

・心臓は左胸にあると思われがちですが、実際は胸のほぼ真ん中にあります。大きさは握りこぶしくらいで、形は「逆円錐状」です。 心臓は優先的に栄養が送られているので、呼吸が止まっても心臓は最後の最後まで動いていると言われます。そんな心臓に直接病気が襲うと、もちろん生死にかかわります。

心臓病は気づかないうちに発症しているケースも

「心臓病」と一口に言っても、原因や症状によって病名はさまざま。心臓弁膜症、心房中隔欠損など多岐にわたりますが、中でもよく聞くのが狭心症と心筋梗塞です。

狭心症とは

狭心症は胸が締め付けられるような痛みを伴うことが多いと言われています。ストレスを受けることで脈が増えることや、階段の昇降によって起こったり、また運動やストレスとは関係なく起こる場合もあります。

急性心筋梗塞とは

急性心筋梗塞は冠状動脈が詰まり、血液がその先に流れなくなることで心臓の筋肉の一部が壊死する病気。30分、時には1時間以上も続く激しい胸痛や圧迫感、また冷や汗やおう吐も特徴です。

ほかの心臓疾患も怖い病気ばかり

ちなみに咳や発熱といった風邪のような初期症状が見られるものの、見過ごされて時に死に至る「急性心筋炎」といった心臓病もあります。 一方、「ズキズキ」「チクチク」した痛みを感じる「心臓神経症」は心臓病ではなく心の病といわれています。いずれにしても痛みや不快感を覚えたら、医師の診断をあおぎましょう。

心臓に負担をかけないために 意外な原因も

心臓病を発症しないためにはどうしたらいいのでしょうか。その原因をご紹介します。

主な原因

先天性のものを除けばそれは「生活習慣病」が主な原因ともいわれています。 暴飲暴食、運動不足、喫煙、ストレス……。もちろん肥満な人は自分の体により血液を循環させなくてはならないので心臓に負担はかかり、血圧も高くなります。

意外な原因も

生活習慣病からくる心臓病は日々の見直しで予防できますが、気づかないうちに心臓疾患を患うこともあるのです。 ・心筋梗塞は冠動脈のつまりで起きますが、それを歯周病菌が引き起こすという報告もあるのです。 ・睡眠時無呼吸症候群によって気道が閉じて低酸素状態になっている状態は、言い換えれば日中に激しい運動をしている時と同じくらい心臓に負担がかかっていると言われているのです。 ちなみに相手のことを思うと胸がキュンとする、失恋して胸が痛い…恋にまつわる胸の痛みも実はちょっとしたストレスが心臓にかかっていると言われています。心と身体の痛みはリンクしているのです。

心臓病の治療法1

心臓病の治療も、症状の程度によってさまざまです。 ・薬に頼らず、食事や運動を中心に生活を改善する「非薬物療法」 ・薬で予防する「薬物療法」 ・手術による「外科療法」 ・急性心不全では点滴注射 ・脈が徐々に遅くなる「徐脈性不整脈」の治療には電気刺激を発生させるペースメーカーを埋め込む手術 ・心室の壁が肥大してしまう「拡張型心筋症」の手術には「バチスタ」手術を実施。これは心臓の筋肉の一部を切除して縫い合わせ、心臓そのもののサイズを小さくするものです。

心臓病の治療2

これまで心臓疾患の治療法といえば薬物治療か、開胸によるバイパス手術が主流でした。それに対して最近メジャーであるのがカテーテル治療です。

カテーテル治療とは

・麻酔をした後に手首や足の付け根から直径2mm程度の特殊な細いプラスチック製の管「カテーテル」を血管内に挿入して心臓まで通し、不整脈のもととなる異常な部分に高周波電流を流すことで治します。 ・また狭くなったり詰まったりしている冠動脈を広げます。

心臓カテーテルのメリット

・胸に入れるようなパイパス手術ではないため、身体的負担が減ります。また、薬の処方もありませんし、通院の頻度も減ることから経済的負担も軽減し、社会復帰も比較的早まります。

留意点

・ここ10数年前から始まった治療方法なので長期的な治療経過は未だ不確定なところがあります。 ・動脈を傷つけずに治療を行うため熟練したテクニックが必要です。 ・感染症や出血しやすい方は不適応です。

医学がどんなに進歩してもまずは日々の健康チェックから

今や医療技術が発達し、電気刺激を送って正常な拍動リズムを刻ませるペースメーカー、手術中一時的に心臓の役割を担う「人工心肺」、さらには術後も患者の心臓はそのままにそこに取りつける「補助人工心臓」など、手術の精度も格段に向上しました。 しかしやはり日頃から心臓を悪くしない生活を送ることが何より大切です。ストレス、過労、糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化……。 自分の心臓がいつまでも元気でいるために、今からできることを始めましょう。 (監修:Doctors Me 医師)

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