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脾臓はマイナー臓器なんかじゃない 実は重要な働きと関わる病気を知ろう!

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脾臓はマイナー臓器なんかじゃない 実は重要な働きと関わる病気を知ろう!
脾臓(ひぞう)という臓器について、あまり知らない人も多いと思います。 血を作ったり、免疫に関わる重要な臓器ですが、どんな働きを持っているのでしょうか。 また、脾臓に関わる病気にはどんなものがあるのでしょうか。

要チェック項目

□脾臓はあまり知られていない臓器かもしれませんが、とても重要です。 □血液や免疫に関する機能を持ち、病気になると脾臓が腫れたりします。 □脾臓に関わる病気と症状、治療について知っておきましょう。

脾臓ってどこにあるの?

脾臓は、正面から見たときに体の左側、胃の後ろ側にあります。脾臓は横隔膜と左の腎臓、膵臓の先端にそれぞれ接する形で位置しています。 脾臓の大きさは握りこぶし大くらい、ソラマメを縦にしたような形になっています。色は赤褐色をしています。 脾臓の重さは通常は120gほどで、血管が多く集まっているため、血液量に合わせて大きくなったり小さくなったりします。

脾臓の機能とは?

古い赤血球を回収する

脾臓は古くなった赤血球を壊して回収する役割を担っています。脾臓には網目状になったところがあり、これがフィルターになって古い赤血球をこしとります。回収された赤血球は破壊されます。

血小板を出し入れする

脾臓には体全体のおよそ3分の1の血小板が集まっています。血小板は、傷口をふさいで血を止める機能を持っている重要な血液の成分です。脾臓は体内で血管が損傷したときなどに血小板を出して止血する働きを持っています。

リンパ球で免疫を維持する

脾臓はリンパ球が集結している臓器でもあります。リンパ球は白血球の中にあり、抗体(免疫グロブリン)を作ってウイルスなどの異物が体内に侵入してきたときに攻撃して体を守る役割があります。 NK細胞やT細胞、B細胞といった種類があり、体の免疫機能を司っています。

脾臓に関わる病気:その1

特定の病気が原因で脾臓が腫れる

脾臓の病気は他の臓器と比べて多くはありません。まず、病気が原因で脾臓が腫れることがあります。 これを「脾腫」といい脾臓が大きく肥大します。脾腫を引き起こす原因は実にさまざまですが、脾臓が免疫に大きく関わっていることから起こるので、免疫に関係する病気が原因となります。 脾腫はこれといった症状がない場合もありますが、左上のお腹や背中に痛みが出るケースもあります。また、少ししか食べていないのに満腹感があるといった症状が出ることもあります。 ・結核、肝炎などの感染症 ・白血病 ・全身性エリテマトーデス ・溶血性貧血 ・肝硬変

これらの病気の治療法

まずは、原因となっている病気を治します。ただし、急を要する次のような場合には脾臓を除去する外科手術が必要になることもあります。 ・赤血球の破壊が著しく、重篤な貧血状態を引き起こす危険性があるとき ・脾臓内の血小板数の減少が著しく、出血を引き起こす危険性があるとき ・脾臓内の白血球数の減少が著しく、感染症を引き起こす危険性があるとき ・肥大した脾臓が他の臓器を圧迫する危険性があるとき

脾臓に関わる病気:その2

脾臓を除去することで症状が軽減する可能性がある病気があります。

特発性血小板減少性紫斑病

はっきりした原因もないのに突然血小板数が減少し、出血する病気です。毎年200人ほどの発症で数としては多くはありませんが、女性に多いです。子どももかかりますが数ヶ月で自然治癒するケースが多いようです。 発病に気づくのは、主に出血症状で、あざや歯茎の出血、鼻血 、血尿などがあり検査をすることで判明します。ステロイド剤を使用した治療もしくは脾臓を摘出するケースがあります。

遺伝性球状赤血球症

特定の遺伝子がないことにより、赤血球の形が通常の丸く平らな形ではなく、球状になってしまう病気です。 変形した赤血球は弱く脾臓のフィルターに引っかかって必要以上に破壊されてしまい、貧血になります。この病気では脾臓摘出が主な治療法になります。

門脈圧亢進症

肝硬変などの病気によって門脈の血流に異常が出ると脾臓が腫れることがあります。病気が進行すると静脈瘤などの原因にもなるため、症状を改善するために脾臓を摘出することがあります。

脾臓を健康に保つために

食後に激しい運動をしない

食べた後すぐに走ったりして左脇腹が痛いときは、脾臓に負担がかかっています。運動をしてたくさんの血液が必要なときに収縮して血液を送りだすのが脾臓で、収縮時に痛みが生じるといわれています。

外傷によってもダメージを受ける

脾臓は生活習慣などから直接影響を受けて悪くなるといったことはほとんどありません。何らかの病気になり、それが原因で間接的に脾臓に症状が出ます。 しかし、スポーツ選手や交通事故などで外傷を受けると、脾臓が直接ダメージを受けることがあります。

異常を感じたら消化器内科へ

脾臓は消化器内科で調べてもらうことができます。まずは触診で異常の有無を調べます。さらに詳しく調べる場合は、内視鏡やエコー検査、脾腫が見られれば血液検査を行ないます。

実は大事な臓器なので、症状を見逃さないで

脾臓はあまりよく知られていない臓器ですが、免疫や血液など体に非常に重要な役割を果たしています。 脾臓に異常があってもなかなか症状に気づきにくいですが、背中の痛みなど特徴的なことを知っておき、おかしいなと感じたらすぐ受診するようにしましょう。 (監修:Doctors Me 医師)

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