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長谷川氏への謝罪要求署名で「取り消し」騒動 騒動から考えるネット署名ルール

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 フリーアナウンサー・長谷川豊氏の「人工透析患者」に関するブログ記事について全面謝罪を求めるネット署名が行われているが、10月末頃から「賛同取り消し」する人が続出。フェイスブックでは取り消し方法の手順が拡散されるなど騒ぎに発展し、ネット署名のルールについて広く考えるべき出来事が起きている。

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■小泉議員に「健康ゴールド免許」等の質問提出→なぜ?となった

 ざっと経緯を説明すると、ネット署名は長谷川氏からの全面謝罪を求めるものとして立ち上げられた。2万5千を目標としていたが10月中旬に達成。そして10月15日にはニュースサイト『ハフィントンポスト』仲介のもとネット署名(以下、キャンペーン)を立ち上げた女性と、長谷川氏の対談および、署名の直接手渡しが実現したが、キャンペーン自体はその後も閉鎖されず行われている。

 ところが10月28日に突然、キャンペーンページのお知らせ欄に発起人の女性名義で「小泉進次郎議員の提案について」という報告が投稿された。 内容によると10月26日に発表された、自民党・小泉進次郎議員らによる社会保障改革の提案「健康ゴールド免許」「勤労者皆保険」について、自由民主党本部、小泉議員本人、日本医師会に対し質問状を送ったととのこと。「返答がない場合文書で再送付予定です」とも書かれている。

■別キャンペーンにすべきとの声

 これを受けキャンペーンに賛同しネット署名に参加した人達から「なぜ?」「キャンペーンテーマと関係ないことになっている」といった困惑の声が相次ぎ、ここから賛同取り消しも相次ぐこととなった。

 なお、こうした声があまりに多かったせいか10月29日に女性から改めて「健康ゴールド免許は地続きの問題として捉えています」と説明があり、「署名をそのために使うということはありません」との説明も行われたが、「それならば別キャンペーンを立てるべき」という意見や「地続きは理解している」としつつも、やはり「別キャンペーンを立てるべき」「別で活動すべき」という考えが数多く寄せられている。

■本質は一緒でも掲げるテーマ以外は扱わない

 日本にネット署名という文化が来てまだほんのわずか。正直なところ未成熟といっていいかもしれない。他にも、このキャンペーン以外にトラブルとなっているものがないか探してみたところ、タイトルを変更したなどの理由で賛同者から問題と指摘されているものがあった。ただこちらの場合は事前にタイトル変更の相談が賛同者に対し行われ、元のテーマと変わらない内容だったために特に大きな問題とはなっていない。

 なお、キャンペーンの運営についてはキャンペーンサイト本体が掲げる大枠のルール(ヘイトスピーチの禁止など)以外特にないし、実際の運営については各発起人に任される部分が大きい。ちなみに今回使用された署名サイトChange.orgではポリシーの中で「弊社はそのユーザーのコンテンツに対しても責任を負わず、ユーザーのコンテンツを監視することもありません」と明言している。完全に発起人任せとなっているようだ。

 そして今回の件についていえば長谷川氏やゴールド免許という本体の問題は別にし、「発起人と賛同者間での守られるべき一線(ルール)」が問われている。ざっとコメントなどから希望する運営ルールを拾ってみると、ほぼどの方も共通しており以下のことが見えてきた。

<掲げるテーマ以外のことは原則扱わない・告知しない>
・大きい問題があらかじめテーマに掲げられ、その中である動きならOK。
・今回の場合はピンスポットで「長谷川氏への謝罪要求」となっていたため理解が得られなかった。そのため後出しと感じる人もいた。

 賛同者としては、いくら署名が使われずとも一見別問題が「お知らせ」に書かれる限り、署名のため個人情報を提出している事が大きく影響し「強い不安」や「不信感」を抱いてしまうようである。個人情報を扱う取り組みであるがゆえ、発起人は個人の考えは一旦おいといて、一層慎重になるべき部分だったようである。

▼参考・出典
糖尿病患者や透析処置を必要とする人を自堕落と決めつけて殺せと煽っておきながら中傷はしていないと開き直る長谷川豊アナウンサーの人権侵害行為に抗議し、ブログでの全面謝罪を要求します(宛先: 長谷川豊)
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