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ロバタ・デ・ニーロ、またの名を炉端デ・ニーロ。 ハードボイルドな気分の夜はここに!【福岡・薬院】

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今宵はキザにカッコよく、美味しいお酒や食事を楽しむために福岡市の薬院にやってきた、メシ通レポーターの桂です。

今夜行くお店の名は「ロバタ・デ・ニーロ」。そう、あの俳優の名前を連想させる素敵な店名のお店です。

さっそく現地へ向かってみるとしましょう。

会社員やちょっとハイソな人たちが行きかう薬院エリア

「ロバタ・デ・ニーロ」があるのは福岡市の薬院エリア。駅周辺には高級マンションが立ち並び、通り沿いには九州電力本社をはじめとしたオフィスビルや飲食店が軒を連ねています。福岡市の中心である天神まで1駅ということもあり、比較的若い人たちを多く見かけますね。

最寄り駅は市営地下鉄七隈線の薬院大通り駅。西鉄薬院駅から歩いて行くことも可能です。その場合は西鉄薬院駅から薬院大通り方面に向かって歩き、

地元の老舗和菓子店やラーメン店を右手に見ながら進みます。

しばらく進むと薬院大通りの交差点がありますので、そこを右に曲がります。

そのまま20メートルくらい歩くと右手に見えてきます。古民家を改装したような風情ある佇まいですね。

この建物の2階が目的のお店です。ちなみに1階は同系列のうどん居酒屋「唄う稲穂」になっています。


店内へと続く階段が素敵な夜の訪れを予感させます

さっそく入り口扉を開けて中へと進みましょう。

扉の向こうには階段があり、温かみのある照明が出迎えてくれます。

入り口付近にはもう既においしそうな焼き物の匂いが漂っています。

これは何の匂いだろう? 燻製かな?

食欲がめちゃくちゃそそられますね。空っぽになった胃には刺激が強すぎます。

階段を登り切ったところで、いきなり巨大な物体が目に飛び込んできました。

▲冷蔵ケースに入った生ハム!

階段すぐ横に冷蔵ケースがあり、ワインがずら~っと並んでいるのですが、その横に巨大な生ハムがブラブラしています。隣にあるワインのボトルと比べてみてもその大きさがわかるでしょう。

いやこれうまそう! 心の中で生ハムをオーダーすることをこの時点で決めました。

店内はカウンター席とテーブル席に分かれており、この日も予約で結構席が埋まっているようです。さすが人気店ですね。

カウンター上には炭火鉢やその日に仕入れた野菜が並べられており、受け入れ準備万端といったところです。

▲カウンター上に並ぶ炭火鉢。各テーブルでいろいろ焼きながら楽しむことができますね

▲この日は月曜日だったのですが、それでも半分近くのテーブル席が予約で埋まっていました

▲お店で使用する野菜の多くは福岡の台所糸島市の「伊都菜彩」から直送で仕入れています

豊富な種類のお酒と素材の味を壊さず、丁寧に調理した料理を味わうお店

早速お店の栗原一哉さんにいろいろお話をうかがいしました。

桂:入り口の生ハムにはびっくりしました。その横にあるワインの品ぞろえも豊富ですね。

ーそうですね、ヴィンテージ物から気軽なテーブルワインまで幅広く取り揃えています。特に自然派ワインに力を入れており、Vin Naturel(ヴァン ナチュール)と呼ばれるワインをフランスから取り寄せています。

桂:メニューを見ると日本酒も多いですね。

ーお酒は住吉酒販さんから仕入れており、田中六五といったあまり市場に出回っていないお酒を数多く仕入れています。実はメニューに載っていないお酒もあるので、お客さんの好みに合わせてお出しすることもあります。

桂:焼き物に使う炭にもこだわっているとか?

ー高級な炭として知られている備長炭ですが、実は火加減の調整が難しくはぜる性質などがあってカウンター前での調理には向きません。うちははぜない性質を持った炭を特別に仕入れて使っています。

桂:先程お店に入った時においしそうな匂いがしたのですが、燻製でしょうか?

ー多分そうですね。うちの燻製はすべて自家製です。店内で作っています。チップは桜を使用しており、香りが豊かで色合いも良く、おいしい燻製に仕上がりますよ。

ひと通りお話を聞き終えたところで、そろそろお腹が空いてきました。いやもうとっくに空いていたのですが、どの料理を選ぼうか迷いに迷ってしまいあれこれ考えていたのです。

お酒はとりあえずビールを頼むとして、料理はどうしようか……。

最近お腹周りの肉が気になってきたから、美味しい料理は敵なんだよなあ。あんまり食べすぎるとすぐお腹に肉が付くし。まあ、お酒は友達だし百薬の長だからいいとして……。

などと葛藤しながらも、ここはひとつカッコよく美味しいものを頂くとしましょう。

燻製のめちゃくちゃいい香りが食欲をそそります

先程からの話で胃が燻製モードになっているので、とりあえずビールと共に前菜の盛り合わせと燻製の盛り合わせをオーダーしてみました。

▲前菜の盛り合わせ(1人前 500円)※写真は2人前

サラミやラタトゥイユ、スパニッシュオムレツなど定番の前菜に交じって……ぉゃ?これは??

桂:このバナナチップみたいなものは何ですか?

それは栗の素揚げです。季節ものですね。軽く塩をまぶしてますのでお酒に合いますよ。

ほほう。ならば早速栗からいただいてみましょう。

うん、カリッとしていて栗の風味が口いっぱいに広がります。いいねえ。秋だねえ~!

栗って焼き栗か栗ご飯しか食べたことなかったのですが(モンブランは除く)、こうやって揚げた栗もイケるもんですね。

サラミもブロッコリーも美味しく、スタートからテンション上がります!

そして次に出て来たのが燻製の盛り合わせ。

▲燻製の盛り合わせ(1,200円)

うずらの卵、ししゃも、鮭など6種の盛り合わせです。このメニュー、人数によって量を変更することができるそうです。

カウンターに運ばれてきた時から立ち込める燻製のいい匂い。そしてこのいい感じの色合い。

▲丁寧に燻製されたうずらの卵がひときわ輝いて見えます

ところで、真ん中のこれは何でしょう?

よく見てみると……。

スモークチーズ?

いやそれにしても上のが白すぎるなあ。何だろ。ちょっと食べてみますね。

……!!!

これははんぺんだ!

スモークチーズとはんぺんの2段重ねですね。これはちょっと驚きです。

ここで栗原さんからスパークリングワインをすすめていただきました。

▲樽から注いでくれます。この時点で美味しいって思えますね

▲大盛スパークリングワイン(500円)

あ、これはいい!

燻製にベストマッチです。

ビールだと味が強く燻製の風味を若干邪魔してしまいますが、スパークリングワインだと燻製の香りを邪魔することなく味わえます。なるほどまたひとつ賢くなったわ。

さて、次にお店に来た時から気になっている生ハムをオーダーしました。

このお店では、オーダーの都度ブロックから薄切りして盛り付けてくれるとのこと。

▲目の前でブロックから薄~くカットしてくれます

▲生ハム(980円)

生ハム自体に味が付いていますが、アクセントとしてオリーブオイルが添えられています。

このオリーブオイルも厳選してイタリアのエクストラバージンオイルを仕入れているとのこと。

▲こだわりのオリーブオイル

▲少しつけていただいてみましょう

ぉぉぉ!!!

口に入れた瞬間、オリーブオイルの芳香な味がいっぱいに広がります。その後いい塩梅の塩味が付いたパンチのある生ハムのうまさがじゅわ~~っと。うまい! めちゃくちゃうまい!!

このイタリア産オリーブオイル、ちょっと贅沢過ぎませんか? これだけで幸せな気分に浸れます。

気分はシチリア島あたりのリゾートレストランにいるようです。

そしてついつい頭の中であの映画のあのメロディが鳴り響きます。

肉! 肉!! A4ランクの肉!!!

さてさて、結構お腹がいっぱいになったのですが、ふとメニューに目をやると、「まだまだコレがあるぞ~」とばかりに訴えてくるものがありました。

「赤身 九州各地厳選和牛A4ランクの炭火焼」

これは食べておかないとでしょ!

ということで、生ハムをシャンパンで流し込んで、さあ、肉よ来い。

▲じっくりと炭火で時間をかけて焼き上げます

栗原さんいわく、この炭火焼にもこだわりがあるらしいです。

桂:どういった点にこだわっているのですか?

ー実は高級肉になればなるほど、強火はNG。じっくりと火を通して肉のおいしさを閉じ込めなければなりません。表面を強火で一気に焼いて閉じ込めるというのは間違った常識です。どちらかというとローストビーフを作るような感じで時間をかけて火を通すことで美味しい肉に仕上がります。

また、焼く前には下味を何もつけません。塩や胡椒で下味をつけて焼くと雑味が出てしまいます。味付けは焼いた後で十分ですよ。

なるほど、これでまたひとつ賢くなりました。炉端焼きを名乗っているだけあってさすがのこだわりです。

そしていよいよ本日4品目、肉の炭火焼の到着です。

▲「赤身 九州各地厳選和牛炭火焼(150g)」(2,700円)

塩、マスタード、ワサビが添えられており、好きな味でいただけるようです。

では個人的にワサビが好きなのでワサビを少し乗せていってみます。

うははははははははは!

人間、うまい物を食べると自然と笑ってしまいますよね。もうそんな感じ。

赤身の部分なので、霜降りのようにとろける食感ではありませんが、十分柔らかく肉汁がかむたびにじゅわっと口の中に広がり幸せな気分に浸れます。

塩で食べてもマスタードで食べても、とにかくうまい!

いやむしろ何もつけなくてもそのままでいけますね。味が濃厚です。

ほんとこれはマジでうまいです。このうまさを語るのに多くの言葉はいらない。

さて、今夜もうまいお店を発掘できました。

店名はダジャレがきいていて面白いけど味はどうなんだろう? と思う人も中にはいるかもしれません。

ところがどうして、こだわりの素材と調理法を惜しげもなく駆使し絶品料理を提供してくれるまさに隠れ家的お店です。友人同士や女子会、あるいはデートなど、どんなシチュエーションでもきっとハズすことはないと断言できます。

美味しいお酒と料理、そして楽しい宴に乾杯!

お店情報

ロバタ・デ・ニーロ(炉端・デ・ニーロ)

住所:福岡県福岡市中央区薬院1-10-10 2F

電話番号:092-753-8190

営業時間:17:30~翌3:00(LO 翌2:00)

定休日:日曜日

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:桂浩一

1968年生まれ。福岡出身。東京で就職するも福岡の味が忘れられず、何のあてもあなく退職してUターン。 現在フリーライターとして活動中。メシと酒とホークスをこよなく愛する自由人。 一応、人事組織コンサルタントみたいなこともやっているが本業は食べ歩きと思っている。

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