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トランプ「iPhoneアメリカで作る」その試算は?

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トランプ氏が米国の次期大統領に決定し、様々な波紋を広げている。そんななか、氏が以前「iPhoneをアメリカで作る」と発言していたことを受け、米のITメディア「MIT Technology Review」が、実際に試算した結果を発表した。

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その結果を報じた「iPhone Mania」によると、MIT Technology Review は、iPhoneをアメリカで作ることになった場合、(1)組み立てのみアメリカで行う、(2)部品の製造もアメリカで行う、(3)部品の原材料からアメリカで調達する、という3つのシナリオを想定。

現在iPhone 6s Plusの製造コストは、約230ドル。組み立ては、中国とブラジルでおこなわれており、1台あたりの組み立てにかかるコストは約4~10ドルだと見積もられている。これをアメリカで組み立てるようにした場合、人件費のほか物流費などもかさむことから、30~40ドルは余分にかかるという。

また、中国や日本、台湾などほぼアジアで作られている部品を、アメリカで製造することになった場合、さらに30~40ドル、最大で約100ドル程度の値上げが予想される。

そして、部品の原材料もアメリカ内から調達するシナリオは、iPhoneを構成しているアルミニウムをふくむ「ボーキサイト」などがアメリカで入手できないことから、現実的には不可能だという。

以上から、iPhoneをアメリカで作った場合、今より1万円程度の値上がりとなる。

トランプ氏は以前から、iPhoneの米国製造について言及しており、一部海外メディアの報道では「今の倍以上の価格になるのでは」とも言われていた。このことを考えると、今回の試算は、値上がりには違いないが、そう大きな価格幅でもない。

今回の報道を受けてツイッターでは、

「重要なのは部品調達先を国内に限定すると、コストはこの記事の試算通りとしても、性能が優れたものを国内外から選択するという選択肢が失われます」

と価格だけではなく、性能の低下を心配する声が寄せられた。その一方で、

「すべてのiPhoneをアメリカでの生産というのはかなり無理を感じるが、『MADE IN USA』のiPhoneが数量限定でも登場するのはアップルにとっても新たな価値の創造につながる気がする」

と、トランプ氏の唱える「MADE IN USA」が新たな価値を生み出すのでは…と期待する意見もあった。

果たしてトランプ氏の影響がどこまでApple製品に及ぶのか。しばらくやきもきさせられそうだ。

(花賀 太)

【関連リンク】

■The All-American iPhone

https://www.technologyreview.com/s/601491/the-all-american-iphone/

■トランプ次期大統領の言うとおり、本当にアメリカでiPhoneを作るとどうなるのか-iPhone Mania

http://iphone-mania.jp/news-144017/

(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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