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アリババ、百度、テンセント VR導入を進める中国企業の今

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11月11日は、中国最大のオンラインショッピングイベント「双十一」の日でした。2016年は開始から52秒で全体の売上が10億元(約157億円)を超え、6分58秒で100億元(約1570億円)を超えたとのこと。

今年の「双十一」イベントに先立って、11月1日、この「双十一」を先導する中国アリババ・グループが「Buy+」というVRアプリを公開し、オンラインショッピングの世界にVR、AR技術を導入することを明らかにしました。

アリババ・グループのほかにも、中国のGoogleと呼ばれる百度(バイドゥ、Baidu)、そしてテンセント(Tencent)、合わせて「BAT」と呼ばれるこの3企業は、それぞれVRへの参入の姿勢を見せています。 

その取組状況を紹介していきましょう。

百度はVR、ARの開発を進めています。例えば、スマホのBaiduアプリ『Baidu地図』にAR機能を付け加えたほか、Snapchatのようなアプリも開発しています。またAR分野での大きな動きは、ウェアラブルデバイスの「BaiduEye」を発表しています。他にもVRでは、スマホアプリ『Baidu VR』などを発表しました。

Baidu VR

テンセントも2015年末の記者会見でTencent VRの発表など行いVR市場への参入を宣言しました。しかし以降、新たなハードウェア製品は出しておらず、ほかの動きも見せていません。

Tencent VR

最も積極的なアリババ

「Buy+」利用イメージ

百度とテンセントと違い、アリババ・グループは「Buy+」をリリースし、BATの中でも積極的にVRに参入する姿勢を見せています。11月11日の「双十一」イベントにすぐ前に「Buy+」を発表したのも、「双十一」をより一層盛り上げさせるためと明らかにしました。

「Buy+」の体験について、AMD中国のVRプラットフォーム及びプロジェクト総監の楚含进氏は「Buy+は簡単なモデリングと360度動画との組み合わせに過ぎない。しかも動画の中に出てくる操作可能な商品のCGレベルも低く、VRのコアであるインタラクションとストーリーを伝えられていない」と述べています。

また、グローバルモバイルゲームカンファレンス(GMGC)秘書長の宋炜は「今のBATは内部でVR関連の部門を作り、市場を観察してから投資するつもりだ。BATはVR市場の勃興を待っていると思う、それは3~5年間かもしれない。市場が一定成長してから参入すると考えているのだ」と述べています。

なお、アリババグループはショッピング分野だけでなく、VR内の決済システムの開発やMRデバイス「Magic Leap」への投資も行っています。

(参考)
阿里Buy+那么火 BAT能撑起中国VR的一片天吗?
http://news.87870.com/xinwennr-16033.html

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