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股関節の痛みの原因は? 考えられる疾患と治療法をご紹介

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股関節の痛みの原因は? 考えられる疾患と治療法をご紹介
股関節に痛みが出る時には、どのような疾患が考えられるのでしょうか。ケガなら分かりやすいですが、原因がよく分からないけど股関節がだんだんと痛くなることは、比較的よくある話です。

その原因と対処法についても見ていきたいと思います。

要チェック項目

□股関節の痛みの原因は加齢や外傷、変形などさまざまである

□高齢者の大腿骨頚部骨折は認知症になるリスクがあるので注意が必要である

□股関節の痛みの原因を特定して適切な治療を行うことが大事である

股関節の痛みで疑うべき疾患:関節リウマチ

概説

関節リウマチは30~50歳代くらいの女性に比較的多く見られる疾患で、原因についてはよく分かっていません。自己免疫疾患の一つであるとされ、男女比はおよそ1:4ということです。

症状

関節リウマチの特徴的な症状は、指の第2関節が赤く腫れてこわばり、痛みが出るということです。また、両側性といった特徴もあるので、他の疾患との判別がしやすくなっています。

最初は指などの小関節に症状が現れますが、次第に膝関節や股関節、肩関節や肘関節にまで症状が現れることがあります。朝起きた時や眠りから覚めた時に関節がこわばることが多いということです。

治療法

一般的には薬物療法やリハビリテーションを行いながら改善を目指します。また、食習慣を見直して体の回復力を高めることも行われます。

日常生活に支障をきたしてしまうような場合には、人工関節を入れる手術が行われることもあります。

股関節の痛みで疑うべき疾患:大腿骨頚部骨折

股関節の痛みの原因は? 考えられる疾患と治療法をご紹介

概説

大腿骨頚部骨折はお年寄りによく見られる骨折です。特に骨粗鬆症で骨がもろくなっている人は転倒したりすることで、股関節と骨盤を結ぶ部分が折れてしまい、様々な症状が現れます。

原因

直接的な原因は転倒や転落などの外傷による骨折ですが、副次的な要因としては骨粗しょう症で骨がもろくなっていることや、運動能力が低下していることが挙げられます。

症状

骨折部位の痛みがあることはもちろんですが、ほとんどのケースで立ったり歩いたりすることが不可能になります。高齢者の場合、そのまま寝たきりになって認知症を発症することもあるため、社会問題にもなっています。

治療法

骨折部位を整復して回復を待ちます。その上で歩行が可能になるようにリハビリを開始し、寝たきりにならないように注意します。また、骨粗鬆症の治療をしたり、転倒しにくい環境を整えるといった予防も大事です。

股関節の痛みで疑うべき疾患:変形性股関節症

股関節の痛みの原因は? 考えられる疾患と治療法をご紹介

概説

変形性股関節症は、股関節の老化にともなっておこる疾患で、一般的には中高年以降に見られる疾患です。股関節と骨盤の間の軟骨がすり減ってしまうことで発症すると言われています。

乳児期に先天性股関節脱臼があった場合、適切な治療が行われない場合、ほとんどの方が変形性股関節症になると言われています。そのため、股関節周りの筋肉をつけたり柔軟性を確保しておくことが重要となります。

原因

日本人の場合、変形性股関節症になってしまうのは、そもそもの股関節の形が悪いからだと言われています。そのほかの原因としては、関節リウマチも挙げられています。また、原因不明ということもあります。

症状

変形性股関節症の代表的な症状は、股関節部の痛みと関節の可動域の減少、そして跛行(はこう)の3つです。初期には長く歩いた後に痛みが出る程度ですが、末期になると寝ていても痛くなります。

治療法

股関節に強い痛みがあるときには消炎鎮痛剤を飲んだり、安静にして回復を図ります。また、体重を減らすことによって股関節の負担を軽減することと、筋力の低下を防ぐことを目指します。

痛みが強くて歩けないなど、日常生活に支障をきたすようなケースでは、人工関節置換術などの手術療法が選択されることもあります。

股関節の痛みで疑うべき疾患:特発性大腿骨頭壊死症

概説

特発性大腿骨頭壊死症は、何らかの原因によって大腿骨骨頭への血流が阻害されることによって、骨が壊死してしまう疾患のことを言います。原因がハッキリと分からないため特発性と言われています。

症状

骨が壊死しただけでは症状は出ませんが、壊死によって大腿骨頭に圧迫が生じるようになってくると、腰痛や膝痛、殿部痛といった症状が現れます。

治療法

阻血範囲が広範囲でない場合には、保存療法が行われますが、そうでない場合には大腿骨内反骨切り術や大腿骨頭回転骨切り術、人工関節置換術などの手術療法が選択されます。

股関節の痛みで疑うべき疾患:梨状筋症候群

概説

梨状筋は臀部にある筋肉で、 大腿部を外旋させたり股関節を外側に広げるときに働く筋肉です。この筋肉が緊張したり、下を通っている坐骨神経を圧迫することで様々な症状が現れます。

症状

梨状筋症候群を発症した場合、坐骨神経痛が主な症状で、臀部の痛みや大腿後面(ハムストリングス)の痛などが現れます。もともと股関節が固い人に起こりやすいため、股関節痛をともなうこともあります。

治療法

基本的にはストレッチングや温熱療法などで固くなったり状筋をほぐし、血行を促進することが行われます。

傷みがひどい場合には鎮痛剤や神経ブロックなどの保存療法を行い、それでも治らない場合には梨状筋を切って坐骨神経を開放する手術が行われることもあります。

股関節の痛みの原因をまず特定しよう!

股関節に痛みが出る場合に考えられる疾患を見てきましたが、実に様々な原因で起こることが分かって頂けたかと思います。

自己判断で放置してしまうと治癒が遷延してしまうこともあるので、もしも股関節に痛みがある場合には、早めにお医者さんに診てもらって、原因を特定したうえで治療にあたりましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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