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母さんはこんな痛みを耐えて私を産んでくれたの? 陣痛中にこみ上げた母への思い

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出産予定日1ヶ月前から里帰りした私。

実家に居たときは、ご飯に後片づけ、掃除に洗濯、全て母さんがしてくれるのが当たり前だった。

そんな私も結婚して家を出て、初めて母さんの大変さを知る。

恩返しの「お」の字にもならないかもしれないが、両親が共働きということもあり、食器洗いや洗濯物の取り込み、アイロンがけ、お風呂洗いなどさせてもらい、食後に夫婦2人のゆっくりした時間を過ごしてもらうことができた。 関連記事:約10年ぶりの実家生活…デメリットもあるけれど、里帰りは親孝行にもなりました

検診はいつも両親と行った。

37週の検診、子宮口はまだ指1本分で、担当医に「まだまだですね~しっかり歩いてください!」と言われ、その日は終わった。

つわりで体重が激減してから、体力が落ちてしまい、妊婦の間ずっとお家でゴロゴロしていた私。

そろそろ歩かないと出産予定日遅れちゃうかもな~なんて思いながらも、なかなか気分も乗らず。

節分の日、鬼は外、福は内、季節のイベントごとを大事にしていた実家は今年も豆まき。

お腹の中の赤ちゃんと私と旦那の分まで豆を食べる(笑)

その頃、夜遅くまで目が冴える日が続いていた。

何となくトイレに行きたくなり座ると‥‥血!鮮やかな血。おしるしだぁ。あ~ビックリした!

まあ、まだ指1本分って言ってたし、と布団へ。

すると、生理痛のとっても弱い感じのが訪れてきた。これが噂の陣痛の予行演習の前駆陣痛かぁ~と思い、本番のために陣痛アプリを試すことに。

時間はバラバラで明け方まで続いた。

少し痛みが増し、生理痛の弱い感じくらいで、間隔を見てみると6分間隔に。

でもまだ全然我慢できる痛みだしな~と思いつつも、一応 両親に「陣痛来たかも~? 6分間隔になった」と伝え、産婦人科にも電話。「一旦帰ってもらうようになると思いますが、一度診せに来てください」と言われ、一応念のため入院グッズを持って病院へ向かう。

まだ陣痛だとは思ってなかった私は、いつも通り旦那にモーニングコールをし、「すぐ帰ってくると思うけど病院に行ってくる」と伝えた。

病院に到着。

担当医に触診されると、「子宮口が6センチ開いとるね~、もう産まれるよ~」と言われ、急いで旦那へ電話!

出産予定日まで2週間ほどあったものだから、旦那はテンパってました。

高速道路でも2時間近くかかる。担当医は「間に合わんね~」と一言。

陣痛って、耐えれん痛みって聞くし、陣痛じゃないと思ってた、もっと早くに病院来とけば良かった。と少し後悔。

お腹の中の赤ちゃんに、あと2時間待って~と心の中で念じる。

すると、急に痛みが増してきた。痛い。

暫くすると担当医が現れ、「破水させますね~」と一言、バシャン。温かいものが出てきた。

すると、更に痛みが一気に押し寄せる。痛い!痛すぎて、気丈に振る舞う余裕もない。叫んでしまう。

でもまだいきんではいけない。必死で痛みを紛らわすため、病院服の袖を咬んでいた。

陣痛の間隔もかなり狭くなり、痛みに歯を喰いしばっては、痛みのが遠退いたときには気絶したかのようにぐったりしていた。

そんな中、母さんは手を握ってくれていた。

‥‥痛い!痛い!痛い!

母さんが手をギュッと力強く握って言った。

「痛いね~痛いね~、母さんの子じゃけぇ大丈夫!」

涙が出てきた。痛いからじゃない。

母さんはこんな痛いの耐えて私を産んでくれたん?スゲェ!!!

尊敬という言葉じゃぁ何か違う気がする、母さんの偉大さを知った!

今までどこかしら小バカにしていた母さん。そんな母さんが、こんな痛いの乗り越えて私を産んでくれた!こんなにこんなに痛いのに。

母さん、私は強いつもりでいた、でも全然強くなかった。母さんありがとう。

そうこうしていると、旦那が到着した。間に合って良かった~。

お腹の中の赤ちゃんに、偉いね~、ちゃんとお父さんが来るの待って、いつでも出てきて良いよ!と心の中で伝える。

陣痛の間隔もほとんどなくなる。

助産師さんと一緒にいきみ逃しをする。私が息を止めてしまうと、赤ちゃんにも酸素が行かなくなってしまう。赤ちゃんにダイレクトに響いてしまう。

何度か心拍が急激に下がってしまった。

赤ちゃんも頑張ってる。私も頑張らないと!

痛みに耐えながら必死で深呼吸、赤ちゃんに酸素を送る。心拍も上がってきた!

担当医が触診して「分娩室に移りましょう」

車椅子に乗せられ、隣の分娩室へ。

分娩室に入ってからは早かった。

陣痛に合わせていきむ!

3度目の陣痛くらいで、「頭が見えてきましたよ」ドラマとかでよく見るワンシーンだ。

そしてまた陣痛に合わせ、渾身の力で一気に息む!

「オギャァァァー」

あれだけの痛みが一気に吹き飛ぶ。のもつかの間、「胎盤出しますね~」の一声で、ぎゅうぎゅうお腹を押される。痛い~。

陣痛以上の痛みは無いと思ってたのに~早速痛い。やっぱり痛いものは痛いみたい(苦笑)

同時進行で、赤ちゃんの体重測定やらが始まる。

「〇〇〇〇グラム、元気な男のコですよ~」パチパチ(拍手)

今度こそ、痛みが一気に吹き飛んだ。

分娩台で寝転んだままの私のもとに、私の赤ちゃんが来る。

赤ちゃんだからまだ小さいのに、ずっしりと重い!愛おしい!この子が私たちの赤ちゃん!

私お母さんになったんだぁ!このとき初めて心の底から実感した。

私の痛がってる姿を見たくないからと、立ち会いを嫌がってた旦那も、実際立ち会ってみると感動したようで、お父さんになった実感と愛おしさと頑張ろうという気持ちが芽生えてきたようです。 関連記事:「産んでくれてありがとう」「こちらこそありがとう」母に感謝のスピード安産!

母さん、私頑張った!

無事 退院して、実家に戻ると、いつもの母さんがそこに居た。そしていつもと変わらないやりとり。赤ちゃんが来たのはいつもと違うけどね!

母さんのあの言葉は、今でも心におさめてあります。

母さん、父さん、ありがとう。

お母さんになって、改めて心の底から親孝行したいと思いました。

著者:.YU

あまりお腹が出ないタイプの妊婦。赤ちゃんは平均値の真ん中より上で大きく成長して、無事に安産で出産できました。今はベビーちゃんのおかげで周りは笑顔で一杯です!

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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