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米大統領選中継でも高評価 将来が楽しみなフジ椿原慶子アナ

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 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、フジテレビ・椿原慶子アナのポテンシャルに注目。

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 もともと社内外からの人気はとても高い人だったのである。が、いかんせん、同期がカトパンだったことが彼女の不運だったかもしれない。フジテレビの椿原慶子アナウンサーである。

 そんな椿原アナは、現在、夕方の『みんなのニュース』と日曜夜の『Mr.サンデー』を担当している。『みんなの〜』のメインは同局の伊藤利尋アナ。『Mr.〜』は言わずと知れた宮根誠司氏である。

 ひじょうにクセがあり、生放送中、何を言い出すかわからないという似たタイプの男性MCの隣で、「よく頑張っている」「堂々としている」と評判が高い椿原アナ。

 特に伊藤アナのトークは、共演者には「予想のつかない展開になる」とかで、それが椿原アナやショーパン(生野陽子アナ)にとってストレスになることもあると聞くが、見る限り、伊藤アナは椿原アナには安心してムチャぶりや、続きを想像しにくいトークを繰り広げているように思う。それだけ信頼されているということだ。

 宮根さんも、パートナーが滝川クリステルだった時代よりは明らかにやりやすそうだ。局アナだから? いや、そこでも椿原アナのストライクゾーンの広さが物を言っているのである。

 華やかなルックスであり、お嬢さま育ち。フジテレビならではの女子アナと言っていいが、実は硬派で入社試験のときから報道志望を公言していたと聞く。

 そんな椿原アナは、先のアメリカ大統領選取材のため、渡米。投票結果が判明した当日も、トランプ氏陣営のリポートをしていた。

 ちなみにクリントン氏陣営を担当していたのは『ユアタイム〜あなたの時間』メインキャスターの市川紗椰。市川といえば、同局『アウト×デラックス』での赤裸々エピソード公開が“話題”になっている。

 無理もない。番組開始寸前まで、メインはショーンK氏で進んでいた番組で、市川はサブキャスターだった。英語が堪能な二人をメインに据えたのは、もしかして『ユアタイム』はアメリカ大統領選を想定してのキャスティングだったのかもしれない。

 が、ご存じのように経歴詐称報道でショーンK氏が降板。キャスター経験ゼロの市川がメインとなってしまったのだ。

 鉄道やアニメ、相撲などの度を越したファンである半面、コロンビア大学、シカゴ大学、ニューヨーク大学に合格した才媛。幼少期にアメリカで暮らしていたことからインタビューするのには支障がなかった。

 が、東京のスタジオからの質問さばきや、インタビューを区切るタイミングがうまくいかなかったりで、とても及第点とは言えなかった。本人も“グダグダぶり”を謝罪し、それがまたネットニュースで話題になった。12日の『新・フジテレビ批評』での特集「拡大する“ネットニュースサービス”の行方」では、その市川にまつわるネットニュースの画面が延々と映し出されることとなり…、スタッフはヒヤヒヤしたと思う。

 一方の椿原は、さすがに報道アナとして日ごろから経験を積んでいるだけあって、刻一刻と変わる状況を見事にリポートしていた。

 実はその頃、私は同局『バイキング』のスタジオに居て、予定されていた芸能ネタなどを話すつもりだったのだが、トランプ氏が大方の予想に反して健闘しはじめたため、番組は全編、大統領選の結果に差し変わった。

『バイキング』を帯で進行しているのは、椿原アナ、加藤綾子アナと同期の榎並大二郎アナ。

 日ごろからこの3人はとても仲良しで、独身時代の榎並アナは、度々、椿原&加藤の“おもちゃ”にされていた。

 有名なのは、榎並アナが深夜勤務だった際、自宅呑みをしていた椿原アナと加藤アナが「〆のラーメン」に榎並アナを誘った。榎並アナは指定された店に行ったのだが待てど暮らせど同期の女子アナ二人は姿を現さず、さらに電話にも出ず…。ラーメン店の前で淋しく自撮りをした榎並アナの画像は、劇場版『HERO』と『めざましテレビ』がコラボしたPRの際、八嶋智人によって暴露されたのだ。ちなみに、女子アナ二人は既に爆睡していて電話にも気づかなかったらしい。

 そんな“仲良し”の榎並アナに、『バイキング』のCM中、「椿原さんは英語ペラペラなの?」と、こっそり訊ねてみた。

 すると「ネイティブというワケではないんですが、勉強しているので日常会話に問題はありません。インタビューは、しっかりやれているハズ」とのことだった。さらに榎並アナは、「椿原が居る会場は、カメラマンと二人だけしか入れてもらえないそうなんです。『だからタイヘン』って、いまLINEが来ました」とも教えてくれた。共に本番中なのだが…(苦笑)、彼らの仲の良さがさらにわかるエピソードだった。

 椿原アナが伊藤アナや宮根さんとの共演で訓練されているのだなぁとわかる場面は、この日の『バイキング』でMCの坂上忍や、おぎやはぎを始めとする芸人とのやりとりやツッコミからもよくわかった。

「『バイキング』はバラエティー」を守り通す坂上は、スタジオに急きょ木村太郎氏を迎えてもなお“笑い”にこだわり、緩急ある進行をしていた。そして各州の選挙結果を報道フロアで伝える伊藤利尋アナと坂上もバラエティーらしいやりとりをしていたのだが、そこにも椿原アナはよくハマっていて、「今日の衣装もいい」などという、選挙戦には全く関係のない“いじり”にも柔軟に対応したのである。

 報道担当アナの中には、「何、バカなことやってんの?」とでも言わんばかりに中継先で不機嫌になってしまう人がいる。不思議なもので、そのテのタイプは女子アナや女性キャスターに多かったのである。

 しかし、椿原アナは、緊迫した状況と、カメラマンと二人だけのかなり不安な現場にあっても、終始、余裕の表情で『バイキング』の枠に相応しい受け答えをしたのだった。

“夕方の顔”だった安藤優子さんを午後帯に異動させ、伊藤利尋アナをメイン、両サイドに生野陽子アナと椿原慶子アナを置き、切り盛りしている『みんなのニュース』は正直言って低迷している。制作側がやりたいことはものすごく伝わってくるものの、いまのところ空回りしているようにも見える。

『直撃LIVEグッディ』と『みんなのニュース』を繋げて編成するために、ネット局(東海テレビ)制作の長寿・昼ドラや、順調に数字を上げて来ていた『ハピくるっ!』(関西テレビ)などの人気番組や人気ドラマのリピート枠を終了させてまで自局制作の生放送の報道番組にこだわったフジテレビだが、ご存じのとおり、視聴率は回復しないままだ。そして、16時台にドラマのリピート枠が戻って来た。

 が、『みんなのニュース』については、実は数字以上に他局から「脅威」に思われているのだ。若さもあり、器用であると同時に独自目線や現場インタビューに定評がある伊藤アナの存在は、他局のキャスターやコメンテーターらの間で度々話題になっているのである。

 同時に社内外での椿原慶子アナの評価も、「もっと前に出てきていいのでは?」「スタジオでもいいけれど、外に出してもいい」「いまもっとも輝いているフジテレビの女子アナだ」などと急上昇だ。やはり彼女はこれまでカトパンの陰に隠れてしまっていたのだろうか。

 が、『めざましテレビ』でその加藤アナがそうであったように、スタッフ共々、先輩の生野アナへの“遠慮”が椿原アナの成長の妨げにならなければいい…との心配もあるらしい。もちろん、ショーパンも人気アナの一人であることは間違いないのだが、期の近い人気女子アナの共演というのは、人気女優の番手のように、いろいろ気を遣わなければいけないようだ。

 身も心も武装し、365日スーツ姿で、ショートカットがお決まりだった安藤優子氏、膳場貴子氏、古くは小宮悦子氏、吉川美代子氏ら“古いタイプ”(失礼)の女性ニュースキャスターとは大きく異なり、ふんわりしたスタイルの髪型と、柔らか素材で色鮮やかなブラウスがよく似合い、笑顔も振りまく椿原慶子アナ。主婦ウケも悪くなく、男性スタッフや男性業界人にも大人気の彼女が、アメリカ大統領選のリポートで見せたポテンシャルの高さ。31歳と、既に「女子アナ定年説」の30歳を超えているのだが、まだまだ将来が本当に楽しみな逸材。椿原慶子アナがメインの報道番組をぜひ見てみたい。

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