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【体験レポ】「VR」と「劇場」を使った新たな表現とは? 裸眼で見るVR作品を紹介

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11月3日(木)、横浜・DMM VR THEATERにて、ホログラフィック・VRを活用した作品のコンテスト『HOLOGRAPHIC VR CONTEST 2016』の本選上映が行われました。審査員の前でコンテンツを上映し、その場でグランプリ等が決まります。

DMM VR THEATERは、特別なスクリーンに映像を投影することで、現実に存在するかのような錯覚をさせる劇場です。3D映画との違いは3Dメガネ等を使わず裸眼で見ることができること、スクリーンの透過性が高いため、舞台上の人間のパフォーマンスにも使える点です。

このコンテストは、そういったDMM VR THEATERの特性に適した作品を募ることで、新たな表現と、日本のCG、映像、VRなどのクリエイティブ産業の発展をめざすことを目的に創設されました。

本選に残った作品は全部で8作品、その中からグランプリと、準グランプリを紹介します。

グランプリ『KIBIDANCE』

  

  

おとぎ話「桃太郎」を元に、ダンスバトルを描いたエンターテイメント性あふれる作品です。桃太郎が猿・犬・キジを仲間にして鬼退治に鬼ヶ島へ行くおなじみのお話しですが、桃太郎も鬼も「ダンスバトル」で決着をつけるという筋書きが特徴的です。

出てくる桃太郎たちはすべてCGです。カラフルな肌に人間の顔ではない猿・犬・キジや、人間より大きい鬼がでてくること、どれだけ激しいダンスをしても息が切れることがないところは本物の人間ではありえないですが、現実に舞台上にいるかのような印象を受けました。

作品の途中では、桃太郎たちが乗っていたボートや動く波が一瞬に消え、鬼ヶ島のごつごつした地形に早変わりという演出も。現実の舞台らしさを残したつくりながら、CGだからこそできる舞台になっていました。短い作品ですが、見ていて楽しくなります。

株式会社トランジスタ・スタジオ

準グランプリ『DEEP』



深海に住む生き物の神秘を表した作品です。海の中へどんどん沈みながら、深海の生き物が次々に現れます。

冒頭に朝焼けの空と海が映り、一瞬にして狭いシアターに本物の海が出現したかのようでした。

海の中では巨大な魚や、くらげなどが現れては消えていきます。スクリーンに映しているために映像の一部切れてしまうシーンもありましたが、海の実在感は素晴らしいものでした。

有限会社イアリンジャパン

コンテスト作品以外の特別上映された作品

今回紹介した作品だけでなく、本コンテストの作品は、VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)を使用していないVR作品です。こういった作品は、新しい表現方法のために模索している作品が多かった印象を受けました。

コンテストの合間には、DMM VR THEATERのこけら落とし公演で上映された、X JAPANのギタリストであり、ソロアーティスト「hide」のライブを再現したVRライブ映像が上映されました。

すでに亡くなっているので、本人のライブを今見ることは不可能です。しかし、まるで生きてそこにいるかのようにライブをしている映像は、単なるCGでつくられた映像とは思えないほどでした。

現実にある舞台装置上のライトに照らされるhideを見ていると、現実でありながら、ステージには過去の生きていた頃のライブ空間が現れたような印象を与えます。

もう一つが「テクノサウンド」と「映像」そして「パフォーマンス」の融合を表現するグループ「白A」によるパフォーマンス、実際の演者に合わせるようにCGの映像を投影させることで、普通の劇場での公演より幻想的な舞台にしていました。

今回のコンテストは、今後、「VR」と「劇場」を使った新たな表現方法・新たな作品が生まれることを観客に期待させてくれる内容でした。

なお、DMM VR THEATERは常設劇場となっており、下記の公演が予定されています。

麦わらの一味 vs 海軍 vs 王下七武海 ホログラフィックバトルシアター アンコール in YOKOHAMA
公演期間:2016年11月12日~2016年12月11日

みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ
公演期間:2016年12月23日~2017年1月29日

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