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アッサリでも奥深い味。江東区イチ安い!?「深川めし」

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下町グルメとしてテレビなどによく取り上げられる「深川めし」。アサリの汁をご飯にぶっかけて食べたという漁師料理を発祥とするものと、またそれとは別に醤油味の炊き込みご飯にしたものの二つがあり、いずれもその出自から“庶民の味”なんて言われることが多いもの。

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しかし、いざお店で食べようとするとそれなりにいいお値段だったりすることが多く“庶民の財布感覚”からすると、実際にはちょっとした贅沢料理なんですよね。

そんな、深川めしが真性の庶民価格、500円(税込価格:540円)で楽しめる店が「居酒屋すみよし」。都営・メトロ線の住吉駅のA1出口を出てすぐ、というか、その隣がいきなりお店。縄のれんをくぐると、変形コの字型のカウンターのみの店内が一望できる。多少、雑然とはしているもののそれもまた味。個人経営のザ・居酒屋といった佇まいに料理への期待も高まります。

今回は「深川めし」と、おなじ値段の「深川茶漬け」を注文。炊き込み式のため10分ちょっと待ったあたりで、調理用の蒸し器をそのまま器に、深川めしが登場しました。

蓋をあけると湯気とともに、立ち上る醤油とアサリの香り。この料理に関しては、あまりくどくど味の説明するのは野暮ってもんでしょう。醤油とアサリの香り×ほかほか=うまい! ってなもんで、つまるところおいしい深川めし。アオサノリの味噌汁もまた、アサリの磯っぽい風味にさらに磯っぽさが加わっていい感じです。

■“めし”に劣らぬ、激うまメニューさて、もうひとつが気になるメニューの「深川茶漬け」。お盆の上にあるのは、少なめの深川めしにアオサとゴマがトッピングされたものが盛られたお椀と、急須、そしてお新香。当然、急須の中身をご飯にかけて食べるわけですが、実はただのお茶でなく昆布と鰹節の出汁を石臼曳きの煎茶で割ったものなのだとか。

この出汁割り茶をかけると、深川めしからとけ出したうま味と、出汁の味、お茶の渋味が混然となって「めし」単体とは全く違う趣に。別に添えられた本わさびを軽くとかすと味が変わり、1杯で2度おいしいのも嬉しいところ。これは、二日酔いのときに食べたらたまらんでしょうな。この茶漬けをもっとおいしく味わうために二日酔いになってからまた来よう、なんて考えてしまうほどに、個人的にハマった味でした。

「うちは国産アサリを使っているのですが、このところ日本ではアサリが獲れなくて値段が高騰しています。それも剥き身で買うとなると、値段的にはもう高級食材という感じでとにかく高いんです。だから毎朝、築地で買い付けた3kgほどの殻つきアサリを自分で剥いているんです。実際には、仕入れたものはその日を使って仕込んでおき、翌日にお出しするということの繰り返し。とにかく手間をかけることで、どうにか値段を抑えている状況ですね。この値段ではまず普通は、お店に出さないんじゃないかなあ。だから調べたわけじゃないけれど『江東区で一番安い深川めし』ってことにしているんです(笑)」(店長の渡邊さん)

アサリの値段ひとつとっても、国産アサリってスーパーで買ってもそれなりにしますからね。それも、注文が入ってからその都度炊き上げるので客の回転もよくないはずで、この値段で出しているご主人の心意気に脱帽であります。

ちなみにこのお店、深川めし、深川茶漬けのほかにも石焼深川めし(要予約・限定5食)や、深川しゅうまいなどのアッサリとしながら、深みのあるアサリ料理が充実しているほか、その日に築地で仕入れた素材を使った日替わりメニューが夜の「居酒屋」としての看板メニュー。銘柄日本酒・焼酎も安く、大将も気さくと、一見客としてどこか入りづらい印象もある「コの字カウンターの居酒屋デビュー」にもおすすめです。
(宇都宮雅之)

■ワンコイングルメ 第23回

<お店データ>
居酒屋 すみよし

場所・東京都江東区住吉2-7-9
アクセス・都営、メトロ「住吉駅」A1出口を出て隣
休・不定休(お盆休み、年末年始以外は基本的に営業)
営・11:30~13:45(昼)、17:00~23:00(夜)※日曜祝日は22:00まで。ランチは休み
電・03-3634-8816店舗内観。カウンター席がいい感じ
撮影:うぬまいちろう店舗外観。駅出口から、本当にスグ!
撮影:うぬまいちろう
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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