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『真田丸』の隠し玉 「オフロスキー」キャラの小林顕作とは?

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 時代劇ファンの支持を集め、好評のNHK大河ドラマ『真田丸』。物語はクライマックスに突入。これから、豊臣軍の将として、真田幸村(堺雅人)が徳川軍と戦う「大坂の陣」が描かれていく。これまで有名、無名問わず多くの俳優が出演し、注目を集めてきたが、時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが着目したのは、明石全登(あかしてるずみ)役の小林顕作(こばやしけんさく・45才)だ。小林は意外な作品に出演しているようで…。その経歴と魅力について、ペリー荻野さんが解説する。

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『真田丸』では、ひげ面で一見、強面だが愛妻家の小山田茂誠役の高木渉(主人公・真田信繁の義兄)、イケメンボイスで御屋形様上杉景勝(遠藤憲一)を助ける直江兼続役の村上新悟など、「これ誰?」と思う舞台系の俳優たちが注目を集めてきた。

 高木が『忍たま乱太郎』の滝夜叉丸先輩の声優だと知ってびっくりしたり、 村上が「無名塾」出身でついこの前まで家賃2万円の部屋に暮らしながら演劇一筋生活だったと語るなど、その素顔の含めて楽しませてもらってきたのである。

 そしていよいよ徳川との激戦が近づき、大詰めとなった今、彗星の如く現れたのが、明石全登役の小林顕作である。実際は、彗星というよりは、月夜に信繁(=幸村・堺雅人)が隠棲する村に現れ、大坂城へと迎えにきた黒マントの謎の怪人だった。真田と同じく関ヶ原で敗れた宇喜多秀家の家老だった明石全登。名前を「てるずみ」と読むことも難しい男だが、胸に秘めた思いはもっと難しい。

 幸村とともに大坂城に入り、豊臣方についた十万の牢人のリーダー五人衆のひとりに選ばれ、ともに戦うことになっても、「豊臣の味方するいわれはない」なんてことを言いだすのである。じゃ、なんのためにここへ?と幸村が訪ねると、彼の目的はひとえにキリシタンの信徒を増やすことで、キリシタン禁止令を出した徳川を許すわけにはいかないと口ひげをふるわせて言うのである。

 演じている小林顕作は、劇団を主宰する俳優であり、演出家であり、大人気のダンスカンパニー「コンドルズ」のコントの脚本も担当。劇団EXILE公演に客演したり、『金麦』のCMナレーションをしたりと幅広く仕事をしているが、『真田丸』を見て、すぐに誰だかわかった!という人は、かなりのEテレ通だろう。小林は幼児向けのEテレ番組『みいつけた!』にオフロスキーというキャラで出演しているのだ。

 とはいえ、何度もこの番組を見ている私もオフロスキーと全登は直結しなかった。なにしろオフロスキーは、ピンクの牛柄のつなぎ服で緑色の角がついたフードを被ったファンシーな外見。いつもバスタブにいて、「呼んだ!?」と決めセリフを言ってから登場する。(このコーナーのタイトルは『よんだ』である)。テレビを見ているこどもたちにさまざまなアイデアを披露するオフロスキー。たとえば黄色いタオルを折りたたんで首に巻いて「金メダル」を作ったり、スポンジを手で丸めて飛ばしたり弾ませたり。さらに、ナイスなダンスと歌も披露する。極め付きは、オフロスキーが憧れのおさむらいさんや忍者やおひめさまの姿になって、チャンバラ~とかニンニンと踊りまくる『じだいげぎたよ オフロスキー』。作詞はもちろんオフロスキー自身!

 聞けば、三谷幸喜がオフロスキーのファンで、今回の出演が決まったとか。確かに、時代劇を子供たちに見てほしいとあの曲を作って、ひとりでおさむらいさんや忍者、お姫様までひとりで演じる姿を見たら出演オファーしたくなる気持ちはよくわかる。

『真田丸』最後の隠し玉とも思える小林全登がどう戦うか。Eテレファンとしても言いたい。頑張れ、オフロスキー!!

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