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未だに存在する13の未承認国家

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国の構成要素として、「領土・国民・主権」が必要である、ということは中学校の社会の時間に習ったことがあると思います。これ以外に、国際的に国家であると承認されることがなければ、その国は独立を果たしたとは言えません。

 

世界には、「領土・国民・主権」といった条件を満たしているにもかかわらず、独立を果たすことが出来ていないいわゆる「未承認国家」がいくつもあります。今回はその中から13カ国を紹介し、その国家の現状について見ていきたいと思います。

 

1.コソボ共和国

Photo by Pero Kvrzica

かつて地球上でもっとも多様性を持った国家であった旧ユーゴスラビアに残された自治州であるコソボは、今なお最終的な独立を果たすことが出来ずにいます。

200万人近い人口を抱えるコソボは事実上独立国家として行政を行っていますが、国連加盟国の約半数の国が承認しているだけで国際的な国家承認は受けていません。

 

2.パレスチナ

Photo by Gigi Ibrahim 

長きに渡って対立やテロ事件の絶えないパレスチナ自治区もまた、国家承認を受けていない国家のひとつです。戦後すぐにまでさかのぼるイスラエルとの対立は半世紀以上にわたって続き、何万という人々の血が流れ続けてきました。

イスラエルとの和平は硬直したままですが、2012年からは国連にオブザーバー参加を果たしており、少しずつ国家承認への道が見え始めてきています。

 

3.南オセチア共和国

Photo by -5Nap-

2008年のグルジアによる南オセチア侵攻を契機として国際的に認知されたこの問題。オセット人の国家として事実上独立した地域として1991年以降機能してきましたが、2008年の侵攻を受けてロシアが南オセチアを国家承認。

その後もロシアとグルジアを中心とした国際社会とのにらみ合いが続いているままになっています。

 

4.ソマリランド

Photo by Monica’s Dad

未だ政情不安の続くソマリアの北側で独立を宣言したのが、ソマリランドです。ソマリランドは1991年に独立を宣言しましたが、これまでにソマリランドを国家承認している国は一つもありません。

 

5.中華民国(台湾)

Photo by m-louis

日本に最も近い未承認国家が、台湾です。台湾は正式名称を中華民国と言い、現在では事実上独立国家として機能しています。しかしながら中国を中心とした国々が台湾の独立を頑なに認めないために、未だに台湾は中国の一部ということになっています。

 

6.北キプロス・トルコ共和国

Photo by Lukes_photos

 地中海に浮かぶキプロス島は、長きに渡って南北で領土問題が繰り広げられてきました。

現在、キプロス島では国際的に承認を受けているキプロス共和国の主権が全土に及んでいますが、これを許さない人々はキプロス島の北側で「北キプロス・トルコ共和国」の成立を1983年に宣言。キプロス島の北側を実効支配しています。

 

7.東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)

Photo by malcsb

中国の西部に広がる中国名で「新疆ウイグル自治区」とされているのが、この東トルキスタンです。

台湾やチベットに比べて日本での知名度が高くありませんが、東トルキスタンもまた他の中国における未承認国家と同じく悲しい歴史を抱えています。文化圏としてはイスラム寄りであり、中国とは全く違った雰囲気の街並みが広がっています。

 

8.シーランド公国

Photo by octal

世界一変わっている未承認国家が、このシーランド公国です。この国は、イギリス南東部に浮かぶ人工島の会場要塞で「独立国家である」という宣言を半ば勝手にしたことで生まれました。

現在でも事実上独立した国家として振る舞ってはいますが、国際的にシーランド公国を国家として承認している国は残念ながら無いようです。

 

9.ナゴルノ・カラバフ共和国

photo by pixta

ナゴルノ・カラバフ共和国は、アゼルバイジャンの西部にある自治州だった地域です。 国際的にはアゼルバイジャンの国境内にある事になっていますが、実質的にはアルメニア人が実効支配していてアルメニアからしか入国する事が出来ません。

 

ナゴルノ・カラバフを代表する見所は、中心部から歩いて20分程の丘の上にある「我らの山」。現地では「タティック・パピック」と呼ばれています。
おすすめの記事はこちらです
❐未承認国家「ナゴルノ・カラバフ共和国」に行ってみた

 

10.サハラ・アラブ民主共和国(西サハラ)

photo by pixta

1976年にスペインから独立した「サハラ・アラブ民主共和国」。協定ではモロッコとモーリタニアによる分割統治が定められましたが、サハラウィー人を主体とするポリサリオ戦線はこれを不服とし、アルジェリアの支援を受けて独立を宣言しました。

1991年の停戦を経て現在に至るまで領土の大部分をモロッコによって実効支配されており、政府はアルジェリアに本拠地を置いてあります。

 

11.アブハジア共和国

photo by pixta

1992年にグルジアから独立宣言。独立宣言後に勃発したアブハジア戦争の勝利によって実行支配を確実なものとしている。2008年にグルジアによる南オセチア侵攻を契機として勃発した南オセチア紛争の結果、ロシアによって独立が承認されました。

 

12.沿ドニエストル共和国

photo by pixta

1990年にモルダビア・ソビエト社会主義共和国(現モルドバ)から独立宣言。1992年に勃発したトランスニストリア戦争の勝利によって実効支配を確実なものとしており、アブハジア共和国、南オセチア共和国、ナゴルノ・カラバフ共和国から国家承認を受けています。

 

13.チベット

photo by pixta

チベット自治区、或いは西蔵自治区(せいぞうじちく)は、中華人民共和国の西南部を占める区域自治区です。

中国の公認された少数民族としてのチベット族(蔵族)の居住領域に設けられた民族自治区とされるが、チベット自治区の領域は歴史的・文化的なチベット地域のうちの、中国領に内包される部分の一部で、歴史的に西蔵と呼ばれてきた地方を占めるのみです。

 

 まとめ

「未承認国家」の中にも、当然人々が生活を送っています。前述したとおり、他の国による「自国の領土である」という主張のために国際的に承認を受けていないというところも多く、そういったところでは紛争状態が長く続いている場合もあります。

 

一刻も早く平和な状態を取り戻すためにも、私たちはまず世界にはこのような問題があるということを認識し、これらの「未承認国家」の動向を見守っていく必要があるのではないでしょうか。

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