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膵臓に現れる怖い病気について! 膵臓の働きを知って予防しよう

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最近は膵炎を患って激ヤセしてしまうタレントさんが増えています。実際に、急性膵炎の患者さんは、20年間で約3〜4倍にも増加しているそうです。今回は、膵臓の働きと膵臓に関する病気についてご紹介します。

要チェック項目

□膵臓の働きは血糖の調節と消化酵素の分泌です

□膵臓は暗黒の臓器と呼ばれています

□予防法は飲食習慣を改善することです

膵臓にはどのような働きがあるのですか?

膵臓という臓器があることは知っていても、実際にどのような働きをしているのかについてまで説明できる方は少ないのではないでしょうか。まずは膵臓の働きについて簡単に見ていきましょう。

血糖の調整

膵臓には、ランゲルハンス島と呼ばれる場所があり、そこから血糖を上昇させる働きのあるホルモンであるグルカゴンや、血糖を下げる働きのあるホルモンであるインシュリンを分泌しています。

ちなみに、ウイルス感染や妊娠などをきっかけとして、突然発症するもので場合に見られるタイプの糖尿病のことをⅠ型糖尿病と呼んでいます。生活習慣病が原因の糖尿病はⅡ 型糖尿病として区別されています。

酵素の分泌

膵臓からは食物を分解する消化酵素が分泌されています。アミラーゼは炭水化物を、トリプシンはタンパク質を、リパーゼは脂肪を分解することで知られています。これらを総称して膵酵素と呼んでいます。

膵酵素の消化能力はかなり強く、肉の塊も溶かしてしまうほどだとされています。膵炎とは簡単にいうと、この消化酵素によって、自分の体が溶かされてしまう疾患です。

膵臓の働きを簡単に紹介してきましたが、次は膵臓に現れる代表的な疾患について説明します。

急性膵炎

概要

急性膵炎は、何らかの原因によって膵臓から漏れ出した膵酵素が、膵臓のみならず、周囲の組織や細胞を次々と溶かしていく病気のことを言います。

そのため重症化しやすく、最悪の場合は命を落とすようなこともあります。

原因

急性膵炎になる原因は、男女で若干差異が見られます。男性の場合はおよそ35%から40%が飲酒習慣が原因となっており、20%が胆石が原因ということです。

また、原因不明の急性膵炎も全体の20%ほどに見られるそうです。

女性の場合は、全体の30%が胆石が原因となっており、原因不明の急性膵炎も30%です。また、飲酒の習慣による急性膵炎は10%程度だということです。

症状

急性膵炎の特徴的な症状は、みぞおちから背中にかけての「激しい痛み」と言われており、急性膵炎を発症したおよそ9割の人がこの症状を訴えるということです。

また食欲不振や発熱、吐き気やおう吐、おなかが張る感じも見られるということです。

慢性膵炎

概要

慢性膵炎は、膵臓の細胞内に繰り返し炎症が細胞破壊が起こり、徐々に線維化していきます。

その内に膵臓全体が硬く萎縮していきます。これに関しては、肝臓の病気である慢性肝炎から肝硬変に移行する仕組みとよく似ていると言えます。

原因

慢性膵炎の原因も、やはり大量のアルコール摂取だと言われています。しかも、慢性膵炎の場合は肝炎の場合とは違って、飲酒をやめたからと言って臓器が元に戻ることは期待できません。

なぜなら、肝臓は修復機能の高い臓器ですが、膵臓にはそのような機能がないからです。

よく生体肝移植で肝臓の何%を移植したなんて話を聞きますが、それは肝臓に再生能力があるから可能なのです。

症状

慢性膵炎の症状は、急性膵炎の場合と同じく、腹痛や背部痛が一般的と言われています。ただ、急性膵炎の場合の痛みが堪えがたいほどの激痛なのに対して、慢性膵炎の場合は、鈍い痛みが持続するという特徴があるようです。

膵臓がん

概要

肝臓が沈黙の臓器と言われるのに対し、膵臓は暗黒の臓器と言われるそうです。何故かというと、膵臓に関してはまだまだ未解明な部分が多く、そのため膵臓がんに対してもいまだに治療法が確立されていないからです。

「膵臓がんになったら助からない」というのは、一般的にもよく知られていることと思います。

治療法

膵臓がんの治療にはジェムザールやTS-1といった抗ガン剤が用いられますが、現状では効果が上がっているとは言えないそうです。

また、手術によって切除することもありますが、再発のリスクが高く、長期生存は厳しいそうです。

膵臓病を予防する方法はありますか?

アルコールを控える

急性膵炎も慢性膵炎も、アルコールがその原因の大部分を占めています。そのため、日頃から休肝日を設けるなど、お酒の量を減らすことが重要となります。

食事の見直し

カロリーの高い食事や脂肪分の多い食事は、膵臓に負担をかけるので、慢性膵炎を起こすリスクを高めてしまいます。普段から野菜を中心に、バランスの良い食事をすることが大事です。

10年後の自分に投資しよう!

お酒好きの人には今回の記事は辛いものがあると思いますが、長くお酒を楽しむためにも週に2回は休肝日を設けたいところですね。

また、どのような病気にも言えますが、適度に運動をして血行を促進しましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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