ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

18歳で世界一周! 吉野くんが思う国際協力に必要なこと【前編】

DATE:
  • ガジェット通信を≫

「海外のNPOで働きたい」「将来、海外でボランティアをしたい」など、海外で国際協力の仕事に就きたいと思っている高校生は少なくないのでは?

 

でも、その夢を実現させるためにはどんな大学を選べばいいのか、海外に留学したほうがいいのかなど、進路に悩む人も多いはず。

 

そこで、同じような悩みを抱え、高校生にして「世界一周の旅」に出た吉野裕斗くんに、前編・後編の2回にわたって「国際協力をするために必要なこと」を聞くことに!

 

前編では、吉野くんが抱えた「進路への悩み」や、「世界一周への資金調達」などについて教えてもらった!

 

興味をもったきっかけは「友達への対抗心」から

 

そもそも、吉野くんはどうして海外に興味をもったの?

 

「きっかけは、高校1年生の夏休みに、友達の何人かがアメリカやイギリスへ短期留学に行ったことです。ぼく自身は、もともと海外に興味はなかったのですが、友達が夏休みの間に自分とは違う経験をしてくることが悔しくて…。

 

『自分も海外に行きたい!』と親に相談したのですが、お金がかかるからと反対されました。

 

それでもあきらめきれなくて、『これから卒業まで、電車通学をやめて自転車で学校に通うから、交通費を留学資金にさせてほしい』と頼み込んで、定期代20万円を確保して留学したんです」(吉野くん)

 

20万円で海外留学できる国を探してみると、タイの村でボランティア活動をしながら1週間生活するツアーを発見。

 

「水道も電気もない村でのホームステイでしたが、実際に生活してみるとそこまで不自由さは感じなくて、『日本とは違う生活環境でおもしろいな』『もしかしたらぼくには合っているのかも』と思いました。

 

現地では、日本から持っていった古着や鉛筆を配ったのですが、子どもたちが想像以上によろこんでくれたのがすごく印象的でしたね。

 

その笑顔を見たとき『人を笑顔にすると自分もうれしくなるんだ』と実感して、ボランティアに興味をもっていったんです」

 

 

発展途上の国には、「学校がない」「きちんとした職に就けない」といった高校生の吉野くんにとって身近な問題がたくさんあることを知り、「海外でのボランティア活動をしたい」と思うようになったそう。

 

帰国後は日本で海外ボランティアの活動を開始

 

帰国後、「日本でも国際協力にかかわるボランティアがしたい」と思い、参加できるボランティア団体を探した吉野くん。

 

しかし、高校生が中心となって活動できる団体がなかなかみつからず、「それなら自分で作ればいい」と友達に声をかけ、意気投合した6人で、高校生ボランティア団体「どえりゃあwings」を結成!

 

「最初に行った活動は、自分がタイの村で一緒に過ごした山岳民族の子どもたちに、タイの都市部を見学させるプロジェクトの企画と運営です。

 

タイのツアーでお世話になったNGOの方と連絡を取り、現地での運営に協力してもらったので、初めてでもスムーズにプロジェクトを進めることができたんだと思います」

 

そのほか、NGOやJICAの公式サイトから「ぼくたちもボランティアに参加させてください」とメールを送り、団体と一緒に活動することも多かったそう。

 

「最初のころは『遊びじゃないんだよ』と断られたこともありましたが、できることから地道に取り組んで、自分たちの信用を高めていきました」

 

そして1年後には、被災した東北地方で製造されたお菓子をバングラデシュのスラムに贈る活動などを、NGOの協力がなくても実行できるまでになったという。

 

ボランティア活動の中で浮かんだ「進路への悩み」

 

「そうして実際にボランティア活動をしてみると、国際協力には教育や農業、医療などいろいろな分野があることがわかりました。でも、活動すればするほど、『何が本当に現地で求められているのか』『自分がやりたい分野はどれなのか』がわからなくなったんです」

 

将来、自分がどんな活動をしたいのかによって、大学選びも学部選びも変わってくると思い、高2の進路選択ではかなり悩んだそう。

 

「海外ボランティアに興味をもってからは、知識を増やすためにいろんな講演会に参加していたのですが、その中に、世界一周をした人の講演会があったんです。

 

進路に悩んでいる時期にその人の話を聞いて、『現地で実際に体験することって大切なんだ』『とりあえず世界に出て、現地の人や環境に触れてみれば本当にやりたいことがわかるかもしれない!』と思ったんですよ。

 

それがきっかけで、世界一周に出ることを決めました」

 

 

当時高校2年生だった吉野くんは、高3からの1年間を休学して世界一周に出たという。

 

でも、高校生にとって休学はかなり大きな決断。卒業してからではなく、高校生の間に出発したのはなぜ?

 

「大学進学を考えたとき、ぼくの場合は帰国後に1年間、受験勉強の期間が必要だと思っていました。

 

高校を卒業してから留学すると、留学中の1年と翌年の受験勉強期間で、人生を2年ロスしてしまいます。

 

でも、高3を休学して留学すれば、帰国後は高校3年生として受験勉強ができるので、現役で大学に行った人とは1年の差ですみます。

 

進路が決まらず、受験勉強もせずにぼんやり卒業を待つよりも、思い切って休学した方がムダがないと思ったんです」

 

帰国後の人生設計までしっかり考えて決意したんだ!

 

 

説得や資金調達…「苦労が多い世界一周の準備」

 

決意が固まったものの、やはりまだ吉野くんは高校生。ご両親に反対されたりはしなかったの?

 

「もちろん、猛反対されました。家で何度説得しても『何言ってんの!?』と怒鳴られてしまうので、きちんと話を聞いてもらうためにカフェに連れて行ったんです。他人がいるので落ち着いて話を聞いてもらえて、最終的には『自分でお金を工面する』と提案して、やっと許してもらえました」

 

許してもらえたとはいえ、その条件はかなり厳しいような…。

 

「そうですね(笑)。

 

アルバイトなどでどうにかなる金額ではなかったので、ぼくの情熱を伝えて協力してくれる人を募ろうと思ったんです。

 

はじめは企業協賛を募る方法も考えたのですが、あまりうまくいかず…出発予定の1カ月前になっても、必要な資金は集まりませんでした。

 

そんな時、ボランティア活動を通して知り合った方から、経営者向けのセミナーを開催している方を紹介してもらい、経営者の方々の前で『世界一周や国際協力への想い』を話す時間をいただきました。

 

何度も何度もプレゼンを続けて、出発ギリギリでなんとか135万円が集まりましたね

 

 

そんな大金を集めたなんてすごい!

 

でも、高校生活と両立しながら資金集めをしたり、世界一周に向けて準備をするのはかなり大変だったのでは?

 

「確かに、テスト勉強と準備の両立はかなり大変でした。でも、団体で活動をしているときから、ほかの高校生に『将来就きたい仕事がわからない』という同じ悩みを相談されることが多かったんです。

 

ぼくが世界一周に行けば、ぼくに相談してくれたみんなの役にも立てるし、なんとしてでも出発しなければならないと思っていました」

 

自分のためだけではなく、同じ悩みをもつ高校生のためにも、強い意志で世界一周に旅立った吉野くん。

 

後半では、「世界一周で知った現地の実情」や「国際協力に必要なこと」について語ってもらった!

 

投稿18歳で世界一周! 吉野くんが思う国際協力に必要なこと【前編】はリクナビ進学ジャーナル/大学・短大・専門学校や高校生に関するニュースサイトの最初に登場しました。

関連記事リンク(外部サイト)

アメリカのディズニーで働ける!? 仕事体験もできる大学の留学プログラムとは
ネット遠足にネット部活!? ニコ動の作り方も学べる通信制「N高校」とは?
GLIM SPANKYから迷える高校生へ「ワイルド・サイドを行け」Part2

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
進学ジャーナルの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP