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間違えやすい細菌とウイルス、その違いはなあに?

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外部からの感染といえば「細菌感染」や「ウイルス感染」がありますね。この細菌やウイルスの違いをご存知ですか。感染するという意味では同じだけれど、この二つは似ているようで別物なんです。間違えやすい細菌とウイルスの違いについてお話ししましょう。

細菌は生物だけどウイルスは生物ではない!?

細菌とウイルスの一番の大きな違いは、生物としての構造を持っているか、または持っていないかです。生物とは、自分で外から栄養を取り込みエネルギーに変えることができ、また親が子供を生むように自己繁殖能力(または増殖能力)があることが条件となります。細菌はこれに当てはまるので生物と言えます。しかしウイルスは無生物に分けられます。なぜなら自分で栄養を摂ってエネルギー変換することができないうえに、ウイルスは自分だけでは増殖できず、ある細胞の中に入り込んで、自分を増やすために利用する必要があるからです。生物であるか無生物であるかの違いで、感染病にかかった時の治療法も変わります。

細菌に効く抗生物質がウイルスには効かない

生物である細菌には抗生物質が効きます。抗生物質とは細菌の細胞を攻撃することで細菌の活動や増殖を阻止するのですが、構造の違うウイルスに抗生物質は効きめがなく、またウイルスを殺す薬もないのが現状です。だからウイルス感染は治療よりも予防に重点を置きます。あらかじめ無毒化したウイルスを体に入れておき(つまりワクチン接種)、そのウイルスに対して体の免疫力を高めておくのです。すると実際にウイルス感染した時に発症せずに済んだり、症状が軽くて済むようになります。

抗生物質の乱用

抗生物質が発見されたのは1928年です。以来、抗生物質が多く使用されるようになり、これまで不治の病とされた結核やコレラなどを治すことに成功しました。しかし抗生物質の乱用は別の問題も生み出しました。細菌が抗生物質に対して強くなってしまい、耐性菌として抗生物質が効かなくなってしまっているのです。便利な抗生物質は人や動物の治療に安易に使用されることが多く、例えば抗生物質が効かないウイルス性の感染病に対してまでも無意味に処方されることがあるほどです。本当に抗生物質が必要かどうか、見極めて使うことが大切です。それから、もともと人間には細菌やウイルスに対し抵抗できる力が備わっています。その力が免疫力です。普段から免疫力を高めておくことで、細菌やウイルスに感染してもやっつけてしまうことができます。免疫力を高めるには規則正しい生活と十分な栄養を摂ることが重要となります。それにプラスして細菌やウイルスを体内に入れないようにする対策、例えば食品の加熱調理やうがい手洗いを徹底するなどを同時に行っていくことが感染病対策となります。

writer:Akina

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