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《帯状疱疹の原因と対処法》気を付けたい後遺症のリスクも解説

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帯状疱疹って名前くらいは聞いたことがあっても、実際になった人でもなければ詳しくは知らないのではないでしょうか。

ある程度の年齢になってきた場合、痛みが長く続いてしまう危険性もあります。

早期治療へと結びつけるためにも、予備知識として知っておいてくださいね。

要チェック項目

□帯状疱疹は水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが原因である

□体の免疫力が低下するとウイルスが悪さを始める

□帯状疱疹後神経痛は長く続くので要注意である

帯状疱疹とは

水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが原因となる疾患のことです。

水疱瘡はほとんどの人が経験していて、その抗体を体内に持っているのですが、季節の変わり目や風邪をひいた時など免疫力が低下した時に、休眠していたウィルスが暴れ出すことによって様々な症状が現れます。

病態

帯状疱疹は、赤い斑点と小さな水疱が帯状に体に現れることからその名前が付けられています。

初期症状としては、多くの場合で体の左右どちらか一方に、チクチク・ピリピリとした刺すような痛みが現れるのが特徴です。水疱が破れるとただれてかさぶたになります。

症状の強さは人によってそれぞれで、痛くて眠れないくらい症状が重い人もいれば、逆にそれほど痛みが強くないような人もいます。

ですが、一般的には痛みが強いことの方が多いということです。湿疹をただの虫刺されなどと勘違いして市販薬で対処し、治療が遅れると重症化することもあるので要注意です。

原因

直接的な原因は水疱瘡のウィルスです。子供の頃に水疱瘡になったことがある人ならだれでも罹り得る疾患です。

ただ、健康な状態であればウィルスは大人しく活動を停止していますが、いったん体の免疫力が低下すると悪さを始めます。お年寄りに帯状疱疹患者さんが多いのはそのためです。

帯状疱疹の好発年齢や好発部位

発症年齢

帯状疱疹は中高年に多く見られる疾患ですが、若い人も無縁ではありません。年代別にみていくと、最も多いのが60代で全体の罹患者のおよそ22%です。

ついで50代がおよそ20%、70代がおよそ16%、40代がおよそ10%といった具合に続きます。

若い世代を見てみると、20歳未満でおよそ10%弱、20代でおよそ8%、30代でおよそ7%となっており、免疫力の弱い子供や老人がかかりやすく、最も脂の乗った世代と言える30代に少ないことが分かります。

好発部位

帯状疱疹が出やすい部位としては、胸から背中、腕にかけてが最も多く、全体のおよそ31%を占めていることから、3人に1人が胸背部や腕に症状が現れる計算になります。

次いで多く見られる場所が腰背部で、およそ20%程度となっています。

頭部や顔面、また臀部や下肢に現れるケースがそれぞれおよそ17%ずつあって、首から腕にかけてがおよそ15%となっています。このデータから見ると、帯状疱疹のほとんどが上半身に現れるということが分かります。

帯状疱疹の治療法

抗ヘルペスウィルス薬

帯状疱疹の治療法には基本的に抗ヘルペスウィルス薬が用いられるのが一般的です。

といっても、ヘルペスウィルスを死滅させることは出来ず、増殖を抑えることによって症状が現れる期間を短縮し、早期回復に導くことを目的としています。

ただし、抗ヘルペスウィルス薬は飲んですぐに効果が現れると言った類の薬ではなく、薬効が見られるまでには2日ほどかかるのが普通です。

痛みが収まらないからと言って自己判断で薬の量を増やしたりするのは厳禁です。医師の指示通りに服用することが肝心です。

その他の治療法

抗ヘルペスウィルス薬以外の治療法としては、痛みがひどい場合には必要に応じて消炎鎮痛薬が使われたり、神経ブロックという治療が行われることもあるということです。

帯状疱疹後神経痛について

帯状疱疹にかかると、皮膚の症状が消えた後にも痛みが残ってしまう場合があります。このことを「帯状疱疹後神経痛」と呼んでいます。

高齢者に多く見られるのが特徴ですが、帯状疱疹の症状が重かった人にも見られることがあります。

治療法

帯状疱疹後神経痛は長期にわたり(場合によっては一生)日常生活に支障を及ぼすため、ペインクリニックでの治療が必要となる場合があります。

また、ストレスや疲労を避け、趣味に打ち込むなど上手に付き合っていくことも大事です。

早期発見・早期治療が早期回復へのカギ

帯状疱疹に限らず、病気というものは早期に発見して早期に治療を行うことで、治療期間を短く済ませることが可能となります。

帯状疱疹に関しても早めに発見して治療を開始することで、抗ヘルペスウィルス薬の治療効果が高くなることが分かっています。何かおかしいなと思ったら早めに病院を受診することが肝心です。

自己判断で重症化しないよう気をつけましょう

帯状疱疹は一般人が見てもそれと分からないことが多く、ただのかぶれだと市販薬で対処したりすると、治療が遅れて治癒が遷延することもよくある話です。

体の片側にチクチク・ピリピリするような痛みがある場合には、速やかに医療機関を受診するようにして下さいね。

(監修:Doctors Me 医師)

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