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急増中の加齢黄斑変性 片目1回5万円の注射が主な治療法

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 近年、国内で急増している目の病気が、加齢黄班変性だ。50才以上の1%の人に病状がみられ、高齢になるほど発症率が高まるが、30代で罹患する人もいる。

 加齢黄斑変性は、網膜の中心部にある「黄班」に障害が発生し、ものが歪んで見えたり、中心部が暗く見えたりする病気。欧米では成人の失明原因1位で、日本でも70万人以上の患者がいるとされる、国から難病に指定される恐ろしい病気だ。

 加齢黄斑変性では、原則として手術は行わない。現在の一般的な治療法は注射だ。彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長の平松類さんが解説する。

「『抗VEGF抗体』という薬を目に直接注射します。保険適用で、片目1回約5万円を大体2か月に1本行う。それでも治すことはできず、進行を食い止めるだけです」(平松さん)

 急増した要因は食生活の欧米化による血中の酸化とされている。筑波大学医学医療系眼科教授の大鹿哲郎さんはこう話す。

「酸化を防止する作用のあるルテインが黄班変性の予防に効果的との科学的データがあります。ほうれん草など緑黄色野菜にも含まれますし、ルテインのサプリもあるので日常的に摂取することをお薦めします」(大鹿さん)

 緑内障と同様に眼底カメラで発見できるため、定期的に眼科で検査しておこう。さらに加齢黄斑変性は、両目を患うことが多い緑内障と違って片目ずつ発症することが多く、反対の目が視野や視力を補うため、すぐには発覚しづらい。日頃から片目ずつ、「見え方」をチェックする癖をつけておきたい。

※女性セブン2016年11月10日号

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