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認知症の方が利用可能な代表的な介護施設5つ

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こんにちは。介護福祉士の魚谷です。今回は、介護を必要とされている方の代表的な5つの施設を、利用者と家族の視点からまとめました。

特別養護老人ホーム

最も代表的な施設では、原則要介護3以上の方が入居可能です。古くからあるところでは、4人部屋が中心ですが、平成14年度以降に建てられたところは原則個室となっています。生活の場という位置づけであることから、職員の多くは介護職員で、看護師はいますが医師が常駐しているところはほとんどありません。退居は死亡時以外にも、長期の入院となった場合に求められることがあるので注意が必要です。

老人保健施設

要介護1より入居可能な施設ですが、一番の特徴は死亡時までなどずっと入居することができない点にあります。
昔から病院と自宅の「中間施設」と呼ばれ、退院後、自宅に戻ってある程度の生活が送られるようになるまでリハビリ等をおこなう場所となっています。医師も常駐、看護師も特別養護老人ホームに比べ多く配置されているのですが入院が必要となると退居となるので注意が必要です。

介護療養病床

この「場所」は(老人)病院の中にある病床を指して言います。病院の中にあることから前の2つの施設と違い医療的「管理」(治療ではありません)が必要な方で介護が必要な方が利用される大きな特徴です。そのため要介護1より利用可能ですが、入居されている方の多くは要介護4以上となっています。介護職員も配置されていますが同割合で看護職員もおり、医師も多く配置されています。

グループホーム

まず入居にあたっての条件で、これまで3つの施設との違いがいくつかあります。要支援2から入居可能で、施設の所在地に住所がある人のみ入居可能、そして何より認知症でないと入居できない点です。

また家庭的な介護を提供するということから規模は小さく、1つの建物の中に9人までの1つの単位が最大2つの単位(計18人)までしか認められていません。ただ「家」なので医療面は弱く看護師や医師の配置が条件となっておらず、そのため医療的対応が必要となっても十分な治療が行えなかったり退居を求められたりするので注意が必要です。

介護付有料老人ホーム

まず要支援1より利用することができるのがこれまでの施設とは異なります。また特徴として(介護)対応を施設内に配置されている職員がおこなう所と施設が契約している外部の業者が来ておこなう所があります。

施設選びで重要なポイント

5種類の施設を紹介しましたが、施設選びを行う上でのポイントもあります。

特性を知る

当たり前のようにも思えますが、各施設の特性を知ることが重要です。と言いますのも、「もっと知っていれば…」という話をよく耳にするからです。何もかも十分な施設はないと思ってください。ここまでは対応してもらえるが、これはできない、してもらえるがお金がかかるなど、事前によく確認しておくと良いと思います。

見学に行く

評判や口コミは「あくまで」それを言った人の評価であり、何より大切なのは入居する本人と見学に行くことです。前もって連絡(予約)せず、飛び込みで行くことをおすすめします。その方が施設の「本当の」様子を見ることができるからです。連絡すると、施設側も良い面だけを見せようとします。良い面だけの施設などないわけで、連絡せずに行くことで、悪い面も含めて多くのこと(設備や環境)を知ることができます。

まとめ

利用にあたっての料金も重要なことですが、今回はそれぞれの「特徴」に重点を置くことにしました。それは料金が高いから良い、安いから悪いとは決して言えないからです。介護施設にはそれぞれ特徴があり、高いから望んでいることの全てを行ってもらえるとはかぎりません。

対応できないサービスについては、多少目をつぶり重視したいことは何かを考えていくことが必要であることを伝えたかったのです。そして、そのひとつが死亡以外に退居となる条件であってほしい。状態が変化していくのは当たりの前のことで、その中で介護を受ける本人、介護者がともに安心して生活を送ることができるために…。

この記事を書いた人

魚谷幸司

昭和47年生まれ。東大阪市在住。大学在学中よりアルバイトで介護に従事する。卒業後は特別養護老人ホームやデイサービスセンター、認知症グループホームにおいて主任や副管理者等で勤務した後、本年1月に認知症支援事業所を起業。500人、20年以上に渡って認知症と呼ばれる方の声を聴き、今も向き合い続けています。また社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員を所持し5人の成年後見人としても活動しています。

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