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「だから僕は7デパートくらいハシゴしていましたね」

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今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「ザ・パーフェクト」のピンボケ太郎さん。誰からも愛されるであろうその親しみやすい見た目とは裏腹に悲壮感が漂ってくる苦労話に、インタビューアー梅沢の瞳からは涙が溢れていた。


―――ご自身の芸名の由来は何なのでしょう?

 

専門学校時代、みんなで写真を撮った時、何故か僕だけピンボケしていて。全部完全にボケてた。ちょっと怖かったですけど………それでこうなりました。

 

―――なんか憑いてるんですかね?今もボケますか?

 

霊的な何か、かも知れませんね。(芸名を付けたのが)その時なので、今はとりあえず大丈夫です。

 

―――まだ憑いているかも知れませんよ。芸歴はどのくらいですか?

 

結成3年目ですね。最近ちょこちょこ色々な所に出させて頂いてます。

 

―――お笑いを始めたきっかけは?

 

小学生くらいからずっとやりたいと思っていました。丁度その頃は(お笑いが)ブームの時期で、笑いの金メダルやオンエアバトル、エンタの神様が放送されていて、一番(お笑いが)見られていた時期でした。

 

―――何故、ザ・パーフェクト?

 

もう芸人を辞めた先輩なんですけれども、フレディ橋本マーキュリーさんという方につけてもらったんです。幾つかあった候補の中からこれを選びました。

 

―――アンケートに移ります。風呂なしのワンルームに大人3人で住んだことがある?更に、ガスコンロもないので、貰ったレトルトカレーを太陽光で温めて食べていた?

 

はい。3人で住んでいました。

元々芸人さんと、誰か違うひとがいた所に上がり込んだんです。僕も知らないひとがいたりとかして。生きるために必死でしたね。

温める為のものがなくて、差し入れとかでレトルトカレーを貰ったのはいいものの、(物理的に)食べられないし、もったいないなあと思っていた時に、「そうだ、一応試してみよう」と考えて、ベランダに出しました。3時間くらいに日光に当てて、「これなら温められるだろう」と思いましたね。

 

で、食べたんですけど、気色の悪い味がしましたね。ぬるい。ただひたすらにぬるい。お腹が空いてるからこそ食べられた、くらいの味でした。もったいないから強引に食べました。

 

―――お話を聞く限りでは、試したくないですね。他には、デパートの試食のコツを知っている?

 

飲食店でアルバイトをしていて、そのバイト先でまかないを食べていて、それ以外では(お金がないから)食べない。そして、バイトがない時は、先輩に「奢って下さいよ〜」なんて言って食べさせて貰う。けれど、それもない日があるんです。それが何日も続くと死ぬので、(そういう時は)試食がばっちりあるので、デパートが一番なんですよ。

 

ただ、それも行き過ぎると、やっぱり顔を覚えられてしまうんです。だから、一番初めに投資しないといけない。

 

―――投資ですか?

 

食材を買うんです。実際に。

そして、「このひとは買う人です」ってことを最初に印象づけるんです。そうすれば、怪しまれない。

 

あと、1デパートではもちろん1回。だから僕は7デパートくらいハシゴしていましたね。時間帯は人が多い時を狙って下さい。紛れてやっていくのが一番いい。覚えられると本当にしんどいですから。

 

―――覚えられたことがある?

 

ありますね。「そんなにいっぱい食べちゃ駄目だよ」って言われたことがある。なので、服を変え眼鏡を取りマスクをして行ったこともあります。そうしたら、結構分からないんです。そういう風にして何回も変えれば、それなりに食べられる。

 

―――今もまだ試食に行かれたりはしていますか?アルバイトは?

 

バイトがない時は行ったりしますね。

現在は中華料理屋で働いています。まかないはめっちゃ食べられるので、ありがたいです。

 

―――アンケートに戻りましょう。自転車のライトを鏡で多数反射させて夜を過ごしてた。すいません(笑)これはどういうことですか?

 

電気が消えてたんです。ガスもなければ、水道も電気も止まっていた時があって、その時にどうしようかと思ってたら、「自転車のライトだ!」と閃いたんです。

自転車を一台部屋の中に持って来て、漕ぐんです。手でぐるぐる回して。そうすると(ライトが)光るじゃないですか?それ(ライトの光)を、良い位置に配置した何枚かの鏡で反射させると、部屋に光が散らばって、(真っ暗な部屋の中でも)物とかが見えるようになるんです。明るくなって、物の配置が分かったら、ライトから手を離して(位置を忘れしまわないうちに)ぱっと取りに行く

 

それで、一時期革命的だったのが、スポーツバイクとかの取れるライト。あれが最強だったんですよ。持って歩けるから、反射させる必要もないし、最後まで物を照らせる。ただ、電池代が掛かるんですよね。それですぐ辞めたんですけども、あれが一番良かったですね。

 

まあ、何ていうか、こうやって過ごしておりました。

 

―――ありがとうございました。

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オモプラッタ

記者:

オモプラッタはポルトガル語で「肩甲骨」という意味。 芸人さんが華麗にはばたくための翼を支える肩甲骨でありたい。 それがオモプラッタの理念です。 オモプラッタ編集部は、プロの芸人さんたちが日々生み出している「オモシロ」のカケラを拾い集め、編集して、独自のコンテンツとして皆様にお届けしていきます。

ウェブサイト: http://www.omoplata.net/

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