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【コラム】グアテマラからメキシコの国境越え。凄まじい事件はすぐ傍に

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メキシコ女子旅旅行記/メキシコシティ・ソカロ・タパチュラ観光&グルメの旅!

今年の6月、中米を2週間気の向くままに旅した。予定は特に立てなかった。パナマとメキシコの友人宅を回りながら、「明日はどの国へ行こう?飛行機かバスどっちにしようかな 」なんて、その日に翌日の予定を立てながら世界を彷徨い、未知なる土地を冒険し開拓していたのである。

ところで、中米と聞くとどのような国を思い浮かべるだろう?日本で有名なのはメキシコやキューバだろうか。中米はカリブ海に面し、言語はスペイン語。ホンジュラスやニカラグアなど、中米に来るまでは聞いたこともなかった名前の国も存在する。

今回の旅はパナマから出発し、エルサルバドル、グアテマラ、メキシコを回った。全世界の中でもトップクラスに治安の悪いと名高い中米。そこで目にしたもの、遭遇した事件は衝撃的なものだった。

とある事情があり、グアテマラからメキシコへ不本意ながらバスで国境を越えることに。5時間で着くと言われたバスは結局10時間かかりメキシコの国境近くの街、タパチュラに到着した。

「やっと着いた~!」と降り立ったバスターミナル。 そこでふと異変を感じる。一面ガラス張りの大きな窓ガラスに無数の銃弾が撃ち込まれていたのだ。しかし、その時は特に誰も騒いでいなく、警察や報道陣もいないのでそこまで気に留めず、バスターミナルの前にあった宿に宿泊した。

メキシコ女子旅旅行記/メキシコシティ・ソカロ・タパチュラ観光&グルメの旅!

そして、日が明けて翌日。明るくなったし街でも散策しようか、と何気なく入ったお店で手に取った新聞。そこで初めて、事件の真相を知った。黒づくめの男たちが銃を持って、街を占拠している写真が1面に載っていたのだ。そこにはたった1時間前、「この壁カラフルで可愛い!写真撮ろう!」と立ち止まり、気楽にパシャパシャ写真を撮っていた紛れもない”その”場所も、男たちが銃を持ち立っている写真が載っていたのである。

もし、バスが5時間前に着いていたら遭遇していたかもしれない。予測はしていたけれど、中米の危険度に奮え上がった。

メキシコ女子旅旅行記/メキシコシティ・ソカロ・タパチュラ観光&グルメの旅!

だがそこで、ふとあることに疑問を抱いた。何故新聞1面の記事になる程の恐慌な事件にも関わらず、事件から1日たった街は平然としているのだろう。カフェでは家族連れが楽しそうに朝食を食べている。店員さんは笑顔でトルティーヤを揚げている。いや、よく考えれば一日どころか、一日もたっていない。その日の夜にはもう、 窓ガラス周辺の事件現場は銃弾跡が残っているのみで、特に立ち入り禁止なったり警察が来たりなど何も残っていなかった。 人々も平然と歩いている。

この場所では、このような事件は当たり前なのかもしれない。日常茶飯事なのかもしれない。もしこれが日本なら、数日間は立ち入り禁止になり、報道陣が押し寄せ、数ヵ月は誰も寄り付かないだろう。

これが世界の現状。今自分達が生きる場所は平和かもしれない。しかし、同時刻に世界のどこかの国では戦争の真っ只中であったり、テロや凄まじい事件が日常茶飯事であったりする。

私達が平和な場所に生まれ、不自由なく安全に豊かに生きていけるということは、世界中を見れば奇跡のようなもの。平和ボケせずしっかりそのことを胸に刻み、平和な日々に感謝しながら生きていきたい。

※グアテマラからメキシコ間のバスでの国境越えはおすすめしません。メキシコ在住の体格の良い男性でさえ、強盗等危険なので乗らないという程。グアテマラのアンティグアや、メキシコの数々の有名観光地は治安がそこまで悪くない素敵な場所が多々あるので、飛行機などを使い危険な場所は回避しながら、十分注意して旅することをおすすめします。

◆文・写真:KANA
(旅フォトジャーナリストとして世界を飛び回る。世界のトップ旅メディアや企業と仕事するなどワールドワイドに活躍。多数のメディアに連載を持ち、ガイドブックやツアーの計画も手掛ける。主に世界各国の人々の生き方やライフスタイルについて執筆。BLOG「JETSET TRAVEL LIFE」 )

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