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負けても“いいね”2万超え!「バファローズポンタ」運用の舞台裏

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怒涛の猛追でパ・リーグを制した日本ハムファイターズ、25年ぶりにセ・リーグの覇者となった広島東洋カープ。この2チームによって、2016年のプロ野球は大いに盛り上がった。そんななか、年間を通してリーグ最下位をひた走りつつも、ネット上でその勝敗が注目を集めたチームがある。オリックス・バファローズだ。

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なぜオリックスが注目されたのか? それには、Twitterアカウント「バファローズポンタ」(@bs_ponta)の影響が大きい。現在、16万1386フォロワー(2016年10月28日時点)を抱え、各投稿に対するリツイート数も数千~数万を記録。新設から1年を経たずに、超人気アカウントに成長したのだ。

その人気の秘密は、試合前後に投稿される、タヌキをイメージしたキャラクター「ポンタ」の表情豊かなイラスト。特にオリックスが試合に負けた時は、どんな表情を見せてくれるのだろうと、ファンだけでなく多くの人が楽しみにしていたことだろう。とはいえ、ここまで人気アカウントに成長させるには、並々ならぬ道のりがあったに違いない。同アカウントは、どのような体制で運用されていたのか。チームメンバーの一人で、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングの奥山珠里さんに聞いた。

●きっかけは“キャップスポンサー”

「開設のきっかけは2016年シーズンのキャップ(帽子)広告スポンサーに契約したことです。キャップにキャラクターが描かれるのは球団初だったため、当初は賛否両方の意見が出ていました。そこで、オリックス・バファローズを応援していこうという気持ちをファンのみなさまに知ってもらいたいとTwitterアカウントの運用を始めました」(奥山さん、以下同)

注目の的となった、イラスト付きの試合結果の投稿は今までにない試みに思える。そのつど制作するため、かなり労力がかかりそうだが、始めようとしたきっかけは何だったのだろうか?

「イラスト付きの投稿は、もともと運用していた『Ponta』アカウント(@Ponta)を参考にしています。これをアレンジする形で、試合展開に応じてイラストを変える方法を採用しました。最初は楽しくていいはず! と意気込んでいましたが、これが予想外に…というか案の定厳しかったですね。シーズンが終わった現在も、17時ごろになると試合前の投稿内容を確認していた頃を思い出すほど、当時は大変でした」

●反響が最も大きかったのは“あの敗戦”

2016年シーズンを通して、イラストをツイートしてきた「バファローズポンタ」。様々な愛らしい姿が描かれてきたが、ユーザーのリアクションが最も多かったのは、どのツイートだろう。

「リツイート数、いいね数がともに最も多かったのは、6-22で福岡ソフトバンクホークスに大敗した5月24日のツイートです。通常、試合前にイラストの構図を決定し、試合後すぐに投稿しているのですが、この日は2連敗中のなか、ファンの方から『大丈夫?』と心配されるほど、点差が開いていく展開だったんです。そこで、当初考えていた構図を見直して投稿。試合終了から30分遅れの投稿となってしまいましたが、悔しさを十分に表現できるようアニメーションに変更しました」

このツイートは、リツイート数4万3000、いいね数2万8000を突破。大敗でリアクションが大きいという、悔しい結果となった。ただ、大きな反響が出始め、印象深かったのは、シーズン初めの勝利した時のツイートだったとか。

「リツイート数やいいね数が伸び始めたのは、4月13日に投稿した勝利時のツイートです。ホームランやサヨナラ勝ちなど、オリックス・バファローズにとって、シーズン初づくしの試合でした。投稿後7分間で6000リツイートを記録しています」

●「負けても笑える」アカウントに

では、運用するうえで、心がけていたことは?

「最も重視したのは、ファンの心理をポンタでどう表すか、です。勝てば全力で喜び、負ければ思いっきり悔しがる。ファンと同じ気持ちになることで、同じチームを応援する仲間として認めていただけたらという気持ちで運用していました。また、たとえ試合に負けてしまっても、笑顔になってもらえることをテーマとして考えました。そのため、常に元気いっぱいの姿で応援し、通常よりも喜怒哀楽の振り幅を大きくしてみたのです。結果、ファンの方から『負けたときもバファローズポンタを見ると、なんだか笑ってしまう』というコメントをいただきました」

その後、ポンタの家族が登場したのも、ファンからのツイートがきっかけだったという。

「もともとポンタには家族がいますが、バファローズポンタアカウントに登場させるのはポンタだけの予定でした。しかし、オリックス・バファローズの女性ファン向けイベントである『オリ姫デー』に妹のプティポンタを登場させたのをきっかけに、ファンの方々がポンタファミリーのことを調べてくれるようになり、パパやママを登場させました」

ファンからの声に耳を傾け、良好なコミュニケーションを築き上げてきたこのアカウント。来シーズン含め、今後の運用は?

「アカウントの運用は、今のところ未定です。リーグ順位は残念な結果に終わってしまいましたが、1年間見守っていただいたファンのみなさまに感謝したいです」

オリックス・バファローズファン以外も、その動向に注目が集まるバファローズポンタ。来シーズンもぜひ、Twitter上でその元気な姿を見せてほしい。

(杉山大祐/ノオト)

<関連サイト>

▼バファローズポンタTwitterアカウント

https://twitter.com/bs_ponta

(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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