70歳のベット・ミドラーが語る、デビュー作再発からブロードウェイ記録を樹立した最新主演作

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70歳のベット・ミドラーが語る、デビュー作再発からブロードウェイ記録を樹立した最新主演作

 【グラミー賞】3冠、【ゴールデン・グローブ賞】、【エミー賞】受賞経験を持つ、歌手で女優のベット・ミドラー。アリシア・キーズ、マルーン5のアダム・レヴィ―ン、マイリー・サイラスらが審査員の人気オーディション番組『The Voice』の最新シーズンでブレイク・シェルトンのメンターを務めるほか、2017年の3月からブロードウェイで上演予定のミュージカル『ハロー・ドーリー!』(チケットの売り上げがブロードウェイ記録を樹立)で主役を演じるなど、70歳になった今も精力的に活動を続けている。そんな彼女が、米ビルボードのインタビューに答えてくれた。

◎『The Voice』へ初出演を果たした感想は?
とても楽しいわ。本当は断ろうと思っていたの。ある集まりで、著名なシンガーに「“The Voice”には出演したくない。だって私がキッズに言うできことなんて何もないもの。」って話したの。そしたら彼は「どんな風に歌うかを教えるんじゃない。パフォーマーであるというのは、どういうことなのかを教授してあげるんだ。」と言ったわ。出演者の中には、これまで私が聴いた人前で歌う人の中で、最もビューティフルな歌声の持ち主もいる。番組の根幹は、とてもスウィートで、全く醜悪ではない。そして、もちろんブレイク(・シェルトン)は最高!まだTV出演の経験しかないけれど、私が思うに…私が彼のエージェントだったら、すぐにでも映画に出演させるわ。演技もできそうだし、写真写りもいい。まるで、ジョン・ウェインのようね。

◎『ハロー・ドリー!』の稽古も佳境だそうですね。
すごく楽しんでる。少し痩せたしね!いまだに信じられないけど。こんな大役をブロードウェイで演じるのは初めて。踊りも少し学んだ…まぁ、ずっとダンスはしてきたけれど、10~12人もの共演者と一緒に踊る振りつけはやったことがなかった。習得するのが難しいけれど、グレイトよ。ダンスするのは大好き。みんな踊るべきよ。体重がみるみる落ちていくから!

◎1972年にリリースされたデビュー・アルバム『The Divine Miss M』に未発表曲が収録され、10月21日に再発されましたが、これは誰のアイディアだったのですか?
このアルバムを再発してって、何年も言われ続けてきた。いまだに持っている人はいるって思ってたけど、今は様々なテクノロジーがあって、LPを捨ててしまう人も多いみたいだから…なぜ?、どうして?、って思うけど。みんな聴きたいと思う、入手困難になっている、最近はCDすら売っていない、って。だから「慎重にリマスターして。リリースした当時と同じ温かさがあるアナログ・サウンドが感じられるものに。」とお願いした。このレコードは大好き。レコーディングした時、とても若かった―まだ28歳になったばかりで、それは私の歌声からも感じ取れると思う。若き頃のスピリット、そしてこんなにも素晴らしい状況で自分を見つけ出すことができた心からの喜び。

◎もうすぐハロウィンですね。主演作『ホーカス・ポーカス』の公開から23年経った今でも愛されている理由とは?
女性がスラップスティック(=体を張った)・コメディをやるのって珍しいでしょ。それに、映画を見ればわかるけど、とても楽しんで演じているのがわかる。続編がない理由は、私にもさっぱりわからない。ドナルド・トランプ風に言うなら、“all the shackles were off”(=束縛するものがなかった)で、好きなだけワイルドになれた。まさに完璧な、“楽しさ”の嵐という感じね。

Interview by Keith Caulfield / Photo by FilmMagic / 2016年10月27日 Billboard.com 掲載

◎The Voice 2016 – Behind The Voice: Team Blake
https://youtu.be/MOleFXER-Ko

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