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神田で50年!イワシ専門店“意地”の500円ランチ

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かつてはコスパ最強の庶民の魚だったイワシも、このところ値段は高騰気味。年によって値段は上下するものの、かつてほど「安い魚」ではなくなりつつあります。

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神田駅そばにある「かぶき」は、ランチタイムにはそんなイワシ料理がワンコインで食べられるイワシ料理の専門店。ただし、ランチタイムに限っては、若鶏のゆずこしょう焼き、大麦豚トンカツ、特大チキンカツなどの定食すべてが500円という一般的な定食店の趣となっております。

さて、引き戸をガラっと開けるとすぐさま「何にしましょうか?」と聞かれるので、戸惑わないように。最初に注文を確定する先払いシステムなので、表の看板であらかじめ注文を決めておきましょう。今回は、お目当てが決まっていたので「イワシの蒲焼」とサバの塩焼きがついたA定食を注文。するとレジの男性が大声で「エー」と厨房に向かって叫ぶ。すかさずホールの方からは「エー」と復唱する声。同じ先払いでも自動券売機にはないこういうやりとり、昔ながらの食堂の感じがいいですよね。

さらに席に置かれたでっかい急須でお茶を注ぐも、それを飲み干すまでもなく届くお盆。ここまでで安い、早い!が揃いました。メインの蒲焼イワシ、サバの塩焼き以外に、味噌汁と漬物、さらに昆布の佃煮、ふりかけ、とご飯のお供がやたらに充実しているのが印象的。

さて、肝心のイワシの蒲焼をいただきましょう。サクっと揚がった衣のなかからイワシの脂がジュワー。濃いめ甘辛のタレはご飯がすすむ味。イワシって普通の定食屋のメニューには案外とないもので、これが安い、早い、旨い! で食べられるとはありがたいですなあ。

「イワシは傷みやすく、鮮度がなにより大事な魚。ウチのイワシは、千葉の銚子漁港に揚がったものをとりよせています。神田駅前で始めた先代の店から数えると50年。500円の定食を始めたのは30年前ぐらいでしょうか。ご存じのように、イワシの値段は高騰してきているので値段を変えないのはつらい面がありますが、そこはイワシ専門店の意地といったところですかね。なじみの漁師さんから直接仕入れるなどで、なんとか原価を抑えているところです」そう語るのは、かぶき本店の店長、薄井さん。

あらためて店の中を見回すと、ずらりと並んだイワシ料理のメニューが目に入る。刺身、なめろう、竜田揚げ。塩焼、蒲焼、つみれ汁…と常時、36品目以上あるというからさすが専門店の品ぞろえなのだ。さらに、板場を見ると大きな水槽に泳ぐイワシの姿も見える。

「看板メニューのひとつが、活きイワシの刺身。イワシは漢字で弱い魚(鰯)と書くぐらいで、とてもデリケート。それを活かした状態で持ってくる専門の業者さんも限られているので、都内では貴重な味だと思います。味が全然違うのでぜひ一度試していただきたいですね」(同)

こちらはさすがにワンコイン、とはいかないようで「活きイワシの刺身」は680円也。しかし、身を取った残りの骨の部分は無料で唐揚げにしてくれる、一匹で二度おいしい仕様。手間を思うと考えられない安さです。

ちなみに、お酒のメニューに目を向ければ「獺祭」「醸し人九平次」などの銘柄日本酒が2合で1320円。これまた安い! 昼のランチでお得なことを知って、夜の時間に必ず訪れたくなる…。その思惑に、進んでハマりたくなってしまうお店でした。
(宇都宮雅之)

■ワンコイングルメ 第22回

<お店データ>
いわし料理かぶき 本店

場所・東京都千代田区内神田3-5-5 大同ビル1F
アクセス・JR神田駅西口より徒歩2分
休・日、祝
営・11:00~14:00(ランチタイム)、16:30~24:00(L.O.23:30)
電・03-3252-0936

※南口店、北口店もあり
店舗外観からはちょっとお高め、の雰囲気もあるがお値段は大衆価格で安心
撮影:うぬまいちろう店舗内観。メニューにはイワシ料理がびっしり
撮影:うぬまいちろうちなみにこちら、特大チキンカツ定食。これも500円
撮影:うぬまいちろう
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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