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わざとやってる!?そんな子どものいたずらは無視する、我が家の「叱らない」子育て by 斗比主閲子

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こんにちは、斗比主閲子です。

他の人の体験記で、子どもを「叱る」のが難しいという記事を読みました。 感情のままに怒りたくないけど、真剣にならないと響かない…。いたずら好きな娘を「叱る」のが難しい

我が家も子どものいたずらにそれなりに苦しんだ経験があります。

やって欲しくないことをあえてやってる?

「ここには大事なものが閉まってあるから触らないでね」と伝えれば、書類のキャビネットをどうにかしてこじあげて、ぐちゃぐちゃにする。

「物が落ちてくると危ないからね」と台所に近寄らないように注意しても、どこからか椅子を持ってきて、台所用具に手を伸ばす。

「まだご飯は全部は用意できていないから待っててね」といえば、待たずに枝豆をむさぼり始める。

こういうことがある度に、「なぜ私がやって欲しくないと思うことばかりやるのだろうか」と苛立ち半分、諦め半分の気持ちになったものです。

しかも、我が家は複数人の子どもを育てているので、同じことが人数分起こり、ときには子どもたちがタッグを組み、相乗効果で状況が悪化することもありました。そうなったら、完全にお手上げです。

アンガーマネジメントとペアレント・トレーニング

そうやって、何年も子育てした今となって、子どもと接するときに、知っておくといいと思うようになったものが、アンガーマネジメントとペアレント・トレーニングです。

アンガーマネジメントは怒りをコントロールする方法です。ジャンルとしては臨床心理学ですかね。ざっくり説明すると、

『怒るのは他人から攻撃されていると思って、攻撃し返す気持ちがあるから。アンガーマネジメントでは、他人の言動の受け止め方を訓練して、怒る気持ちをコントロールすることを学ぶ

という感じです。

ペアレント・トレーニングは、難しい子どもの指導法です。小児科医の森戸やすみさんが共著者として名を連ねている『子どもを守るために知っておきたいこと』でも触れられています。(児童精神科医の姜昌勲さんが「体罰って必要でしょうか?」と題して紹介しています。)

こちらもざっくり言えば、

『ペアレント・トレーニングは、難しい子どもとの接し方を身につけるための親の訓練。子どもの好ましい行動を褒める、好ましくない行動に注目しない(無視をする)ことで、子どもが親にとって好ましい行動をすることようにする

というものです。

アンガーマネジメントは成人同士の人間関係で使われるもので、ペアレント・トレーニングも発達障害の子ども向けだけと思われているところがあります。だから、普通に子育てしていて、この考え方に出会うことはあまりないんじゃないでしょうか。

子どものいたずらには悪意はないと考える

いたずらという字は悪戯と書きます。くずせば悪い戯れということですから、いたずらにはネガティブなメージがありますよね。育児をしていると、子どもは親に悪意を持っているから、嫌がらせのつもりで、いたずらをしているんじゃないかって思うことがあります。

でも、当の子どもが親に敵意があっていたずらをしているかといえば、たぶんそうじゃないですよね。だって、すごく楽しそうにいたずらするじゃないですか。書類をビリビリ引き裂く音も恍惚の笑みを浮かべているし、高いところに手を伸ばすときも物凄く一所懸命。目の前に美味しそうなものがあるから食べちゃう。

アンガーマネジメントの発想で、子どものいたずらを見ていると、「別に悪意があってやっていることじゃないんだよな」「子どもなんだから仕方ないな」って思えてきます。そうして、怒ることじゃないと感じるようになれるんですよね。

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