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【緑膿菌感染症】尿が緑色になる!? 入院時の尿カテーテルに要注意

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尿の色を普段あまり気にとめない方もいらっしゃるかと思いますが、尿の色は身体の健康のバロメーターになっております。

特に尿が急に緑色になったら、それは「緑膿菌感染症」とよばれる感染症かもしれません。

今回はこの「緑膿菌感染症」について、どのような病気なのか医師に解説をしていただきました。

緑膿菌感染症とは

グラム陰性桿菌である緑膿菌に感染することによって起こる感染症です。健常な人に感染し、症状を出すことはあまりなく、免疫力が低下した人が発病してしまいやすい日和見感染症として知られています。

緑膿菌感染症の原因


■AIDSに罹患しているなどして、免疫力が低下

■病気の治療のために、免疫抑制剤を使用

■手術後や、長い間の寝たきりなどで免疫力が低下

■気管挿管や尿カテーテルなどを使用

■コンタクトレンズによって目が傷ついた

■重い糖尿病

■白血病

■悪性リンパ腫

緑膿菌感染症の症状

呼吸器の感染症や、尿路感染、肝・胆道系の感染症や敗血症、消化器の感染症、また、皮膚の褥瘡などが現れることもあります。

特に、血液に緑膿菌が入り込んで全身に菌をばらまいてしまう敗血症になってしまうと、あちこちで緑膿菌の感染症が起こり、ショックを起こして最悪の場合は死亡してしまうこともあります。

尿が緑になるメカニズム

緑膿菌が尿路に感染してしまうことによって、そこで緑膿菌が緑色の色素を産生し、青緑色の尿が出ることがあります。

緑膿菌の感染源

緑膿菌の感染源はいろいろありますが、尿カテーテルなどの医療行為に用いられるものが局所の感染源になることもあります。

日和見感染症を起こすものですので、抵抗力の低下した患者さんであればさまざまなものが感染源になりえると思います。また、人から人への感染にも十分な注意が必要です。

緑膿菌感染症の治療法

緑膿菌感染症の治療法としては、緑膿菌に効果がある抗生物質を使った治療が行われます。

第一選択となるのはアミノグリコシド系と呼ばれる抗生物質で、ゲンタマイシンやアミカシンなどが知られています。それ以外に、第3代セフェム系やペニシリン系、カルバペネム系、ニューキノロン系の抗生物質も使用されることがあります。

緑膿菌の一部は感染巣を作った際にバイオフィルムと呼ばれる、ムコイドで出来た薄いフィルムを形成することがあります。これがあると、お薬も効きにくく、洗浄などによっても菌が落ちにくくなります。また、多剤耐性緑膿菌の存在も大きな問題となっています。

緑膿菌感染症の予防法

個人個人が体の抵抗力を落とさないように努めることや、病院などでは院内感染を引き起こさないよう正しい知識の共有が重要です。

緑膿菌感染症になりやすい人の特徴


■糖尿病

■免疫抑制剤を服用している

■寝たきりのお年寄り

■尿カテーテルなどを長期間使っている

医師からのアドバイス

特に免疫の問題がなく、元気な方でしたらそれほど心配することはありませんが、尿カテーテルを使っているお年寄りなどは注意が必要といえますね。

(監修:Doctors Me 医師)

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