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尿検査に出るサインを見逃すな! 尿からわかる病気とは?

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今では自宅で簡単に尿検査できるキットも発売されているほど手軽な尿検査。実は重要なサインを出しているということをご存知でしょうか?

尿は病気を発見する足掛かり的存在なんですよ。そこで今回は、尿の働きをおさえながら、尿検査の目的や方法、そこから見えてくる病気などをご紹介します。

要チェック項目

□尿は血液をろ過して、老廃物を体外に出す働きをしている

□尿検査は患者の負担が少ない検査のひとつ

□尿を採取するタイミングで分かることが違う

覚えておきたい尿の働き

尿は、全身を巡る血液を腎臓でろ過し、体の中の老廃物を排出する役割があります。これは、体内の余分な水分や血液などの体液の量を一定に保つという点でも重要な働きなのです。

人はこの働きを繰り返し、1日平均で5~8回、合計1.5Lの排尿を行うとされています。

尿検査、その目的とは?


健康を調べる検査の中でも、尿は簡単に採取できることから、尿検査は患者自体の負担も少ない検査のひとつです。そんな容易さなのに、その結果から得る価値も大きいのが特徴です。

尿には細胞やタンパク質、細菌や糖分などさまざまなものが含まれています。

そのため、尿検査をすることで、本来吸収されるべき成分が尿と一緒に体外へ排出されていたり、尿に含まれるべき成分が見つからず体内に残っているということなどが分かります。

つまり、尿中の成分を調べることで腎臓や体の異常を察知できるのです。

尿検査で調べる主な項目

尿からわかることは多く、検査項目は多岐に渡ります。今回は、主な5項目をご紹介します。

尿蛋白:尿中のたんぱく質の量が分かる

基準値:陰性(-)

要注意:(+)(±)

異常値:(2+以上)

通常、血液が腎臓でろ過されて不要物が尿と共に排泄されます。この働きが正常ならば、血液中の蛋白は腎臓で再吸収されますが、腎機能の低下などがあると体内に残るべき蛋白が尿と一緒に漏れ出てしまいます。

尿糖:尿中の糖分の量が分かる

基準値:陰性(-)

要注意:(±)

異常値:(+)

血液中の糖が規定以上の濃度(約160~180mg/dL)を超えることで、体内で吸収しきれず尿に溢れ出ます。

この結果から、糖尿病や腎性糖尿などを知ることができます。

尿沈渣:尿中の血球や細菌などの固形成分の内容が分かる

遠心分離器にかけると、尿中の沈殿物が出てきます。その物質の種類を調べることで、どのような病気が潜んでいるのかを判断する材料になります。

尿潜血:尿に血液が混じっていないかを調べる

基準値:陰性(-)

要注意:(+)(±)

異常値:(2+以上)

試験紙を使って調べることで、尿に血液が混じっているのかを調べます。反応があれば、尿路結石や膀胱炎など、尿の通り道に何らかの出血源があることが分かるのです。

比重:尿中の水と物質の比重を調べる

尿中にはさまざまな物質が含まれます。水の重さを1とした時の尿の重さを比較し、比重の高低によって体内の異常を発見することができます。

例えば、糖尿病や脱水症の場合は比重が高く、腎不全や尿の濃縮機能低下があると低くなるのです。

ココが知りたい! 尿検査の疑問


尿検査と言われても、実は尿の採取のタイミングなど色々あるってご存知ですか? そこでちょっとした尿検査の疑問やハウツーについてご紹介します。

尿の種類ととり方

・早朝尿

就寝前に排尿し、朝一番にトイレで採取するのは、早朝の尿は濃く、色々な病気が発見されやすいことと尿に出るタンパクが起立性蛋白尿なのかを区別するためです。

とり方は、最初の少量は採取せず、途中の尿をとりましょう。

・随時尿

早朝尿以外の尿で、時間の経過とともに成分が変化することもあるため、早朝尿以外を採取することもあります。

この場合のとり方は、検査機関の指示に従いましょう。

採取のタイミングとその理由

・中間尿:尿を途中から採取する

最初の尿をとらないのは、尿道にある菌などが混じらないようにするためです。膀胱炎などの検査がこの方法で行われます。

・全尿:出はじめから全て採取

蓄積尿を検査するためで、長時間我慢し、出し切った尿から肝機能などの状態を見ます。

・初尿:中間尿を含まない、最初の尿

尿道に潜む菌などを調べるためで、クラミジアなどの検査に用いられます。

・分配尿:初尿と中間尿を分けて採取

初尿と中間尿のどちらに血液が混じっているのかなどを調べるために用いられます。

摂取量

特に指示がなければ決まりはありません。そのため、試験紙による検査の場合は、少量でも可能のようです。紙コップなどで採取する場合は、メモリがあればそれを基準にするか、摂れた量で検査されます。

生理中の採取

血液が混入する可能性があるため、尿潜血の項目が陽性になる可能性があります。できれば生理終了後の検査が望ましいですが、どうしても採取する必要がある場合は、生理中であることを伝えましょう。

尿検査でわかる主な病気とは?


正常に腎臓で血液がろ過されていれば、異常値が出ることはありませんが、何か体内で異変があったり、病に侵されていると尿が教えてくれます。

尿から分かる主な病気についてご紹介します。

糖尿病

通常、血糖値が正常であれば、血液が腎臓でろ過された時に糖はすべて再吸収されるので、尿に漏れ出すことはありません。しかし、血糖値が高いと吸収されずに溢れた糖分が尿と一緒に排出されます。

この現象によって、尿から糖尿病かどうかを判断できるのです。

※一般的に、血糖値が160~180mg/dlを超えると尿に出てくると言われています。

腎性糖尿

血糖値は正常でも、糖を再吸収する機能に異常がある場合も糖分が含まれた尿が排出されます。

早急な治療を要する病気ではありませんが、「尿糖だから」と思い込むことで実際に糖尿病を患ったときに見過ごしてしまうこともあるので、注意が必要です。

腎臓疾患

代表的なものに膀胱炎があります。これは、尿潜血が出た時に疑われます。

膀胱炎の場合、排尿時の痛みなどの自覚症状があるため、それと合わせて診断だれることが多いです。

発熱や腰痛などの症状がある場合は、腎盂腎炎の可能性も考えられます。

簡単尿検査で健康チェック!

何気なく受けていた尿検査かもしれませんが、意外と重要なサインが隠れているということをおわかりいただけましたでしょうか。

体への負担が少ないのに、腎機能やいろんな異常を教えてくれる尿のことなど、基本的なことを覚えておくことで、検査結果もより理解できるようになると思いますよ。

(監修:Doctors Me 医師)

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