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失われたそれぞれの足跡を救う「思い出サルベージ」

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J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI THINKING THE NEW STANDARD」。10日25日(火)の放送では、「思い出サルベージ」というある取り組みをご紹介しました。

DMM.comラボが行った調査では、現代の人たちがスマホに保存している写真の平均枚数は「1,351枚」という結果が出たそうです。番組でもTwitterを使って、リスナーに「スマホ・タブレットに保存している写真の枚数」を聞いたところ、「1,000枚以上」という方が39%で一番多い結果に。

意外に(?)多いと感じますが、「私もそれくらい入っているかも」と別所。こまめに削除しないと、それくらいあっという間にいってしまうものなのかもしれません。

そんな写真が突然消えてしまったらどうしますか? ということで、宮城県亘理郡山元町で活動されているボランティア団体「思い出サルベージ」の取り組みをご紹介しました。

「『思い出サルベージ』は、2011年4月から始まりました。宮城県亘理郡山元町で(東日本大震災の)津波に流されて持ち主不明になった写真というのが、80万枚くらいございまして、それを洗浄してデジタル化を行い、データベース化もして、元の持ち主にお返しする活動です」(団体代表・溝口佑爾さん)

船の引き上げ作業を意味する“サルベージ”。文字通り「思い出サルベージ」では、津波に流された写真を元の持ち主に戻すことで、“思い出を救い出す”という活動をされています。これまでに回収された写真は80万枚。現在まで40万枚以上が元の持ち主に返されたそうです。

溝口さんによると、震災から5年が経った今、ようやく気持ちが落ち着き、初めて写真を探しに来る方も多いそうで、「気持ちが落ち着くタイミングは人それぞれ違う」と強く感じたそうです。

そんな活動の中で、溝口さんが特に印象に残っている写真について、お聞きしました。

「消防士をされていた方が在職中の写真を見つけたことがありまして。そのときおっしゃっていた言葉が忘れられません」と溝口さん。その言葉とは、次のようなものでした。

「今まで、津波が来て、自分の人生がなかったかのように思ったこともあったんだけれども、今日、この写真を見つけて自分の足跡を取り戻したみたいだなあ」

この言葉を聞いた時、「写真の1枚にそういった力があるんだなあと、まず人生の土台となる過去をきちんと確保しておかないと先に進むことができないんじゃないかと…過去を救うことで、何かお手伝いができるんじゃないか、と思った覚えがあります」と当時の思いを振り返られました。

思い出を“救う”ことで、その人の人生を“救う”、という思いがあるのですね。この「思い出サルベージ」では、震災後10年が経つまでは活動を継続していくそうです。

「私たちはメモ代わりに写真を撮ることが増えてきました。でも、その中でも大切な1枚、かけがえのない人生の瞬間を映し出した写真が、未来への勇気につながっていくこともありますよね」と別所。

確かに昔の写真を見返したりすると、懐かしい思いと同時に、がんばろうという気持ちが湧いてきたりするもの。あなたにとって大切な写真を改めて見返してみてはいかがでしょうか。

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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