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勢いを増すライブビジネス、ビヨンセの世界ツアー売上総額は2億5600万ドル越え

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絶大な人気で勢いを増すライブビジネス。ビヨンセの世界ツアー、売上総額は2億5600万ドル越え

ポップミュージックの女王、ビヨンセの2016年に行ったワールドツアー「Formation」が、10月27日にニュージャージー州メットライフ・スタジアムでファイナルを迎えました。その売上はなんと2億5600万ドル(約260億円)を越える、とてつもない収益だったことが明らかになりました。

米音楽メディアBillboardは、「Formation」ツアーの桁外れな売上を明らかにしています。これによると、チケット販売数は49公演で220万枚。収益は2億5608万4556ドル。北米公演32回、ヨーロッパ17回の合計49回公演は、全てスタジアムでのライブと、アーティストの人気ぶりを物語っています。

最も収益が高かったのは、ロンドンのウェンブリースタジアムの2公演で、チケットは142500枚売り上げ、収益額は1530万ドルに及びました。北米ではシティ・フィールド(ニューヨーク・メッツの本拠地)での2公演で73486枚のチケット売り上げ、1150万ドルの収益が最大でした。

49公演のチケットは全公演でソールドアウトとなり、2016年北米とヨーロッパで最も成功したライブツアーとなりました。

ツアーを売るための布石

ビヨンセは、ライブがプラットフォームの一つとなっている現代の音楽業界の中でも、人気、クリエイティブな演出、高い音楽性と全てを盛り込む力がある数少ないアーティストの一人です。ビヨンセのライブが世界で大きな反響を呼ぶ理由の一つは、ライブプロモーションを請け負う世界最大のイベント・プロモーション会社のライブ・ネイションの存在です。子会社のチケット販売会社のチケットマスターと連携して、「Formation」ツアーのプロモーションとチケット販売を担当しています。

ビヨンセとライブ・ネイションは、ファンの注目を独占する、計算し尽くされた話題作りの戦略で知られています。特にライブ・ネイションは近年、アメリカ最大のスポーツイベント「スーパーボウル」をプロモーションの機会に使い、ソーシャル上での話題作りを行なう戦略で知られています。

今年2月7日の第50回スーパーボウルのハーフタイムショー。コールドプレイやブルーノ・マーズと共にビヨンセの出演が発表され、多くのメディアやファンの注目ををさらい、さらにイベント前日にはアルバム『Lemonade』から先行シングル「Formation」が、定額制音楽ストリーミングサービスのTIDALで発表し、ファンの期待を高めるコンテンツや話題を次々と投下していきます。

ハーフタイムショー終了後に、ビヨンセのインスタグラムと、ライブ・ネイションから「Formation」ツアー開催が発表されます。

ファンクラブでのチケット先行販売に加えて、冠スポンサーのアメリカン・エキスプレスからカードメンバーにも先行販売の機会が与えられました。

チケットの平均価格は353ドル。チケットの価格帯は各地で多層的に設定されています。2013年のソロツアー「The Mrs. Carter Show」の平均は297ドルでした。

「Formation」ツアー制作は、ビヨンセ自身のマネジメント会社で、彼女のビジネス全般を取り仕切る「Parkwood Entertainment」が担当。

一方、「Formation」ツアーのチケットは、転売プラットフォームでも注目を集めるチケットでした。

日本でも話題に上がる「チケット転売」の問題。ビヨンセのツアーを含め、世界ではチケット転売サービスの台頭が、ファン同士の間でのチケット購入の可能性を拡げています。例えばチケットマスターは自社が販売したチケットの転売を、販売データを元にプラットフォーム内で実現する認証システム「Ticketmaster Verified Resale」をすでに導入済み。認証されたチケットの購入者が安心して誰かに転売できるモデルを実践しています。

とはいっても、世界でもボットによるチケットの買い占めが問題視されており、チケット転売市場の確立にはまだまだ時間がかかりそうです。

■記事元http://jaykogami.com/2016/10/13624.html

記事提供All Digital Music

Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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