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【Interview】大人の発達障がい者が学ぶプログラミング・デザインスクール「GIFTED ACADEMY」に密着

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共生社会とは、健常者と障がい者がともに積極的に参加・貢献していくことができる社会のこと。少子・高齢化が加速する日本において、今最も優先的に取り組むべき課題とされている。

中でも重要視されているのは教育。障がいの有無に関わらず、同じ場所で学ぶインクルーシブ教育を筆頭に、これからさまざまな取り組みが成されていくものと思われる。

上記の背景から今回テッカブルが注目したのが、就労移行支援施設「GIFTED ACADEMY」だ。大人の発達障がい者を対象に、プログラミング・デザイン教育に特化した講座を開講。独自のカリキュラムとプログラムによって、障がいがあっても活躍できる社会をめざす。

取材に応じてくれたのは、GIFTED AGENTのエバンジェリスト、松林 遼真 (まつばやし りょうま)氏。新たな社会形成に挑む私たちにとって、必見のインタビューとなった。

・第一線で活躍するプログラマー・デザイナーが指導

Q1:まずは、「GIFTED ACADEMY」創設の経緯からお聞かせください。

私たちのビジョンは、「偏りを生かせる社会を創る」ということです。本当は素晴らしい能力を持っているのに、社会の枠組みの問題で、その能力を生かせていないという人がたくさんいる。その最たる例が、発達障がいだと考えています。

そんな発達障がいのある人々が再び社会に戻り、偏りを生かせる社会の一員になれるよう、プログラミング・デザインスクール「GIFTED ACADEMY」を作りました。

Q2:講座の特長について、詳しく教えていただけるでしょうか。

実際に、現場の第一線で活躍してきたプログラマーやデザイナーとの講義や指導に加え、発達障がいを抱えながら社会で不安なく働き続けるには、「心技体」の考え方が欠かせません。この3つを軸とした講座を受けてもらっています。

中でもオススメは、プログラミングやデザインに加え、マインドフルネス(自分の心身の状態に気づくための心理療法)として、フェルデンクライスなどのボディワークを取り入れた講義です。目的はボディ・イメージを持って、自分をコントロールすること。それによって自信が生まれ、勉学に集中できるようになります。これは他のプログラミングスクールでは珍しいことであり、教室の中心を畳にしているGIFTED ACADEMYの強みでもあります。

・企業からの依頼に取り組む生徒も

Q3:リリース発表当時、生徒さんは5人とのことでしたが、今はいかがでしょうか?

現時点で生徒の数は12人ですが、説明会の参加者とともに、「GIFTED ACADEMY」に興味を持つ人たちは、着々と増えています。

生徒の中にはすでに、講師とともに企業からの依頼に挑戦するなど、想像より遥かに高いスキルを習得し、実戦している人も多くおります。

Q4:これから「GIFTED ACADEMY」は、社会の中でどのような施設に育っていくのでしょうか。未来の展望をお聞かせください。

「偏りを生かせる社会を創る」というゴールは、今後も変わりません。「GIFTED ACADEMY」の生徒がやりたいことを設定し、社会における使命・役割を認識し、そのために守る信念、優先順位は何かを、ともに考えていきます。いわば、後悔しない生き方をするためのサポートです。

今後は生徒数の増加とともに、オンライン講座の拡充を図っていくという同校。来たるべき共生社会にどれだけ貢献できるかは、これからの躍進次第。歴史はまだ、始まったばかりだ。(取材・文 乾 雅美)

GIFTED ACADEMY

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