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一口いなり バラエティー豊かな具材でパワーアップ中

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 いなり寿司と言えば、油揚げの中に酢飯がぎゅうぎゅうに詰められたものが主流…だった。しかし、気付けば一口サイズ&バラエティー豊かな具材が人気で、地味さも一切なし。一足先に豪華さ、賑やかさがアップした太巻きに、追いつき追い越せと、いなり寿司もパワーアップ中!

 かつて京都の花柳界にいた「銀座白金や」女将の北川智賀さん。一口いなりは、当時の経験から思いついたアイディアだという。

「京都では、役者さんや舞妓さんなどが白粉を崩さずに食べられるようにと、小さめサイズの食べ物を出すお店があるんです。慌ただしい幕間にも、さっと口に入れて小腹を満たせますしね。理にかなっているんですよ」

 東京・東銀座に、新・歌舞伎座オープンと同時期に向いに店を構えた。役者はもちろん、観劇の客からも、食べやすい、手土産にいいと好評だ。基本の油揚げは2種。詰めたあと表面を軽く焼いた、しっかり味の「焼きいなり」。あっさり味の「ゆずいなり」は、裏包みに。関東風と京風の両方を取り入れている。

「モットーは“不易流行”。形は新しくても、日本伝統の味を大切にしていきたい」とオーナーの北川一臣さんは語る。

 一方、東京・六本木にある「呼きつね」は、芸能人の間でも差し入れとして人気の高い名店。かなり小ぶりな一口サイズに加え、油揚げで酢飯を巻く独特なスタイルだ。

「南(なん)関(かん)揚(あ)げという九州の揚げを使っています。乾物だから味がよくしみ、歯ごたえもいい。この食感は南関揚げならではですね」と話す店長ののぶさん。やや硬めに炊いた酢飯を手際よく巻いていく。

 つまみやすく一口で食べられるので、飽きずに何個でも食べられる。見た目のかわいらしさもあり、特に女性に人気が高い。

※女性セブン2016年11月3日号

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