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正しい猫の拾い方とは?

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ネコグラファーの前田悟志です。
天高く馬肥ゆる秋、いかがお過ごしでしょうか?
読書の秋?食欲の秋?いえいえ、子猫の秋です。

猫の発情期は「春」だけと思われがちですが、実は「秋」も春ほどでは無いにしろ発情期なのです。近所で子猫をみかけませんでしたか?

今回は「正しい猫の拾い方」をご紹介させていただきます。
※あくまで最低限の対処法です。これ以上に過保護に接していただくのはもちろん良いことだと思います。

1.猫を見かけたら

■子猫の場合

(前田家の次女 小梅ちゃん 母猫とはぐれてしまいました。)

【直ぐに保護しない!】
意外に思われるかもしれませんが、子猫がいたからといって直ぐに拾うのはやめましょう。
もしかすると近くに母猫がいるかもしれません。母猫が安全な場所に子猫を移動させている途中かもしれません。ここで抱きかかえたり撫でたりすると人間の匂いが付いてしまい、最悪「育児放棄」します。

なのでまず、近くに母猫が居ないか根気よく探しましょう。
もし居ない場合は保護してもOKです。

ダンボールに入っていたり、ゴミ袋に入れられて居た場合は「捨て猫」と思って大丈夫です。即、保護対象と思って大丈夫です。

■成猫の場合

【まずは耳をチェックしましょう!】
もし、猫の耳がカットされている場合は「さくら猫」という名の地域猫です。
避妊・去勢済みの猫で、その地域の子として外で生活することを許されている子だということです。近所に世話をしてくれる人がいる場合が多いので、保護せず見守りましょう。
この猫を保護すると世話をしている人が「猫が連れ去られた!」と心配されますので注意してください。

(耳カットの様子。桜の花びらに似ていますよね。)

2.病院に連れていきましょう

■子猫・成猫共通
保護した場合は直ぐに病院に連れていきましょう。
もしかすると怪我をしている場合もありますし、「猫エイズ」や「猫白血病」のキャリア(まだ発症していなくても今後発症する)の可能性がありますので、きちんと検査をしてもらいましょう。
獣医さんに「保護した」事を説明すれば、このあたりの検査はしてもらえます。

今後、里親を募集する場合には「怪我の様子」「猫エイズ・猫白血病キャリア」であることは最低限説明する義務があります。
もしこの子を飼うとしても、知っておくべき最低限のことだと思ってください。

■成猫の場合
獣医さんに「マイクロチップ」の有無を確認してもらいましょう。
マイクロチップとはその猫の情報・飼い主の連絡先が書かれたもの。それを猫の体内に埋め込まれている場合があります。
もし、埋め込まれていれば飼い主さんに引き渡すことができます。

3.不動産屋さんや大家さんに連絡を

もしご自宅が動物NGの場合もあると思います。ただ「猫を保護した。里親募集するつもりである」事を伝えれば許可が降りる場合があります。
※かわいそうな猫すら保護NGであれば、もう引っ越しを検討しましょう。私なら、そんな大家さんの物件には住みたくないです。今後その他のトラブルが起きた時も、良い対応をとってもらえるか心配です。

4.里親を探しましょう

【張り紙やチラシで里親を探す場合】
張り紙やチラシの作り方のコツをちょっとだけ説明します。

■子猫の場合
最低限記載すべき情報
・写真
できるだけ可愛い写真を載せましょう。
・推定年齢
獣医さんが教えてくれる推定年齢を記載しましょう。
・怪我の様子や猫エイズ/猫白血病のキャリア
これを隠しておくと後々里親さんとトラブルになりまねません。
・連絡先
電話番号/メールアドレス/名前は必須です。
※個人情報を晒すのはちょっと…と思う方は里親を探さずに自分で飼いましょう。それが無理なら決して保護しないでください。

■成猫の場合
上記「子猫の場合」+いつ(何月何日何時頃)どこで保護したかを記載しましょう。

張り紙やチラシを沢山の方に見ていただきたい気持ちはわかりますが、電柱に勝手に貼るのはやめましょう。かなりの確率で怒られます。張り紙にはあなたの連絡先が書いてありますので注意してください。

□おすすめの場所
・検査してもらった動物病院
・近所のペット用品店
・駅やコンビニ
意外と対応してもらえます。

(前田家の長女 onちゃんペット用品店で張り紙を見て里親になりました)

【SNSで里親を探す場合】
さて。TwitterやFacebook等で里親募集をする場合は、特に注意が必要です。

■子猫・成猫共通

・あまり悲観的な内容にしない
「かわいそうな子を保護しました!」など書いて情に訴えがちですが「可愛い子を保護しました!」の方がお互いハッピーです。

・捨てた人を非難しない
「こんな可愛い子を捨てるなんて許せない!」など書きたくなりますが、グッと我慢してください。里親になりたい人は、保護した方の「人柄」も選考条件です。攻撃的な内容では敬遠されます。

※絶対に書かないで欲しいこと
よく見かける「〇〇日以内に里親が見つからない場合は保健所です。」なんて事は書かないでください。情に訴えかけたい気持ちはわかります。

そもそも保健所の人が「あ、あの家の人猫拾ったらしい。お迎えに行って殺処分しよう!」なんて事は無く、「〇〇日以内に里親が見つからない場合は保健所です。」=「〇〇日以内に里親が見つからない場合は、私が保健所に連れて行って殺処分してもらいます。」という意味です。
保護主が「殺処分を前提として」保護したなんて思われたら、里親なんて見つかりません。あなたの品位が疑われフォロワーも減るでしょう。

※注意して欲しいこと
SNSで里親を募集した場合でも、あなたの名前/電話番号などの連絡先/住んでいる地域等の情報は里親候補に伝えなければなりません。
相手は顔も素性もわからない人です。それが嫌ならSNSでの里親募集はやめましょう。

5.最後に

「猫を保護する」こと=「大切な生命を預かる」ことであるということを肝に銘じてください。最悪、里親が見つからなかった場合どうしますか?あなたが捨てますか?
里親が見つからなかった場合は、あなたが保護した猫と最期まで添い遂げなければなりません。
上記の事を行う自信がない場合や、最期まで添い遂げる自信がない場合は「決して保護しない」でください。
厳しいことを言うようですが、半端な気持ちで保護することは誰も「幸せ」になることはありません。保護した猫もあなたも。

もし「大切な生命を預かる」覚悟がなければ、保護せずその場を立ち去り「大切な生命を預かる」覚悟がある人が現れることを祈ってください。

こんな記事を誰も読む必要がない世の中になることを、切に祈っています。

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