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野村訓市が「旅」のお伴にオススメする一品とは?

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J-WAVEで放送中の番組「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」(ナビゲーター:野村訓市)。10月23日のオンエアでは、「旅と詩集」をテーマに野村がトークを展開してくれました。

野村は出かける時に、よく詩集を持っていくそうですが、そのきっかけは、アメリカに留学する野村に、親友が中原中也の詩集をプレゼントしてくれたことなのだとか。

アメリカに着いてすぐは部活や学校の宿題で読書どころではなかったものの、少し落ち着くと、留学先が田舎だったため「静かすぎる夜を持て余すように」なり、その中原中也の詩集を読み始めたのだそうです。

「まあ、ちっとも理解できなかったですね。読んでも読んでも、『なんなんだ、これは』と放り投げる。でも読む物がないので、次の晩にまた手にとって続きを読んで。2、3ページで『この人は何が言いたいんだろう』とか、『言い回しがくどいんじゃないか』とか、イライラして放り投げて、また読む物がないから続きを読む…というのを繰り返していました」(野村)

しかしその繰り返しの中で、ある晩、ある数行にとても心を動かされたのだそうです。

「アメリカの高校生活で、どこか孤独を感じることもあったと思うんですが、自分が言葉にしようと思って、一度も言葉に変換することに成功したことのない気持ちを、いとも簡単にその数行の中で表してるところがあったんです」

今読み返しても、どの数行にそれを感じたのかはわからないそうですが、ただ「その時にはものすごく衝撃」だったそうです。

「この世のどこかに、同じ心境を持って、それを言葉にした人が存在する。自分は完全に独りじゃないんだっていうのを、印刷した文字を見た時に確信してしまいまして。それはものすごいことだなと思ったんですよ。全くの知らない人が、何十年も前の時代に生きた人が、自分が持っているモヤモヤした気持ちを、わけのわからない言葉の後に数行でまとめてポンって出す。それが本当に衝撃で、以来、その詩集を毎日読むようになりました」

と、当時を思い出す野村。このことで「1行目から最後まで全てに意味があって、素敵に聞こえる詩なんていうのはどうでもよくて、一言でも自分の気持ちを表していたり、感情をシェアできるものを見つけられるのが、詩を読むということなんじゃないか」と、自分なりの詩の読み方に気づいたそうです。

それから他の詩も読むようになり、「ある日すごく気に入ったり、次の日読んだら全然好きじゃなかったり」ということを繰り返す中で、「詩集というのは何度でも読めるし、旅が長くてもその1冊で自分の感情を表してくれたり、見ている景色を変えることができる力を持つものだっていうことに気づきました」と、“旅と詩集”について語る野村でした。

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【番組情報】
番組名:「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」
放送日時:毎週日曜 20時−20時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/travelling/

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