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Unityで実現する3DCGのアニメ表現 VRでの活用も

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10月23日に「【Unity道場13】MURO式アニメ表現の極意」が開催されました。Unity道場はUnityの新機能や使い方などをユニティのスタッフが直々に伝授イベントで、定期的に開催されています。


13回目の今回は、株式会社エクシヴィでVRのディレクターを担当している室橋雅人(MuRo)氏とユニティ・テクノロジーズの伊藤氏の対談形式で「Unityにおけるアニメ表現」についての講演を行いました。今回はその内容を簡単にピックアップします。

Unityでもアニメ的な表現は十分にできる

講演は室橋氏が作ったプロジェクトデータを解説していく形式で行われました。内容はトゥーンシェーディングを使った3Dアニメ表現についての詳しい解説、Unityのイメージエフェクトの使い方、アニメらしさを追求する表現などについての講演でした。

Unity トゥーンシェーディングを使った3Dアニメ表現

qiita.com/MuRo_CG/items/c417ef6d6cbeed3dd42b


またUnityのパーティクル機能を使用したアニメ調の爆発表現なども解説がありました。テクスチャを書き換えることでパーティクルだけでなくテラインなどもアニメ調の表現で使うことが可能となります。

講演の最後にはアニメ用語集従来のアニメ技法を開設したサイトの紹介もありました。

VRにもアニメ的な表現を取り入れることはできるが、課題も

VRでアニメ調の表現も実現することができます。今回の講演で最初に説明のあった「UnityChan Live-anime-」はVRにも対応しています。

簡易版だがUnityChan Live -anime- の雰囲気を残したままOculusで体験できるVRにしてみた。思ってた以上に良い感じ。 これが本当に体験してみたかったVRアニメだ! t.co/h1AlnOSY5o

— MuRo (@MuRo_CG) October 14, 2015

しかし従来のアニメで使われる表現で作ったコンテンツをそのままVRで見た場合に違和感が出てしまう事があります。例えば通常のアニメではモデルを破たんさせ、カットの見栄えをよくする手法が使われます。カメラが固定である普通の映像であれば破たんした部分は見えませんが、カメラが移動するVRの映像ではそれが見えてしまいます。


また、従来のアニメ表現では1つ1つのカットごとにエフェクトやライティングをかけますが、VRではそれができないため常に一番いい見た目になるようにエフェクトやライティングを設定する必要があります。

このように様々な制約はありますが、うまく組み合わせることによってこのようなVRコンテンツを作ることもできます。

VR NewsShowを作ってみた。自分の番組として放送するのは勿論、ゆくゆくはゲストを招いて対談も出来るとイイね! pic.twitter.com/qY7a3sjsaq

— MuRo (@MuRo_CG) July 2, 2016

ミクさん側の視点はこんな感じ。頭のトラッキングだけで動きを制御して、OVRLipSyncで口パクをやってLeapMotionで手の動きをとってます t.co/JA3JD1roF5

— MuRo (@MuRo_CG) July 2, 2016

このアプリはニュースキャスターになりきって番組を体験するコンセプトですが、将来的にはニコ生などの生放送配信サービスでもアニメ調のキャラクターになりきることも可能ということでした。このようにアニメ的な表現もVRに違和感なく取り入れることができます。

講演者の室橋氏もVRでのアニメ的な表現は研究段階と発言していました。まだまだVR空間内での表現技法は確立されていないケースが多いため、これから研究を重ねていく必要があります。

資料提供
「MuRo式アニメ表現の極意」 2016年10月23日Unity道場@渋谷dots

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