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広島カープに学ぶ、人材を伸ばすコツ

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J-WAVEの番組「RAKUMACHI BIZ8」(ナビゲーター:青木裕子)。未来を描くビジネスの力にフォーカスします。10月22日のオンエアでは、カープウォッチャーとしても知られるスポーツジャーナリストの二宮清純さんをお迎えし、長年の低迷を乗り越えたカープの、時代をとらえた戦略や人材教育についてお聞きしました。

広島東洋カープは1949年に産声を上げて以来、スポンサーがいないため、幾度も経営難に陥り、球団消滅の危機に見舞われましたが、1975年にユニフォームを赤にして心機一転。初のリーグ優勝。その後、日本一に三回輝くものの、1991年のリーグ優勝の後、長い間低迷し続けました。

■長い低迷の二つの理由

二宮さんによると二つの理由があるそうです。

・FA制度により、有力選手の流出が相次いだ。

・逆指名制度の導入により、上位選手に限ってはドラフトで選手の方が自分の行きたい球団を決められるようになり、財政的に潤沢ではない広島は不利になった。

青木:他の球団と経営の面で違うところは?
二宮:(旧)広島市民球場の老朽化で、観客動員数に差をつけられていました。それでも黒字を続けられたのは放映権料で、だいたい30億円が収入として入ってたからなんです。ところが、地上波での中継が減ったことで、放映権料のビジネスが成り立ちにくくなりました。その後、新球場に移って、放映権ビジネスから球場ビジネスに舵を切ったんです。
青木:時代を見て転換させていくのは、野球に限らずいろいろな仕事にいえそうですね。
二宮:スタジアムの改修をして魅力のあるものにしつつ、お客さんの興味を繋いでいるのが、今のプロスポーツの実態ですね。

■カープ復活の鍵

では具体的に、どういった点が良くなったのか、お聞きしました。

・新しい球場自体にアミューズメント性がある。寝そべって見られるエリアなどが設けてある。観に行った試合で負けたとしても、おいしいものが食べられるというように「球場って良いよね」と思えるようになった

・ユニフォームのデザインを毎年変えるなど、女性ファンに好評。カープ女子が増えたことで、男性ファンも増えた。また、旧市民球場は女性向けの施設が整っていなかったが、新球場には設けられた

といったことが挙がりました。球場が新しくなったことで楽しめる場所となり、女性ファンも来やすくなったのは大きいようです。

■人材を伸ばすコツ

カープは選手育成のための手腕が優れていると二宮さん話します。

二宮:将来性を見極めるスカウトの眼力や、選手を磨くコーチに腕があります。あとは、潤沢な資金があるわけではないので、斬新なことをやっています。例えば、日本で一番最初にアイシングをアメリカから導入したのはカープです。肩が冷えると良くないと反発もあったようですが、今ではどこの球団も取り入れてます。また、プールでトレーニングをすると冷えるから良くないと言われていたのを、逆に取り入れたのもカープです。故障が減ったという選手もいます。

また、カープはお金がない球団なので、お金がない分、知恵を絞ろうとしているところにも注目しました。

青木:これからのプロ野球ビジネスは、どのように変化していくと思われますか?
二宮:生態系を壊さないことが大事です。 FAで大物選手を獲得すると良いかというと、そうではないんです。池にクジラを入れてしまうと、他の魚が共存共栄できないんです。プロ野球の場合は、ドラフト、育成、FA、外国人、トレードの五角形のバランスをとることが大事です。企業も優秀な人間を外から入れてくればいいというわけではありません。
青木:個々のパワーバランスが大事なんですね。

そのほか、番組では「スマートニュース」の松浦茂樹さんによるニュース解説、不動産投資にまつわるクイズなど、もりだくさんでした。みなさんもぜひ参考になさってください。

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【番組情報】
番組名:「RAKUMACHI BIZ8」
放送日時:毎週土曜 20時ー20時54分
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/biz8/

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