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尿もれにもタイプがある? 4つのタイプ別ケア方法を教えて!

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尿もれにお悩みのかたは、けっこう多いのではないでしょうか。尿もれにはさまざまな原因があり、その原因から、4つのタイプに分けられます。

今回は、尿もれのタイプの特徴と原因などについて、医師に詳しい話を聞いてきました。

尿もれのない、健康な状態とは

普段意識はしていませんが、我々は1日・24時間のうちほぼすべての時間を、尿を我慢しながら過ごしているのです。

トイレに行くわずかな時間、脳が膀胱や尿道や筋肉に対して「尿を出してよい」という信号を送り、尿を放出します。

それ以外の時間は、膀胱の出口や尿道、筋肉が常に緊張し、外に出ようとする尿の圧力と腹圧に耐え続けています。

尿を我慢することは、脳と下腹部の臓器・筋肉、それらをつなぐ脊髄や自律神経の非常に複雑なしくみが働いてはじめてできることなのです。このしくみは2~3歳ごろ完成し、以後生涯働き続けます。

これらの一つでも不具合が生じると、尿が意図しない場面でもれてくる「尿失禁」になります。

泌尿器の構造

・膀胱

膀胱は下腹部、恥骨の裏側にある臓器ですが、その壁は筋肉でできており、自律神経の支配を受けています。

膀胱の下側に出口があり、出口付近には膀胱を締める筋肉である膀胱括約筋があります。

・尿道

膀胱から先は尿道です。女性では3〜4cmと短く、まっすぐな管です。男性の尿道は17~20㎝とやや長く、構造上折れ曲がりがあります。

尿道の周囲には、骨盤底筋群と呼ばれる筋肉があります。この筋肉は、骨盤の底を張っている平たい筋肉で、この筋肉が締まることで尿道を締め付け、膀胱や腹部臓器を下支えしています。

・男性の泌尿器

男性の場合、膀胱の下には前立腺があり、前立腺も尿道を締める役割をしています。男性は、長くて角度のついた尿道があり、骨盤底筋の筋力も女性より強く、前立腺もあるため、尿を耐えるしくみが女性より整っています。

・女性の泌尿器

女性は、尿道が短く真下を向いており、もともと骨盤底筋の力が弱いうえに、妊娠や出産で過度な腹圧がかかると骨盤底筋が緩むことがあり、尿がもれやすくなります。

尿もれタイプ1「腹圧性尿失禁」

尿失禁のうち最も多いタイプです。笑う・咳・くしゃみ・重いものを持ったなど、急に腹圧がかかるようなことをしたとき、腹圧で膀胱の圧が上がり、通常ならそれに合わせて膀胱括約筋や尿道も締まるためところを、うまく耐えられずに尿がもれてくる状態で、中高年の女性に起こりやすい状態です。

【診断と治療】

尿もれパッドを一定時間装着して、装着前後のパッドの重みを測ったり、膀胱に造影剤や金属の鎖を入れてレントゲン撮影し、膀胱と尿道の角度を計測したりします。

治療には、骨盤底筋を鍛えるトレーニングを行ったり、膀胱括約筋を締まりやすくする内服薬を使用したり、膀胱と尿道の角度を小さくするような手術を行うことがあります。

尿もれタイプ2「切迫性尿失禁」

尿意を感じてからトイレに行き「尿を出していい」という状況になるまで我慢しきれず出てしまうという状態です。

脳や脊髄の病気により、膀胱を収縮しないようにしている信号が十分出せなくなったり、膀胱炎や尿道炎のために尿を出したいという信号が強すぎて、脳が抑制しきれなくなった場合に起こります。

【診断と治療】

尿検査や脳神経の検査により診断し、まずは原因疾患の治療を行い、不十分な場合は内服薬での治療を行います。

尿もれタイプ3「溢流性尿失禁」

膀胱にたまった尿を全部出し切れずに少しずつたまって、膀胱の容量が限界を超えることでもれてしまう状態です。

脳や神経が尿を出させる指令が弱い場合や、尿の出口にある前立腺や尿道に腫瘍・肥大があって尿が出にくい場合に起こります。

【治療】

カテーテルと呼ばれる細いチューブで膀胱を空にする治療が行われます。

尿もれタイプ4「混合性尿失禁」

前記の3つの尿失禁が混ざって起こっている状態です。

それぞれの病態に応じた治療を行います。

医師からのアドバイス

尿もれはご自身のタイプを知り、適切な対応をすることが大切です。医療期間に相談することで、生活上の不便もかなり減らせるのではないでしょうか。

お悩みのかたは、一度、泌尿器科での検査を受けることをおすすめします。

(監修:Doctors Me 医師)

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