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眠る姿勢は横向き・仰向け? 睡眠の質を上げる、熟睡感がある寝相とは?

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みなさんは、眠るときの姿勢にこだわりはありますか? 「眠るときの姿勢はとくに意識していない!」という人も多いかもしれませんが、近年「ぐっすり眠るためには睡眠時によい姿勢であることが重要」という科学的な研究が積極的に行われています。もしかすると眠る姿勢を意識するだけで、今夜から睡眠の質が劇的に変わるかもしれませんよ。

眠る姿勢が右向きや横向きだと睡眠時間が長くなる!

20~77歳の健康な成人101人を対象に、寝相と睡眠時間の関係を調べた調査が行われました。睡眠には「ノンレム睡眠」「レム睡眠」があり、一般的に「深い眠り」と言われる「ノンレム睡眠」は眠りのステージによって4つに分類されます。

ステージ1:入眠期

ステージ2:まだ浅い眠り

ステージ3:中程度の徐波睡眠

ステージ4:深睡眠期

被験者の寝相は「右向き」「左向き」「うつ伏せ」「仰向け」の4種類。この調査では「仰向け」と「右向き」のグループが他の2タイプより4ステージ全ての睡眠時間が長くなることが判明したのです。

年齢別で見ると60歳以上のグループで睡眠継続時間が最も長い姿勢は「右向き」、40~60歳グループでは「右向き」と「仰向け」が多かったことが報告されました。さらに、性別の違いで見ると、女性で睡眠時間が最も長い姿勢は「仰向け」、男性は「右向き」だったと言います。

ちなみに20~40歳のグループでは姿勢の差での睡眠時間の有意差は見られなかったそうなので、この「右向き」「仰向け」は特に中高年に適した姿勢と言えるのかもしれません。

鼻炎などがある人、胃腸に問題がある人などは身体の右側を下にした横向きが最適です。右側を下にしたほうがよいとされる理由は、胃の形にあります。右側を下にして寝ると胃から腸への流れがスムーズになるため、消化がスムーズになり、胃もたれが解消するともいわれているのです。また、肝臓が下になるので内臓を圧迫せず、血流がよくなるとも言われます。ただし、逆流性食道炎の症状がある人は左向きが適していると言われ、必ずしも右向きがよいというわけではありません

また、いびきが気になる人にも横向きの姿勢がおすすめとのこと。仰向けで寝ると舌が喉の方に落ち込んで気道を圧迫してしまいますが、横向きの姿勢にすると舌が喉に落ち込むのを防ぎ、呼吸がスムーズになるのだそう。

もう一つおすすめの眠る姿勢が「仰向け」です。

仰向けは体重を全身にバランスよく分散し、骨格への負担を少なくします。うつ伏せや横向きに比べて、顔にシワができるリスクを減らし、むくみも防ぐと言われています。肩こりや腰痛がひどい人も仰向けで寝るとよいとされています。

眠る姿勢は自分が楽なのが一番!

ちなみに、妊婦さんは身体の左側を下にして寝るのがベター、ということもいわれます。これは右側を下にして寝ると下大静脈と言われる静脈に胎児の重みがかかって血流が低下するため、母体にも胎児にもリスクとなるからです。流産のリスクにつながるという説もあり、産院で「左向き」を指導することもあるようです。しかし、妊婦さんも含め、寝るときの全ての眠る姿勢において、同じ寝相で寝続けるのはよくありません。適度に寝返りを打つことで、身体の歪みをなくしたり、血流を促したりする方が寝ているときに疲れが取れます。

最も問題なのは「眠る時の姿勢」にこだわりすぎて、よく眠れなくなることです。テレビの健康番組でも右向き寝の効能が取り上げられることがありますが、急に寝姿勢を変えても、今まで仰向けや左向きで寝ていた人にとっては違和感が強く、逆によく眠れなかったという人も多くいるようです。自分が心地よく眠れる姿勢であれば問題なし! 「この姿勢になるとスッと眠くなる」という眠る姿勢を見つけておくと、眠れない夜も安心かもしれませんよ。

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