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予想外にかさむがん治療費 梅宮アンナも保険の必要性を力説

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 がん治療において、大きな壁となる治療費の問題。6年前に乳がんを発症した坂本絵里さん(46才)のケースで考える。彼女の手術自体の費用は約20万円だったが、手術前の抗がん剤治療で100万円以上飛んでいったという坂本さん。しかし幸運なことに、お金の心配はなかったと明かす。

「発症の2年前に保険を見直して、女性特約のついたがん保険に入り直したんです。保険料は、1か月1万円以上と高かったけれど、いざがんになったときに合計で400万円近くお金が下りました。当面の治療費を出すことができたので、子供と治療のことだけ考えていればよかった」(坂本さん)

 経験者たちが証言するように、保険があると経済的な不安は格段に減る。

 7月、梅宮辰夫(78才)が十二指腸乳頭部がんの手術を受けたが、病院にずっと付き添っていた娘の梅宮アンナ(44才)は、「保険は絶対に入った方がいい」と力説する。

「父は長年保険に入っていたので、退院する際に自分で支払の手続きをしていて『入っていてよかった、もし入っていなかったら大変だった』と言ったんです。入っていなかったら部屋代だけで1日2万とか3万とかになっちゃってたみたい。しかも保険も、定期的に更新するものだと、年齢が上がるほど保険料も上がるし、持病があるかどうかで入れる保険も変わってくるから、昔から入っておいてよかったねって話しました」

 ただ、がん保険などの保険は万能ではない。自身もかつて乳がんを患ったファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんは、こう語る。

「とにかく保険に過剰な期待はしないこと。たとえば、入院保障が手厚いタイプの医療保険に加入していても入院期間が短ければ、思っていたほど給付金はもらえません」(黒田さん)

「医療保険じゃあ、治療費しか助けてくれないじゃないの。ローンとか、子供の教育費とか、どうするの?」

 妻(渡辺直美・28才)が、子供の手をぎゅっと握りながら、病院のベッドにいる夫(西島秀俊・45才)に「医療保険じゃあ、治療費しか助けてくれないじゃないの。ローンとか、子供の教育費とか、どうするの?」と語りかけるアフラックのCMが、「旦那の命よりお金が大事ってこと?」と話題になっている。

 渡辺直美演じる妻が語ったように、医療保険の使途は治療費だ。しかし入ってさえいれば、実際にかかった治療費以上のお金が下りることもあって、それを後々の闘病生活においてこれまで述べてきたように、再建やウイッグ、マッサージなどの費用に充てることもできる。

 そこで大事なのは、「保険と貯蓄の両輪で備えること」だ。

「がん保険も含めて生命保険、医療保険など保険料合計の目安は、世帯収入の5%前後といわれています。そして、収入の1~2割は貯蓄に回す。がんや病気が心配のあまり過剰なほど手厚い保障の保険に加入し、貯蓄はほとんどないという人もいますが、保険と貯蓄のメリットを生かして、両方ともバランスよく備えることが重要です」

 たとえば、備えるお金が2万円あるなら、1万円は保険、1万円は貯蓄するなど、“いざというときに確実に使えるお金”をしっかり準備しておくこと。逆に“余裕がないから保険に入らない”というのももちろん間違い。貯蓄も保険もないのでは、いざというときに困ってしまう。

「余裕のない人こそ、少しの保険料で大きな保障が得られる保険で備えるべき。家計に余裕がなく、まだ若いから大丈夫だと思って、がん保険を解約した直後にがんと診断されお金がつきて病院に行けなくなってしまった人もいる。その人は家族には『病院に行く』と言って家を出て、それでもお金がなくて病院に行けないから行くあてもなく公園で過ごしていた。

 亡くなったと聞いた時には、あまりのことに声も出ませんでした。誰か相談できる人がいたら、少額でも保険を継続していたら、別の選択肢があったのではないでしょうか」(黒田さん)

 前出・坂本さんが言う。

「同じ時期に治療を受けた人から、『保険に入っていなかったから、子供の進学費として貯めていたお金を使っている』と聞いて、私も子供がいるから他人事とは思えませんでした…。彼女は、『子供や夫は、ママがいなくなるのは絶対嫌だからって言うけれど、入っておけば…とか、私のせいで…とか、どうしても思ってしまう』とも話していて、何とも言えず胸が苦しかったです」

※女性セブン2016年11月3日号

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