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あなたは大丈夫? 過眠症の主な症状と原因、対策まとめ

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睡眠障害の一種である過眠症は、特に日本人に多い疾患です。

たかが寝不足と勘違いしてやり過ごしていると、重大な精神疾患にも結びつく危険性もはらんでいます。

今回は過眠症について詳しく解説していきましょう。

要チェック項目

□十分な睡眠をとっているのに猛烈な眠気に襲われるのが不眠症

□不眠症は3つのタイプに分けられる

□不眠症の原因を特定し、それに対する改善を図ることが重要

過眠症とは何か?

過眠症とは、夜に十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中の時間帯に猛烈な眠気に襲われ、眠ってしまう症状のことをいいます。

症状は軽度のものから重度のものまでさまざまですが、世界中で日本人の疾患率が突出して高いことが特徴です。

過眠症の症状や特性を知らない人にとっては、過眠症患者は仕事中に居眠りをしたり、だらしない生活を送っているように見られがちですが、本人にとっては非常に深刻な問題なのです。

過眠症は3つのタイプに分けられる


一口に過眠症といっても、実はその症状によって主につのタイプに分けられます。詳しく見ていきましょう。

ナルコレプシー

・日中の居眠りの時間は比較的短いのが特徴で、多くは30分以内である

・居眠りをした後はスッキリするが、数時間後に再び眠気に襲われる

・居眠りに入る際に幻覚に襲われることがある

・世界中の発症率は1000人〜2000人に1人と言われているが、日本人の発症率は600人に1人と突出して高い

・過眠症の3つのタイプの中で最も患者数が多い

突発性過眠症

・日中の居眠りの時間が比較的長いのが特徴で、1時間以上におよぶことが多い

・居眠りの後の目覚めが悪く、すっきりしない

・夜間の睡眠も比較的長く、10時間以上眠っていることも多い

反復性過眠症

・1日の睡眠時間が10数時間と極めて長い

・不定期に繰り返し症状が表れる

・数日〜数週間におよび症状が継続する

・ナルコレプシーや突発性過眠症に比べて発症率は稀である”

過眠症の原因とは?

過眠症の原因として考えられるものは大きく分けて2つあるとされています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

脳に関わる疾患

脳腫瘍など、脳に関わる何らかの疾患や機能障害によって過眠症の症状が表れることがあります。当然、この場合は早急に医師の診察を受けなければなりません。

できるだけ脳腫瘍外科や脳神経外科などの専門医療機関を探して受診してください。

夜間の睡眠障害

夜にしっかり眠れているという自覚があっても、実は眠りが浅く、十分な睡眠の質を確保できていない場合があります。特に「睡眠時無呼吸症候群」は肥満傾向にある人によく見られる症状です。

睡眠時に一時的に呼吸が止まってしまい、その結果として十分に脳が休養できていないということが起こります。

ちなみに、夜しっかりと眠れていないという自覚がある場合は、過眠症ではなく「不眠症」になります。基本的な症状は似ていますが、睡眠が十分に取れている自覚があるかどうかで違ってきます。

過眠症とうつ病の関係

実は過眠症とうつ病には密接な関係があります。

例えば職場で毎日居眠りをしてしまい、それが原因で上司から叱責されることも考えられます。また、常に眠い状態にあるため仕事であミスを連発。信用がなくなり、降格や担当を外されたりする可能性もあります。

それらが原因で精神を病んでしまい、ますます夜眠れなくなるという悪循環を繰り返し、やがては「うつ病」を患ってしまう危険性をはらんでいます。

また逆のパターンでは、本人でも気付かないうちに「うつ病」を発症していて、その症状の一つとして過眠症の症状が出ていた、というパターンもあります。

過眠症からうつ病に発展する危険性、逆にうつ病から過眠症を発症する危険性の2つのパターンがあることがわかります。

したがって、過眠症とうつ病は非常に密接に関わっているものなのです。

過眠症の対策と予防法

過眠症の治療には根本的な原因に対する改善が必要不可欠です。日頃大きなストレスを感じている場合、まずはうつ病を患っていないかを診断してもらいましょう。

心の不安を取り除き、体力的にも精神的にもまずは十分な休養を取ることが必要です。

肥満傾向にある人や、いびきが大きいと言われたことがある人は睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります。生活習慣の見直しによって肥満体型を改善し、質の良い睡眠を確保できれば過眠症の症状もよくなるはずです。

比較的症状が浅い場合、日頃の生活習慣の改善により過眠症の症状も軽減されるケースがほとんどです。

しかし、いずれも効果がない場合、直接的に脳に関わる疾患である可能性も高いため、どうしても心配な場合は脳神経外科などの専門医療機関で診察を受けてください。

過眠症は深刻な問題

「人生の3分の1は睡眠」といわれるように、わたしたちにとって睡眠は非常に重要です。十分な睡眠を確保できなければ体のいたるところに不調をきたし、体力的にも精神的にも危険な状態に陥ります。

「ただの慢性的な寝不足」と簡単に片付けずに、過眠症について正しい知識をもち、その対策を講じるようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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