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指でタッチするだけで欠陥住宅かどうかを見破るシートを米大学が開発

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耐震基準を満たしていない建物に対し、隠蔽工作をしようとする業者が多いなか、米ノースカロライナ州立大学の研究者によって、指で軽くタッチするだけで欠陥住宅かどうかを判断できる画期的なシートが開発された。

・3層構造

“センシングスキン”と呼ばれる薄いシートは多機能搭載の3層構造となっており、シートの周囲には電極が取り付けられている。2電極間では微量の電流が流れており、電極のペアを増やすことで強い電流を得ることができる。

1層目は通電性を有しており、建物の内部に発生したヒビなどを検出する役目を果たす。

もちろん、3層目においてもヒビなどを検出するが、主な検出対象はあくまでも建物の劣化原因の可能性が高い特定の化学物質だ。金属のナノ粒子が取り込まれると、特定のイオンの有無により粒子の伝導性に変化が生じ、化学物質への応答が開始される。

ちなみに、2層目は両層に挟まれつつ緩衝的な役割を果たしている。

・シートに触れるだけで建物の欠陥を検出

操作は特に厄介なものではなく、問題の建物の表面上に“センシングスキン”を貼り付けるだけで完了する。例えば、建物の内部から出ている化学物質を監視したい場合には、化学物質の検出に特化した3層目が問題の建物の表面に対して直に接するよう貼り合わせるとよいだろう。

そうすることで、裸眼では確認できないほど小さな傷を含め、建物の内部の腐食部分や有害な物質を検出可能である。

・遠隔での監視も可能

シートはほぼ全ての建物に対応しており、建物の表面上にシートを貼り付け、その整合性をリアルタイムで監視することができる。もちろん、離れた場所からの監視も可能である。

こうして、建物の内部にて生じている問題を特定することで、最悪の事態が未然に回避されるというわけだ。

North Carolina State University

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