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ベロ毒素12gで日本人全滅!? O157食中毒による恐怖【世界仰天ニュース】

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2016年10月19日(水)放送の『ザ!世界仰天ニュース』では集団食中毒事件が特集されておりました。

2011年に牛肉の生食が原因の食中毒で5人の死亡者が出ましたが、死因は腸管出血性大腸菌から出るベロ毒素によるものでした。

今回は人の命を奪う恐ろしい「ベロ毒素」について、医師に解説をしていただきました。

ベロ毒素


腸管出血性大腸菌が産生し、分泌する外毒素のことを言います。細胞内にあるリボソームに働きかけ、タンパク質合成を阻害する働きを持ちます。

青酸カリの5000倍という非常に強い毒性を持ちます。

腸管出血性大腸菌の種類

O157

1996年に集団感染によって8人を死者を出した腸管出血性大腸菌ですが、熱に弱いため食品を75℃以上に加熱することによって感染を予防することが出来ます。

赤痢菌

1897年に細菌学者の志賀潔が発見した赤痢菌が産生する志賀毒素も、ベロ毒素です。

O111やO26

O157と同じくベロ毒素を産生する大腸菌です。 2011年福井県の焼き肉店が提供したユッケによって、O111の集団感染が発生しました。

ベロ毒素が人間に感染する経路


生食や加熱不足の肉などでO157に感染する例が有名です。O157は家畜の大腸に生息し、家畜の糞便中などにみられることが知られています。

O157が何らかの形で飲料水や食物を介して人に感染したり、感染した人から別の人に感染したりすることがあります。

ベロ毒素による疾患


■溶血性尿毒症症候群(HUS)

■意識障害やけいれんを伴う脳症

■おへそのあたりの激しい腹痛

■出血性の下痢

ベロ毒素12gで日本人全員死滅する?

非常に強い毒であるのでベロ毒素12gで日本人全員が死滅するといわれておりますが、実際には中心温度が75度以上になるまで加熱することで死滅するので現実には起こりにくいと考えられます。

ベロ毒素による溶血性尿毒症症候群

急性腎不全、血小板の減少、溶血性貧血の3つの特徴を持つ病態です。ベロ毒素を産生する大腸菌に感染すると1割程度がこの溶血性尿毒症症候群を発症するといわれています。

溶血性尿毒症症候群の症状

・乏尿

・むくみ

・貧血

・疲労感

・黄疸

・呼吸のしにくさ

・高血圧

下痢止めで重症化する

本来下痢とともに体外に出ていくべきベロ毒素が、下痢を止めてしまったために症状が重くなったり、時に死亡するような例も見られます。

溶血性尿毒症症候群の治療方法

病原性大腸菌の増殖を抑えるために、抗生物質(ホスホマイシンなど)を用いた治療を行うことがあるほか、腎機能の低下に対しては透析を行います。

ベロ毒素以外に注意すべき肉の生食による食中毒

カンピロバクター

鶏や牛などの腸にいる細菌です。

E型肝炎ウイルス

レバーや豚肉の生食で感染する可能性があることが知られています。

寄生虫

豚の生肉には有鉤条虫などの寄生虫がいることがあることも知られています。

医師からのアドバイス

O157による食中毒は死亡者を出すこともある深刻なものです。子供や高齢者、何らかの理由により抵抗力が弱っている方などは、特に気を付ける必要があります。

肉の生食などには注意を払うようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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