ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

外科手術の名医になる素質 手先の器用さと画像認識能力

DATE:
  • ガジェット通信を≫

 患者にとって執刀医とは命を預ける存在である。できるなら“神の手”を持つ「名医」に任せたいが、残念ながらそうした医師はとにかく数が少ない。そもそもなぜ手術の上手い医師と下手な医師の差が生まれるのか。

 心臓外科の名医として知られる、昭和大学医学部心臓血管外科教授の南淵明宏氏は「人間性」を名医の条件として挙げる。

「もちろん技術と経験が必要で、症例数が多いことが最低条件ですが、患者さんひとりひとりの事情にコミットし、熱意をもって治療できる人は若くても名医といえます。『患者の立場に立つ』というのは言葉では簡単でも、実際にはみんなその“つもり”になっているだけ。

 例えば心臓手術の後に別の治療が必要になったり、血液が凝固しにくくなるワーファリンなどの薬を服用している場合もある。そうした外科手術にはリスクが伴うため、しり込みしてしまう。患者さんの利益を考えて、自分の持てる力でリスクを克服しようとする医師はまれです」(南淵氏)

 外科手術の名医になれる素質として、手先の器用さが求められるのはもちろんだが、それ以上に「画像認識能力」が重要だと南淵氏。

「手術部位をパッと見て、そこに異変があれば瞬時に『何かおかしい』とわかる能力。直観力とも言えますが、それよりも画像認識能力と呼ぶほうが相応しいと思う」(南淵氏)

※週刊ポスト2016年10月28日号

【関連記事】
【同業者が選ぶゴッドハンド医師:消化器編】食道がんの名医
【同業者が選ぶゴッドハンド医師:心臓編】難手術600回経験
【同業者が選ぶゴッドハンド医師:脳編】くも膜下回復率8割

NEWSポストセブンの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP