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ブリヂストン ポテンザRE-71Rは“夢”のようなタイヤだった【CERC ~編集デスクのロードスター日記~ #13】

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▲150分の死闘を走り終えたブリヂストン ポテンザRE-71Rのトレッド面。右回りのコーナーが多い筑波サーキットでは外側(左側)のタイヤの消耗が激しかった

150分の激闘をそのグリップ力で援護射撃

去る8月28日、茨城県にある名門サーキット「筑波サーキット」にて行われた“マツ耐”こと「マツダファン・エンデュランス」に参戦した。マシンは総額75万円で手に入れた2代目マツダ ロードスター。4月に「スポーツランドSUGO」で行われた“マツ耐”では、芳しい結果を残せなかったが、今回は我々が属する「ロードスター・クラシックNORMAL」クラスで2位に入ることができた。

ど素人ながら、愚直に練習を積んできた。その結果、手にした2位というポジション。そりゃ感慨ひとしおなわけで、がんばった自分を褒めてあげたい(だって誰も褒めてくれないし……)。だが、レースの熱々の記憶が少しクールダウンしてくると、自分のうぬぼれっぷりに、ハタと気がつくわけだ。なぜなら、今回のマツ耐@筑波サーキットには、ラジアルスポーツタイヤの最強ウェポンともいわれるブリヂストンのポテンザRE-71Rを履いて参戦していたからだ。

このタイヤ、前評判どおりの戦闘力だった。夏場の150分の耐久レースは、たとえ素人走りとはいえ、タイヤにとって過酷な環境だ。にも関わらず、レース中の最速ラップタイムを最後の2周目で記録したのだ。“最後の最後まで勝負できる”最強ウェポンの名にふさわしい援護射撃っぷりを披露してくれた、夢のようなタイヤであった。このタイヤあってこその2位、と言っても過言ではない。

“はかない夢”とはよく言ったものだ。150分の激闘を終えたポテンザRE-71Rのトレッド面は、原形をとどめていないほど消耗していた。身を削りに削って2位というポジションを我がチームにもたらしてくれていたということだ。まるでアンパンマンのようなその献身に、思わず目頭が熱くなる。だが、1本1万3000円、4本で5万円を超えるタイヤに自腹を切った事実に、思わず涙が出てくる。

▲今年3セット目となるニュータイヤ。ダンロップ ディレッツァZⅡスタースペック。見た目はポテンザRE-71R同様、ドライ路面のグリップを重視したスポーツタイヤだ

今年3セット目となるニュータイヤとして選んだのは?

あの素晴らしいグリップ力が夢であるはずがない。150分の耐久レースでもう使えなくなってしまうなんて夢であってほしい。そんな複雑な気分の中、次のレースとなるマツ耐@袖ケ浦フォレスト・レースウェイは10月23日に迫っている。現実へ立ち向かうべく、新しいタイヤを手に入れることとなった。

今回チョイスしたのは、ダンロップのスポーツタイヤ、ディレッツァZⅡスタースペックだ。方向性はブリヂストンのポテンザRE-71Rと同じ、サーキットでのスポーツ走行を視野に入れて開発されたハイグリップタイヤ。ポテンザRE-71Rを同じ某タイヤショップの通販で購入したが、こちらの方が3000円/本ほど安かった。

昨年末に2代目ロードスターを購入してから、ダンロップ ディレッツァZⅡスタースペックで3セット目。まだディレッツァZⅡでサーキットを走っていないが、一般道での印象を他の2タイプ(ミシュラン パイロットスポーツ3/ブリヂストン ポテンザRE-71R)との比較を交えて簡単にお伝えしよう。

■性格(男性の身体に例えると)

ミシュラン パイロットスポーツ3 「有酸素運動で鍛え上げられた身体」

ブリヂストン ポテンザRE-71R 「ジム通いで鍛え上げられた身体」

ダンロップ ディレッツァZⅡスタースペック 「肉体労働で鍛え上げた身体」

■乗り味(男性の髪型に例えると)

ミシュラン パイロットスポーツ3 「さらさらヘアのツーブロック」

ブリヂストン ポテンザRE-71R 「油で磨いたスキンヘッド」

ダンロップ ディレッツァZⅡスタースペック 「角刈り」

分かりづらい例えで申し訳ない。あくまで筆者の個人的な感想であることもご理解いただきたい。ただ、新たに導入したディレッツァZⅡの印象が、同じスポーツタイヤなのにも関わらず、ポテンザRE-71Rとは全くと言っていいほど別物に感じたのだ。いずれにせよ、150分の耐久レースを戦い抜く戦力として、ディレッツァZⅡがどんなポテンシャルを発揮してくれるのか楽しみだ。

▲左がレース終了後のポテンザRE-71R。右が新品のディレッツァZⅡ。ニュータイヤがはかない夢のようにすぐに終わらないでほしいと願うばかりだが……

【CERCとは】

中古車情報誌『カーセンサー』の連載『CERC』のスピンオフバージョンである。カーセンサー本誌に収録しきれなかった話題を、同連載の語り手である本誌デスク本人が赤裸々に綴る。ちなみにCERCとはCarsensor Editors Racing Club(カーセンサー・エディターズ・レーシング・クラブ)の略。

【筆者プロフィール】

1970年生まれ。群馬県在住の編集・ライター。カーセンサー本誌の編集デスク担当。

2015年9月に参加したメディア対抗ロードスター4時間耐久レースでの惨憺たる結果から一念発起。運転技術を磨くべく、マツダ ロードスター(2代目)のNR-Aを購入した。

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マツダファン・エンデュランス ダンロップ ディレッツァZⅡスタースペック CERCの過去記事はこちら text・photo/編集部 中野

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