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オリジナル楽器コンテスト「THE 楽器 DE SHOW!?」開催、株価の変動で新しい音を自動生成するソフトシンセが最優秀作品賞を受賞

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ソニーミュージックによるエンタテインメントの学びの祭典「SONIC ACADEMY FES 2016」が10月15日、16日に開催された。その公開プログラムとして、オリジナル楽器の独創性を競うコンテスト「THE 楽器 DE SHOW!?」の開催が今年から新たに加えられ、多彩なアイデアから生まれた作品がステージ上で披露された。

審査員には、リットーミュージック 國崎晋氏、日本楽器フェア協会 北村一一氏、ウクレレプレイヤー 名渡山遼氏が登壇し、メディア代表の國崎氏は「紙面に取り上げたいか」、楽器店代表の北村氏は「お店で売れるか」、アーティスト代表の名渡山氏は「使ってみたいか」、というそれぞれの観点から作品を評価した。

最初にプレゼンテーションを行ったのは、「鼻で吹く口琴」を制作した平澤翔さん。「鼻笛を別の構造で音を出せないか」と考えたことから東南アジアのフリーリードという楽器の構造をヒントに制作。審査員からは「複数人で演奏すると独特の面白さが出るのでは」とより楽器の魅力を引き出すアドバイスも。

次に登場したのは、マウンテンバイクのホイールを利用した打楽器を制作した宇野公二さん。ホイールでドラの持続音と分割振動を再現したり、回転させることでバリ島の民俗音楽ガムランを思わせる美しい音色を響かせたりと、来場者を飽きさせないデモンストレーションを行った。

続いて、株価の変動で新しい音を自動生成するソフトシンセ「NK225」を制作した森祐介さんがプレゼンを実施。「世界中の音楽家や企業が新しい音を求めて競うようにシンセ開発に取り組んでいる」という背景から、「新しいサウンドが毎日自動で作られるシンセがあれば」と考え制作に至ったそうだ。「自動的に新しい音が作られるという発想が素晴らしい」とアイデアが高く評価されていた。

最後のプレゼンテーションを行ったのは安田斉弘さん。ドラムのボルトをゆるめフープを外すとシェル部分が蛇腹状になり折り畳むことができる「持ち運び便利なドラムセット」を制作。シェル部分はポリカプラダン(段ボールと同じ構造のプラスチック)でできており、軽くコンパクトでかつ安価なドラムセットを実現。「メーカーが特許をほしがるのでは」といった評価も出た。

全てのプレゼンテーションが終了し、審査員による協議の結果、森祐介さんのソフトシンセ「NK225」が最優秀作品賞を受賞。研究費として50,000円が贈呈された。受賞理由として「現代のニーズに合った着眼点とそれをきちんと製品に落とし込んでいる」「メーカーに商品化をプレゼンできる内容に仕上がってる」といった点があげられた。

今回が初開催となった「THE 楽器 DE SHOW!?」だが、どの作品もユニークで完成度が高く、楽器の持つ可能性が無限に広がっていることが実感できるコンテストだった。第二回の開催も期待したい。

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SONIC ACARDEMY FES 2016http://fes.sonicacademy.jp/2016/

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