女性を口説くならここに行け! 野菜が美味しいヘルシー中華のお店【福岡・港】

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食べ物で女性を口説けるものなのか?

口説かれたい女性募集中。こんにちは、メシ通レポーターの桂です。

『メシ通』のレポーターとしてこれまで何件も取材をしてきましたが、いつも飲んで食ってばかり。色気のかけらもない男メシばかりじゃないかと、ちょっと反省しています。

たまには女性を口説けるお店を取材してみよう、そう思いたったはいいもの、世の女性はどういうお店なら気に入ってくれるのだろうか……。

「女性は美味しいものを少しずつお腹いっぱい食べたい、しかもヘルシーなものならベスト」というネットの書き込みを信じ、少しずつ=中華、ヘルシー=野菜と、わが知能を駆使して導き出した結論をベースに野菜が抜群においしい中華料理店と評判の

「CHINNING BOOTH」(チャイニング ブース)に行ってみることにしました。

念のためお断りしておきますが、口説く対象の女性は募集中なので今回は一人で訪問です。大事なことなので2回言いました。

今熱い港2丁目! 新しいお店が次々にオープン

お店の場所は中央区港2丁目。ここ数年周辺の整備も進み、天神や赤坂から近いということもあり斬新なコンセプトのお店が次々に誕生している今注目のエリアです。

行き方ですが、市営地下鉄大濠公園駅を出て昭和通りを大濠公園とは反対側(北側)へ。

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ビジネスホテルのアーチが目印です。この道をまっすぐ進むと銀行が見えてきます。

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その交差点もさらにまっすぐ進んでしばらく行くと、西鉄バス「港銀座通り」停留所があります。

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そのバス停の前にあるお弁当屋さんの角を曲がるとすぐにお店が目に入ります。

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店内はおしゃれな間接照明とスポットライトに照らされたテーブル席を中心に構成されており、テーブル同士の間隔も広いのでゆっくりと食事を楽しむことができそうですね。

アルコール類も充実しており、心地よく酔えそうな雰囲気。

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そして何といってもこのお店の自慢は野菜!

店内には産地直送の色鮮やかな野菜が並べられ、このお店のこだわりを感じさせます。

ピーマン、ナス、ゴーヤ、キュウリなど、この日は15種類の野菜が並べられていました。どれもおいしそう!

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安全安心な無農薬野菜を実家から直送

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▲オーナーシェフの猪迫賢貴さん。とても気さくな方で、今回いろんなお話しを聞けました

怒涛の野菜推しの理由をオーナーシェフの猪迫賢貴さんにおうかがいしました。

ー野菜は実家で採れたものですか?

そうです、このお店で使用しているほとんどの野菜は大分県中津市にある実家の農園で収穫したものです。無農薬栽培なので安心して召し上がっていただけますよ。

ー野菜にこだわる理由は何でしょうか?

自家農園だからこそ出せる市販の野菜にはない甘味だったり味の深さだったりというのをお客さんに味わっていただきたいということ、そして中華料理は油っこくてギトギトしている料理だと言うイメージを覆したいということですね。

ーずっと中華の道を歩んでこられたんですか?

20歳の時から東京のホテルで中華料理人として修行していました。このお店は昨年7月にオープンしたばかりです。

ーなるほど。となるとその野菜目当てに来るお客さんもいらっしゃるんでしょうか?

はい。場所柄お子さん連れのお客さんもお見えになりますが、子どもの嫌いな食べ物ナンバーワンと言われているピーマンも、ウチのピーマンなら甘くてシャキシャキしているので残さずに食べられると言ってくださいます。

自慢の野菜たっぷりヘルシー中華を堪能!

では、今日はオーナーシェフおすすめのメニューをいただくとします。

おすすめ料理は以下の4品。 博多一番鶏のボイルチキン 四川風麻辣ソース(800円) リンゴ酢の酢豚(800円) 豊後牛の炒め サンバルソース(1,600円) 壺入り汁ビーフン(700円)

まずはボイルチキンからいただくことにします。

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▲博多一番鶏のボイルチキン 四川風麻辣ソース(800円)

見てくださいこの鮮やかな色彩!

見た目からして美味しそうですよね。早速食べてみます。

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あ、意外とあっさりしてる。ソースが思ったより辛くなくて、その分辛さが後を引かない美味さです。

そして野菜。

うわ、なにこの甘み! ピーマンもキュウリも甘い!!

ピーマンってこんな味だっけ? いや違うぞ。これ、ピーマン特有の匂いと苦みが全くない!

これは惚れますわ……。

そしてキュウリ。もしかしたらキュウリをおかずにしてご飯3杯いけるっちゃない? と思うくらい美味さが詰まっています。

次に酢豚が到着。

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▲中華鍋で豪快に調理するシェフ。かっこいいっす

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▲リンゴ酢の酢豚(800円)

え?

これが酢豚……?

酢豚っていうとあれでしょ、ほら、パイナップル論争が起きるやつ。

俺は入っていてもいい派だけど、そんなことはどうでもよくってこの酢豚、世間一般の酢豚のイメージとちょっと違いますよね。炒めているのは肉だけで、野菜は生のまま。

理由をオーナーシェフに聞いたところ、

”普通の酢豚だと使える野菜が限られているじゃないですか。玉ねぎとかニンジン・ピーマンとあと少し何かってところですが、それだとたくさんの種類の野菜を味わえないので、ウチは野菜を一緒に炒めずに生で出すようにしています。”

とのこと。

なるほど、確かに数えてみるとこの酢豚には12種類の野菜が使われています。シェフのこだわりをうかがい知ることができますね。

味もリンゴ酢を使っているせいかかなりマイルドです。野菜も新鮮さを感じさせるシャキシャキ感でおいしく、全体的にやさしい味わい。胃がそのやさしさを感じてニヤニヤしているのがわかります。

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▲豊後牛の炒め サンバルソース(1,600円)

そして次に牛肉料理です。一般的にサンバルソースというのはトマトやニンニクやナンプラーを使ったインドネシアとかでよく使われているソースですが、このお店はエビミソやマコモダケも使っているオリジナルソースで、クセの無い上品な味わいです。

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ソースを全体にからめて野菜と一緒にパクッと。

おおおお!

豊後牛柔らかい! そしてソースが美味しい! 野菜も味が深い!

思わず小躍りしたくなるような美味しさです。というか胃は既に至福の舞を踊っています。ラララ~。

ソースも絶品。ほら、フランス料理とかでよくあるじゃないですか、皿に残ったソースをパンにつけて食べるってやつ。中華料理でそれをやりたくなったのは初めてです。いやむしろ皿を直接舐めたいくらい。さすがに下品なのでやりませんが……。

そして最後の一品。

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▲壺入り汁ビーフン (700円)

鶏ガラスープで煮込んだ野菜とビーフンが見事にマッチした料理です。これは二日酔いの次の日とかに食べたくなりますね。荒れまくった胃と肝臓をいやしてくれそうです。

野菜の味がスープに溶け込んでいて、一口飲んだだけで幸せな気分になります。人間って、美味しい物を食べると自然に笑顔になるんですよね。このスープ飲んだ途端声が出るほど笑ってしまいました。だって美味しいんだもん(笑)

今日は計4品をいただきましたが、味はどれもしっかり中華しているのですが、胃もたれや胸やけ感が全くなく、且つお腹もいっぱいになるというやさしいお店です。

また、これ以外にも野菜をふんだんに使ったメニューがたくさんあるようです。

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コースも2,800円(ワンドリンク付き)からとリーズナブルなので、デートにはピッタリではないでしょうか?

全体的に野菜の色どりも盛り付けもとにかく美しくて、食べる前に見とれること間違いなし。

ヘルシーで女性受けもよさそうですよ!

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ん?

手前のその茶色の液体は何だって?

いや、ほら、これがあると写真が映えるからその……(ゴニョゴニョ)

と、とにかく、美味しい中華料理を食べながら気になる女性と野菜のおいしさに一緒になって驚き、感心し、シェフの気さくな人柄に触れ、素敵な時間を共有できるお店であることは間違いありません。

天神や赤坂あたりの雑踏を避け、ゆっくりと2人だけの時間を楽しむにはこれ以上ないロケーションです。

みなさんに素敵なパートナーとの出会いがありますように。

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お店情報

CHINNING BOOTH(チャイニング ブース)

住所:福岡県福岡市中央区港2-10-3 第2土肥ビル

電話番号:092-753-6290

営業時間:ランチ11:30~15:00(LO 14:30)、ディナー18:00~23:00(LO 22:30)

定休日:水曜日

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:桂浩一

桂浩一

1968年生まれ。福岡出身。東京で就職するも福岡の味が忘れられず、何のあてもあなく退職してUターン。 現在フリーライターとして活動中。メシと酒とホークスをこよなく愛する自由人。 一応、人事組織コンサルタントみたいなこともやっているが本業は食べ歩きと思っている。

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