「営業でしょ?」「違います!」…紛らわしいセールス電話にご用心

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「営業でしょ?」「違います!」…紛らわしいセールス電話にご用心

忙しいときに限ってかかってくる、じつに迷惑なセールス電話。すぐにそれと分かれば「お断りします!」でコトは済む。しかし、近年はセールスと分かりづらく、電話を切るに切れない状況に追い込む、新手のタイプが登場しているようだ。詐欺まがい……とまでは言わないが、いやらしく巧妙化する営業電話の最新事例をまとめてみた。

確信犯? 紛らわしいセールス電話の被害事例

筆者自身、会社や自宅にかかってくる営業電話にはへきえきとしているが、特に最近はセールスであることを悟らせず、確信犯的に「誤解」を与えるようなアプローチで攻めてくるケースが増えた印象だ。現に、ネットやSNSで「営業電話」などと検索してみると、怒りの声がわんさか出てくる。特に“被害”が多い3つのタイプに分類し、紹介しよう。

【パターン1】アヤシイものではありません「知り合い装い型」

会社の上役や家長に取り次がせるため、あたかも面識があるかのように装うケース。やたらとなれなれしかったり、いかにも以前から取引があるような口ぶりだったり、揚げ句には「同じ町内に住む○○です」などと“ご近所さん”を名乗って油断を誘うパターンまであるようだ。

●「最近の営業電話は社長と取引があるようになれなれしく話してくる」

●「営業電話、知り合いでもないのに“知り合いです”と言い放ったので、カッチーン。全部裏取って上司に連絡してやった」

●「“サーバーの件で、担当の○○様いらっしゃいますか?”みたいな言い方で、一度も取引がないのにいかにも“取引先です、関係者です、アポとってあります”と営業電話してくる会社はすべて倒産してほしい」

●「新規営業電話で“お世話になっております”って何だ? 営業手法なのは分かるけど、迷惑だから初めましてって言ってほしい」

【パターン2】当然、契約しますよね?「“強制加入”ひっかけ型」

光ブロードバンドサービスの営業などでよくみられるのが、まるで契約が義務であるかのように誤認させるパターン。実際には新規サービスの勧誘にもかかわらず、「今ご利用の回線の環境が変更になりました」などと紛らわしい言い回しで「営業」であることをカモフラージュしつつ契約を迫ってくる。なかには、あたかも「地域から委託された公的機関」であるかのような物言いをしてくるケースも。

●「インターネット接続関連の営業電話にへきえき。 “2月から大幅に変わりまして、ご利用いただくにあたり大変重要なご連絡となります”など、さも聴かないと使えなくなるような『脅しトーク』だ。顧客をバカにしている」

●「“お客様の地域にも光ファイバーインターネットがご利用できるようになりましたので、 順番に地域を回ってご説明いたしております、○○代理店の者です”。 最近いろんな業者からかかってきて、しつこいし、必ず紛らわしい言い方をしてくる。なかにはその地域が光になるので今までの電話やADSLは使えなくなると言う悪徳業者もいるそうです」

【パターン3】営業じゃないです、説明です!「良心つけこみ型」

「営業ですか?」と聞いても、頑として認めないケース。切るに切れない状況で、のらりくらりとセールストークを続け、根負けを誘ってくる。明らかな営業電話と分かっていてもガチャ切りできない“良い人”につけこみ、長々と説明することで断りづらい雰囲気にさせる。

●「今さっきあった電話 俺『えっと……もしかしてそれ営業電話ですか?』 男『いえ、違います』 (……話を聞く……) 俺『今めっちゃ忙しいんですけど、それ営業電話ですよね?』 男『いえ、違います』 (……話を聞く……) 男『というご提案なんですが如何でしょうか?』 これ鬼ギレしてもいいよね?」

●「おかんのところに光ファイバーをすすめる営業電話がしょっちゅうかかってくるから『営業はお断りしてます』って言っても『営業じゃないです』って言い張ってくるらしい。お年寄りはだまされそうよね……」

●「営業ですか?と確認するも、『説明です』。揚げ句の果てには『厚生労働省推薦です』って。え? 厚生労働省のほうから指示があってこの電話をしているのですか? 営業電話でしょ? 『いや、説明です』。そうですか、じゃあ、厚生労働省に電話で聞いてみます。『そんな指示、推薦は厚生労働省からしていません』(厚労省)」

もしかしたら、勧めているもの自体は本当に素晴らしいのかもしれない。しかし、こうした正攻法とは言い難い営業を仕掛けてくる時点で、もはや1ミリたりとも話を聞く気にはなれない。そのスレスレの営業手法は、取り扱う商品やサービスの価値をも自らおとしめていると、個人的には思うのだが……。ともあれ、こうした紛らわしい営業電話には、くれぐれもご注意を。
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