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「ママ、きらいにならないで…」普通じゃないかも、と欠点ばかり見ていた娘に気づかされた大切なこと

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おりこうにしたいのにできなくてごめんなさい。

ママ、きらいにならないで…

娘に気づかされた大切なこと

私には4歳の娘がいます。

いつも元気で、好奇心旺盛、とても明るくて優しく、誰とでもすぐ仲良くなれるという得意技をもったニコニコ笑顔のかわいいおてんば娘。

私の宝物です!!

今は娘の事をこうやって自信を持って紹介することが出来ます。

でも少し前までの私だったら…

いつもワガママで、すぐ騒ぎ、泣き、目を離すといなくなり、空気が読めなくて喋り出すと止まらない。大人しくできない。私を困らせ、疲れさせ、怒らせる天才です!!

…と紹介していたかもしれません。

私には正直、娘をかわいいとか、愛しいとか、思ってあげれない時期がありました。

「言う事聞きなさい!」「いいかげんにして!」「もう知らない!」娘に対してきつく当たる事が増え、どう接したらいいか悩み、沢山育児本を見たりネットで検索したりしました。

『うちの子は普通じゃないのかも…』

そう思ってしまう自分を毎日責めては娘の寝顔を見ながら泣く日々が続きました。

「子供はみんなそんなもんだよ、まだ小さいんだし、この子の個性を大事にしようよ」夫をはじめ、まわりの人からのアドバイスも全く耳に入らない位育児に疲れ果てていました。

そんな日々の中、私は倒れてしまいました。

脳の病気が発覚し、入院することに。

病院のベッドの上で病名を聞いた時のショックより『あぁ、これでしばらく娘を怒らなくていいな…』と安心しました。

病気になったのも子供を大事にしてないバチが当たったのかも…と考えました。

一時退院で家に戻り、久しぶりに娘に会いました。

娘は相変わらずマイペースで好き放題に走り回って遊んでいましたが私を見つけるとしゃがみこんで膝を抱え、泣き出しました。

てっきり体当たりしてきていつものようにお喋りを始めると思っていたので、びっくりして

「どうしたの?なんで泣いてるの?」と駆け寄ると

しばらく大泣きしていた娘が袖口で涙をぬぐいながら私の顔をみつめてこう言いました。

「おりこうにしたいのにできなくてごめんなさい!

ママきらいにならないで!どこにもいかないで!」

その言葉に涙が止まらず、悩み、苦しんでいたのは私だけではなかった事に気づかされ、深く反省しました。

泣き続ける娘を強く抱きしめて

「ごめんね、いっぱい怒ってばっかりのママでごめんね!

大好きだよ!」

と何度も言いました。

夫から私の入院中、娘は自分のせいでママがいなくなったと話していた事、寂しいはずなのに明るく振る舞って、毎晩布団の中で泣きながら寝ていた事を知らされました。

…このままではいけない。

そう思い、すぐに保育園の先生や保健士さんに相談し、発達外来の受診を決心しました。

受診の際、娘の良いところ、悪いところ(困っているところ)を紙に書いてまとめてみました。その時は悪いところの方がスラスラ書けました。

発達外来にはじめて行った時、とても不安で緊張していた私に先生や看護師さん、心理士さんから

「お母さん、よく来てくれたね。娘さんの代わりに言うね、

本当にありがとう!今までよく頑張ったね、

これからは一緒に頑張っていこうね!大丈夫、大丈夫!」

と言ってもらい、肩の力がスーッと抜け、とても気持ちが軽くなりました。

色々と検査をして、『注意欠陥多動性障害の疑い』である事が分かり、療育を開始する事になりました。

担当の先生たちもとても親切で優しく、娘の笑顔をたくさん引き出して伸ばしてくれ、今では通うのが親子の楽しみになっています。

私も今までできなかった

『褒める、抱きしめる、悪いところより良いところを探す』

『怒る前に深呼吸をする』

『よそはよそ、うちはうち』

と心がけるようになりました。

娘も成長と共に毎日できる事が増え、体も心もずいぶん大きくなりました。

「ママ、おくすりのんだ?」

「びょーいんいった?」

「おてつだいするからやすんでなよ」

今では私の体を気遣ってくれるしっかり者です。

あの時、娘の言葉がなかったら今頃私たち親子はどうなっていたんだろう…。

娘のおかげで私は一歩前に踏み出す勇気が持てました。

そして少し余裕を持って育児を楽しんで一緒に成長する事ができています。

まだ娘は4歳。そしてママも4歳。のびしろはたくさんあります!!

1日1日を楽しんで、娘がくれるニコニコ笑顔を大切に守っていきたいと思います。

さて、

「ママもニコニコがいちばんだよね~!!」

と言いながら悪さをする娘のごはん作ります(笑)

著者:hugriku

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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